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こんにちは、編集長のカワウソです!
「検索エンジンって何?」と悩んでいませんか?
「検索エンジン」はホームページを作っていると、よく見かける言葉の一つです。
ホームぺージの集客に関わる用語なので、ぜひこの機会に知っておきましょう。
そこで今回は、ホームぺージ初心者の方向けに、検索エンジンの基礎知識を解説します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- 初めて企業ホームページを作る人
- ホームページに集客したい人
- 検索エンジンの種類やシェアを知りたい人
この記事を読めば、検索エンジンの仕組みも分かり、自社のホームぺージに集客するうえで、役に立ちますよ。
それではどうぞ!
検索エンジンとは
検索エンジンとは、ユーザーが検索したキーワードに対して、関連性の高い情報を提供するシステムのことです。
具体的には、ユーザーがキーワードを入力すると、検索エンジンがそのキーワードに関連する情報を持つWebページをデータベースから探し出し、関連性や品質に基づいてランキング順に結果を提示します。
検索エンジンの種類とシェア(日本/世界)
検索エンジンには、いくつか種類があります。
日本だと「Google(グーグル)」「Yahoo!(ヤフー)」「Bing(ビング)」の3つさえ知っておけば、事足りるでしょう。
なぜなら、この3つの検索エンジンが、ほかと比べて高いシェアを獲得しているためです。
順位
|
検索エンジン
|
日本
|
1
|
77.99%
|
|
2
|
Yahoo!
|
12.55%
|
3
|
Being
|
8.10%
|
4
|
DuckDuckGo
|
0.31%
|
5
|
YANDEX
|
0.31%
|
6
|
CocCoc
|
0.25%
|
(参考:Statcounter GlobalStates 「Search Engine Market Share in Japan – January 2024」)
また、ここで押さえておきたいポイントは、「Google」が圧倒的シェアを獲得していること。それは世界の検索エンジンシェアを見ると、より顕著です。
順位
|
検索エンジン
|
世界
|
1
|
Google
|
91.47%
|
2
|
Being
|
3.42%
|
3
|
YANDEX
|
1.78%
|
4
|
Yahoo!
|
1.10%
|
5
|
Baidu
|
0.83%
|
6
|
DuckDuckGo
|
0.54%
|
(参考:Statcounter GlobalStates 「Search Engine Market Share Worldwide – January 2024」)
それでは、日本でシェアが高い検索エンジン3つの特徴を見ていきましょう。
Google(グーグル)
▲出典:Google
Googleは、同社が提供する検索エンジンです。
テキストはもちろん、音声や画像による検索にも対応しています。
また、Googleは「自然言語処理(人が書いたり話したりする言葉をコンピュータで処理すること)」に関する技術力が高いです。
たとえば、「明日の天気予報は?」や「為替レート ドル円は今いくら?」など、ユーザーの質問や会話形式の検索キーワードに対しても、より正確な結果を返す能力を持っていますよ。
つまり、ユーザーが自然な言葉で情報を探せるようになっているのです。
さらに、近年では「生成AIによる検索体験(SGE)」の提供を始めました。
これはキーワード(質問)に対する回答を、AIが検索結果の画面上に出す仕組みです。
▲出典:Google Japan Blog「生成 AI による検索体験 (SGE) のご紹介」
これらのように、Googleの検索エンジンは時代とともに、目まぐるしい進化を遂げています。
Yahoo!(ヤフー)
▲出典:Yahoo! JAPAN
Yahoo!は検索エンジンだけでなく、ニュース、天気、スポーツ、金融情報など多岐にわたるコンテンツを提供する、ポータルサイトとしての側面を持っています。
インターネット上の多様な情報やサービスを一箇所に集約し、ユーザーが必要とする情報へ簡単にアクセスできるように設計されたWebサイトのことを指します。代表的なものに、「Yahoo! JAPAN」「goo」「livedoor」などがあります。
これにより、ユーザーはYahoo!のみで、さまざまな情報を取得することが可能です。
なお、2024年2月現在、Yahoo!はGoogleの検索エンジンを利用しています。
(参考:LINEヤフー株式会社「Yahoo! JAPANの検索サービスにおけるグーグルの検索エンジンと検索連動型広告配信システムの採用、ならびにYahoo! JAPANからグーグルへのデータ提供について」)
そのため、検索結果に表示されるWebページのラインナップは、Googleと似ていることが多いです。
Yahoo!とGoogleの検索エンジンに関する契約は、2025年3月に切れることから、今後の動向に注目が集まっています。
Bing(ビイング)
▲出典:Bing
Bingは、Microsoft社が提供する検索エンジンです。
テキスト、画像、音声による検索に対応しているのはもちろん、「Copilot(コパイロット)」というAIチャットツールを利用できます。
また、同社の製品『Microsoft Office(マイクロソフト オフィス)』と連携しているのも特徴の一つです。
たとえば、『Excel(エクセル)』で入力されたテキストを「右クリック > スマート検索」することにより、その言葉の意味を同ソフト内で調べられますよ。
そのほか、Bingは「Microsoft Rewards」の対象であり、検索するごとにポイントが貯まります。貯めたポイントは、ギフトカードに引き換えたり、寄付に使ったりすることが可能です。
検索エンジンとブラウザの違い
検索エンジンとよく混合されるものに、「ブラウザ」があります。
検索エンジンとブラウザの違いは、次のとおりです。
|
ブラウザ
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検索エンジン
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概要
|
パソコンやスマートフォンで、インターネットを閲覧するためのアプリケーション(ソフトウェア)
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ユーザーが検索したキーワードに対して、関連性の高い情報を提供するシステム
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利用方法
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|
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利用用途
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|
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種類
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|
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カワウソ
「ブラウザのなかで、検索エンジンを使用する」と考えれば、分かりやすいでしょう。
たとえば、「Google Chrome(グーグル クローム)」には、デフォルトの検索エンジンとして、Googleが設定されていますよ。
一方、「Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)」のデフォルトの検索エンジンは、Bingです。
なお、どのブラウザを使っても、検索エンジンを切り替えられます。
「どのブラウザを使えばよいか分からない……」という方は、2024年1月現在、ブラウザのシェアで1位を獲得しているGoogle Chromeをおすすめします。
(参考:Statcounter GlobalStates 「Browser Market Share Worldwide – January 2024」)
検索エンジン(Google)の仕組み
ここからは、トップシェアを獲得しているGoogleの検索エンジン(以下Google)の仕組みを解説します。
Googleの仕組みを理解するには、以下の3つを知っておくとよいです。
簡単に言うと、Googleはインターネット上から収集(クロール)した情報を、検索データベース(インデックス)に登録したのち、順位付け(ランキング)したうえで検索結果に表示しているのです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
クロール(情報の収集)
まず、Googleは「クローラー」という巡回ロボット(ソフトウェア)を使って、インターネット上の情報を収集します。
この情報の収集作業のことを「クロール」と言います。
クロールの目的は、Googleがインターネット上にどんな情報があるかを把握することです。
インターネット上の情報は、常に変化しています。
そのため、Googleは定期的にクロールすることで、まだ取得していなかったり、更新されていたりする情報を見つけているのです。
なお、IDやパスワード入力などでログインが必要なページは、クローラーがアクセスできないため、クロールできません。
検索結果に表示されることはないので、覚えておきましょう。
インデックス登録(情報の格納)
次に、Googleはクロールで収集した情報を、「インデックス」という検索データベースに格納します。
すぐに取り出せるように、整理して保存されたデータの集まりのこと。
ページがインデックス登録されるときは、以下のような情報も一緒に格納されます。
- ページの言語
- コンテンツの配信元の国
- ページの使いやすさ
これらは、Googleが検索結果に表示するときに、より関連性の高いページを表示するために、使用されますよ。
なお、すべての情報がインデックス登録されるわけではありません。
以下のようなページは、インデックス登録されないおそれがあるので、注意しましょう。
(引用:Google 検索セントラル「Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について」)
- ページのコンテンツの品質が低い
- Robots meta ルールによってインデックス登録が禁止されている
- ウェブサイトのデザインが原因でインデックス登録が困難になっている
検索結果に表示したくないページがある場合に、この「Robots meta ルールによってインデックス登録が禁止されている」ルールを利用することがあります。
詳しくは、以下を参考にしてください。
(参考:Google 検索セントラル「noindex を使用してコンテンツをインデックスから除外する」)
ランキング(検索結果の順位付け)
三つ目は、ランキング(検索結果の順位付け)です。
Googleは独自のランキングシステムによって、検索結果を順位付けして表示しています。
これにより、関連性の高い情報が検索結果にすぐに表示されるようになっていますよ。
以下は、Googleのランキングシステムの例です。
システム
|
概要
|
BERT
|
単語の組み合わせによる意味や意図をAIが理解する
|
重複除去
システム |
似通ったページが複数あった場合、有益性の低いものは削除する
|
フレッシュネス
システム |
鮮度が求められる情報については、その高さを評価する
|
リンク分析システム
とPageRank |
ページ間のリンクをもとに、有益な情報がどれかを判断する
|
ローカル ニュース
システム |
関連性の高い地域のニュース情報を特定して表示する
|
レビュー システム
|
独自の分析や調査結果、専門家が書いたコンテンツなどを高く評価する
|
サイト多様性
システム |
1つのホームぺージが検索結果の上位を独占(複数表示)しないようにする
|
(参考:Google 検索セントラル「Google 検索ランキング システムのご紹介」)
なお、検索結果はこれらのランキングシステムによって導き出されますが、ユーザーによって異なります。
以下、検索結果に影響を与えるユーザー情報の例です。
- 国や所在地
- 言語
- デバイス
- 検索履歴
このように、さまざまな仕組みをもとに、検索結果の表示が決まっていることを理解しておきましょう。
検索結果で上位表示を狙う方法
検索結果で上位表示できれば、自社のホームぺージの露出が増えるため、ユーザーを集客できるようになります。
検索結果で上位表示を狙う方法としては、主に以下の2つです。
それぞれ詳しく解説します。
リスティング広告(検索連動型広告)
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに対して、検索結果に掲載される広告のことです。「検索連動型広告」とも呼ばれています。
検索結果の上下に掲載されるのが特徴です。
URLの前に「スポンサー」と表記されていることにより、リスティング広告だと判断できます。
このあとに解説するSEOと違い、すぐに検索結果に表示することが可能です。
しかし、オークション形式の広告であり、人気のキーワードは価格が高騰します。
自社のホームページを検索結果に表示できても、費用対効果が見合わないおそれがあるでしょう。
リスティング広告については、以下の記事で解説しているので、気になる方は参考にしてください。
SEO(検索エンジン最適化)
SEOは「Search Engine Optimization」の略で、日本語だと「検索エンジン最適化」と訳されます。
分かりやすく言うと、検索エンジンの検索結果で、自社のホームページが上位に表示されるように対策することです。
SEOの対象は、検索結果の広告枠以外の部分で、「オーガニック検索(自然検索)」と呼ばれています。
SEOはリスティング広告のように、ユーザーにクリックされても費用が発生しません。
多くのユーザーを集客しても、その数に応じて費用が増すこともないのです。
しかし、SEOで検索結果の上位に表示するには時間がかかります。
とくに知名度がまだない創業期の企業では、上位表示するのに最低でも2ヶ月〜3ヶ月、遅ければ6ヶ月〜1年はかかるでしょう。
また、SEOに注力したからと言って、必ずしも上位表示されるわけではありません。
さらには、検索エンジンのアップデートにより、順位が落ちてしまうおそれもあります。
SEOについては、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
オーガニック検索順位の確認方法
検索順位と言うと、一般的にはSEOの対象である「オーガニック検索」を指します。
カワウソ
リスティング広告も以前は、広告の掲載順位を確認できましたが、現在はその指標がなくなりました。
そのため、ここではオーガニック検索の順位を確認する方法として、以下の3つを紹介します。
- Google Search Console(無料)
- GRC(無料&有料:インストール型)
- Ahrefs(有料:クラウド型)
Google Search Console(無料)
『Google Search Console(グーグル サーチ コンソール)』は、Google検索におけるホームページの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つ無料サービス。
サードパーティーの検索順位チェックツールとは異なり、検索エンジンであるGoogleが提供していることもあり、信頼できるデータです。
ただし、キーワードごとの順位を一覧表示することはできません。
複数のキーワードを対策している場合は、順位の確認に時間を要するでしょう。
なお、検索順位の確認以外にも、さまざまなことができます。
項目
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できること
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検索パフォーマンス
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平均検索順位、表示回数、クリック数、クリック率、検索クエリ(語句)などの確認
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インデックス登録
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サイトマップファイルの送信、インデックス登録状況の把握(エラーに対する理由の確認)、インデックス対象から外したいページの削除申請など
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エクスペリエンス
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ページエクスペリエンス(ウェブに関する主な指標やHTTPS)の確認
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セキュリティと
手動による対策 |
Googleからペナルティを受けていないか、セキュリティに問題がないかの確認
|
リンク
|
内部リンクと外部リンクの確認
|
設定
|
ユーザーの追加(権限付与)やホームページアドレス変更時のGoogleへの通知など
|
SEOに注力する場合は、必須とも言えるツールなので、ぜひ活用してみてください。
詳しくは、以下の記事で解説しています。
GRC(無料&有料:インストール型)
▲出典:GRC
『GRC』は、有料の検索順位チェックツールで、パソコンにインストールして使います。
キーワードごとの順位が一覧で確認できるだけでなく、どのページ(URL)が検索結果に表示されているのか分かりますよ。
なお、無料でも使えますが、キーワードを10個までしか登録できません。
登録キーワード数を増やしたい場合は、有料ライセンスを購入しましょう。
なお、モバイルの検索順位を確認するためには、別ソフトの『GRCモバイル』をインストールする必要があるので、注意してください。
Ahrefs(有料:クラウド型)
▲出典:Ahrefs
『Ahrefs(エイチレフス)』は、有料の検索順位チェックツールです。
クラウド型のため、デバイスにソフトをインストールする必要がなく、ブラウザ上で順位を確認できます。
また、『Ahrefs(エイチレフス)』なら、競合が上位表示しているオーガニックキーワードを調べることが可能です。
自社のSEOキーワードを見つける手段としても有効なので、予算がある場合は導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事では、検索エンジンの種類やシェアはもちろん、仕組みについても解説しました。
- 検索エンジンは、ユーザーが検索したキーワードに対して、関連性の高い情報を提供する
- 検索エンジンのシェアは、Googleが圧倒的に高い
- クロール、インデックス登録、ランキングなど検索エンジンの仕組みを理解しておく
- 検索結果で上位表示を狙うには、リスティング広告とSEOがある
- オーガニック検索の順位を確認するには、無料のGoogle Search Consoleがおすすめ
検索エンジンの理解が深まったら、次はリスティング広告やSEOについて、注目してみてください。
それでは、素敵なホームページの完成を願っております。
以上、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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