【2024年4月11日更新】参考事例として紹介していたエックスサーバー株式会社のホームページがリニューアルしたので、キャプチャを更新しました。
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こんにちは、編集長のカワウソです!
「コーポレートサイトを作りたいけれど、具体的にどんな情報を載せたらよいのだろう……」とお困りではありませんか?
コーポレートサイトは、「会社の顔」とも言うべき重要な存在です。
この記事では、コーポレートサイトの目的や役割などを、初心者の方向けに分かりやすく解説します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- 初めてコーポレートサイトを作る人
- コーポレートサイトのメリットを知りたい人
- コーポレートサイトに掲載する内容を知りたい人
この記事を読めば、コーポレートサイトへの理解が深まるだけでなく、必ず載せておくべき情報も分かります。
コーポレートサイトのデザインで意識するべきことも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
それではどうぞ!
コーポレートサイトとは何か?
コーポレートサイトとは、自社の公式情報を公開するためのホームページのことです。
創業期の会社にとって、コーポレートサイトはインターネット上の「名刺」になります。
コーポレートサイトの目的と役割について、詳しく見ていきましょう。
コーポレートサイトの目的と役割
コーポレートサイトの目的は「会社のことを知ってもらう」ことです。
会社を設立したのち、さまざまな人と関わりを持っていくうえで、まず相手に自社のことを知ってもらう必要があります。
逆の立場になって考えてみましょう。よく分からない会社とは取引しづらいですよね。
ビジネスだと通常、お互いを知るために、まずは名刺交換から始めるのが基本。
この「名刺」がコーポレートサイトの役割です。
コーポレートサイトがあれば、自社が伝えたい情報を多くの人に伝えられます。
コーポレートサイトを閲覧するユーザー
コーポレートサイトには、ステークホルダーと呼ばれる自社と関係性のあるすべての人が訪れます。
- 顧客
- 取引先
- 求職者
- 投資家
- 従業員
- マスコミ
そのため、コーポレートサイトには、ステークホルダーが求める情報の掲載が必要です。
具体的な記載内容については、のちほど詳しく解説します。
他のホームぺージとコーポレートサイトの違い
コーポレートサイトは、さまざまあるホームページの種類の一つです。
目的によって、作るホームぺージの種類は異なります。
代表的なホームページの種類と目的は、以下のとおりです。
ホームページの種類 | 目的 |
コーポレートサイト |
|
ブランドサイト |
|
サービスサイト |
|
ECサイト |
|
リクルートサイト |
|
詳しくは以下の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
創業期であればコーポレートサイトから作るのがおすすめ
「複数のホームページを作りたい」と思う方も多いでしょう。
しかし、創業期であれば、まずは一つに絞って、コーポレートサイトの制作に集中してください。
一度に複数のホームぺージを作ってしまうと、費用や時間がかかってしまいます。
予算や目的がある場合のみ、費用対効果に応じて、他のホームぺージ制作も検討しましょう。
以下の記事で、詳しく解説しています。
コーポレートサイトの3つのメリット
コーポレートサイトを持つことには、さまざまなメリットがあります。
代表的なコーポレートサイトのメリットは、以下の3つです。
申請手続きに役立つ
コーポレートサイトは、各種申請手続きのときに「資料」として役立つことがあります。
コーポレートサイトがあれば、第三者が自社の事業内容や事業実態の有無を確認しやすいのです。
実際に、法人口座の開設や資金調達などを行うときに、事業計画書とは別にコーポレートサイトのURLを銀行に求められる場合もあります。
スムーズに手続きを進めるためにも、コーポレートサイトを作っておきましょう。
取引先との関係性を構築しやすい
取引先との関係性を構築するには、まず相手に自社の事業を正しく知ってもらうことが重要です。
コーポレートサイトがあれば、商談前に予備知識として、相手に自社の情報を提供できます。
相手の立場になって考えてみましょう。
もし、商談相手がホームぺージを開設しておらず、事前に予備知識を得られなければ、「この会社は大丈夫だろうか?」と不安に思ってしまいますよね。
予備知識を得たうえで商談に挑めるかどうかで、お互いの印象は大きく変わります。
商談相手に不信感を抱かせないためにも、コーポレートサイトは作っておいたほうがよいのです。
公式情報を不足なく届けられる
近年、SNSを活用する会社が増えました。
とはいえ、SNSを運用する会社のほとんどは、コーポレートサイトを持っています。
コーポレートサイトは、いわばWeb上のホームポジション的な存在です。
SNSは最新情報の発信には向いているものの、情報が短時間で流れてしまうのが難点。
その反面、コーポレートサイトなら必要な情報を常に掲載しておくことが可能です。
つまり、コーポレートサイトがあれば、会社の公式情報を不足なく提供できます。
また、ユーザーとしても、いつでも好きなときに欲しい情報を取得できるでしょう。
コーポレートサイトに掲載する情報
ここでは、コーポレートサイトに掲載しておくべき情報を解説します。
イメージがつきやすいように、弊社エックスサーバー株式会社のコーポレートサイトを一例として記載しました。
よろしければ参考にしてみてください。
創業期に必要な情報
創業期のコーポレートサイトに、掲載しておくべき情報を項目別に解説します。
会社概要
「会社概要」は、必ず掲載しておくべき会社の基本情報です。
会社概要の内容に漏れがあると、ユーザーに不安を抱かせてしまいます。
会社の基本情報を不足なく、見やすい形式で掲載しましょう。
なお、エックスサーバー株式会社では、以下の情報を掲載しています。
- 社名
- 設立
- 所在地
- 電話番号
- 代表取締役
- 主な事業内容
- 資本金
- 主要取引銀行
企業理念
「企業理念」は、経営方針や目標など、会社が「何を目指して事業を行っているか」を伝えるものです。
会社の価値観や考え方をはっきり伝えるためにも、必ず掲載しておきましょう。
なお、エックスサーバー株式会社の企業理念は、「日本のインターネットの未来を支える」です。
企業目標として、「最高を提供する」を掲げています。
事業内容やサービス概要
ユーザーが自社のコーポレートサイトを訪問したとき、「事業内容」や「サービス概要」をチェックします。
事業内容やサービス概要は、ユーザーに「興味を持ってもらえるか」を左右する重要な情報でもあるため、必ず掲載しましょう。
ただし、コーポレートサイトに掲載するのはあくまでも概要のみ。
サービスを申し込んでもらう目的があるなら、別途「サービスサイト」を作ってください。
コーポレートサイトで概要を把握してもらい、詳細はサービスサイトへ誘導するとよいでしょう。
取扱商品
商品を販売しているなら、「取扱商品」も掲載します。
どんな商品を売っているのかをユーザーにアピールしましょう。
とはいえ、コーポレートサイトには「カート機能」がありません。
こちらもコーポレートサイトには取扱商品の概要だけを記載して、商品の販売用には別途「ECサイト」を作りましょう。
サービスサイトと同様、コーポレートサイトにはECサイトへの導線(リンク)を必ず作るようにしてください。
個人情報保護方針
「個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」は、会社の信頼を高めるために必要です。
また、個人情報の保護に関する法律でも、以下のように定められているので、個人情報取扱事業者に該当する場合は掲載しておきましょう。
(個人情報取扱事業者による苦情の処理)
(引用:e-GOV「個人情報の保護に関する法律(平成十五年法律第五十七号)」)
第四十条 個人情報取扱事業者は、個人情報の取扱いに関する苦情の適切かつ迅速な処理に努めなければならない。
2 個人情報取扱事業者は、前項の目的を達成するために必要な体制の整備に努めなければならない。
以下、エックスサーバー株式会社の個人情報保護方針です。
なお、個人情報保護方針はフッターにリンクを置いて、ユーザーがいつでもすぐに確認できるようにしておきましょう。
ニュース
自社に関する「ニュース(最新情報)」は、コーポレートサイトで確認できるようにしておきましょう。
常に最新情報をキャッチできるように時系列で並び替え、新しいニュースがトップにくるように掲載します。
なお、エックスサーバー株式会社のニュースリリースは、内容もタイトルを見ただけで大まかな内容が理解できる、シンプルなリスト型です。
ニュースのタイトルをクリックすると、さらに詳しい内容を確認できます。
お問い合わせフォーム
「お問い合わせフォーム」は、顧客対応をスムーズに行うために必ず設置しましょう。
フォームがあれば、ユーザーは24時間365日好きなタイミングで問い合わせが可能。
会社に対する安心感や信頼感を築くために必須なのです。
以下、エックスサーバー株式会社のお問い合わせフォームです。
お問い合わせフォームでは、個人情報の取り扱いについて、ユーザーから同意を得ます。ユーザーが内容をすぐに確認できるように、個人情報保護方針ページへのリンクを設置しておきましょう。
なお、エックスサーバー株式会社は、お問い合わせフォームを内容やサービスごとに用意しています。
カワウソ
ユーザーからのお問い合わせに対して、いち早く回答できるように工夫していますよ。
状況に応じて追加する情報
次は、会社の状況に応じて追加する情報です。
代表挨拶
代表挨拶は、会社の顔である「社長の思い」をダイレクトに伝えられるコンテンツです。
会社のトップについて知りたいユーザーは多く、自社に興味を持ってもらうためにも有益な情報となります。
「起業した背景」や「パッション(情熱)」など、代表者ならではの言葉を記載しましょう。
さらに顔写真があると、なお効果的。
ユーザーにとって、どんな人物が運営しているか分からないよりも、分かったほうが安心できるためです。
そのため、顔出しに抵抗がなければ、入れることをおすすめします。
なお、代表挨拶の作り方は以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
沿革
会社に変化があり、対外的に自社の成長過程を示す必要が生じたときは、「沿革」を追加しましょう。
会社がどのような軌跡をたどったのか、訪問者に興味をもってもらいたいときにも有効です。
「私たちの歩み」や「会社のストーリー」など、写真やイラストを交えると伝わりやすくなります。
事業所紹介
事業所が複数ある場合は、「事業所紹介」で事業所別の特徴も記載すると、さらに訪問者の理解が深まります。
事業所別のスタッフ紹介や事業所の業務内容などを掲載してみましょう。
採用情報
人材を募集する場合は、「採用情報」も掲載しておくべきコンテンツの一つです。
ただし、創業期であれば、以下のような「募集要項」のみで構いません。
- 職種
- 業務内容
- 給与・賞与・諸手当
- 福利厚生
- 勤務地
- 勤務時間
- 契約期間
- 試用期間
- 就業場所
というのも、採用情報を充実させようとすると、それなりに費用や時間がかかります。
仮に採用情報を充実させたとしても、まだ集客力がない創業期のコーポレートサイトでは、そもそも求職者に見られる可能性が低いです。
コーポレートサイトの採用情報を充実させるために費用や時間をかけるなら、求人広告(転職支援サービス)を活用したほうが成果が見込めるでしょう。
求人広告を活用するなかで、「ミスマッチが起きている……」といった課題や、「さらに採用活動に注力したい!」といった考えを持ったときに、別途「リクルートサイト」を作ればよいのです。
リクルートサイトはコストがかかるものの、採用に特化しているため、より求職者に刺さるコンテンツを用意できます。
IR情報
上場企業の場合は、投資家に向けてのIR情報を掲載します。
正確な情報を投資家に伝えるために、財務状況、業績レポート、決算情報などを載せましょう。
コーポレートサイトのデザイン事例
コーポレートサイトのデザインを作ると言っても、何のイメージもない状態だと難しいですよね。
まず、参考になる他社のコーポレートサイトを探してみましょう。
以下の記事では、コーポレートサイトのデザイン事例を紹介しています。
参考のホームぺージを効率的に探せる「ギャラリーサイト」も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コーポレートサイトのデザインで意識すること
コーポレートサイトのデザインは、ユーザー視点が重要です。
ユーザーが「分かりづらい」「見づらい」「使いづらい」などと感じてしまうと、コーポレートサイトから離脱してしまうでしょう。
そのため、次の2つのポイントを意識してデザインすることが大切です。
- ユーザーが「どんな会社なのか」すぐ分かるようにする
- ユーザーにとって「見やすい」「使いやすい」ようにする
ユーザーが「どんな会社なのか」すぐ分かるようにする
コーポレートサイトを見たユーザーが、「どんな会社なのか」すぐに分かるファーストビューにしましょう。
ファーストビューとは、ユーザーがホームぺージにアクセスしたときに、最初に表示される画面領域のこと。多くのユーザーは自分の求める情報があるかどうか、ファーストビューを見て判断します。
とくに、まだ知名度を得ていない創業期の会社においては、コーポレートサイトのファーストビューで、事業内容を明確に提示することが重要です。
以下の記事では、ホームページの種類ごとに、ファーストビューのデザイン参考事例を紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
ユーザーにとって「見やすい」「使いやすい」ようにする
ユーザーにとって、見やすい、使いやすいコーポレートサイトを作りましょう。
見づらくて使いにくいコーポレートサイトだと、ユーザーが離脱してしまうおそれがあるためです。
以下の記事では、見やすいホームページを作るときのポイントを解説しています。
また、以下の記事ではホームぺージのUX(ユーザー体験)について、解説しています。
ユーザーにとって、見やすい、使いやすいコーポレートサイトを作るために、知っておくと役に立つ知識なので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、コーポレートサイトの目的や役割をはじめ、掲載内容やデザインについて解説しました。
- コーポレートサイトとは、「自社の公式情報を公開するためのホームページ」
- コーポレートサイトの目的は、「会社のことを知ってもらうこと」
- 創業期であれば「コーポレートサイトから作る」。他は予算や目的に応じて検討
- コーポレートサイトに掲載する情報は、「会社の状況」によって異なる
- コーポレートサイトのデザインは、「ユーザー視点」が重要
創業期でホームページの立ち上げを検討している方は、ぜひコーポレートサイトから制作してみてください。
それでは、素敵なコーポレートサイトの完成を祈っております。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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『エックスサーバー』と『XServerビジネス』の違いは、以下の記事で詳しく解説しています。
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