【2024年10月8日更新】内容の一部を見直しました。
この記事のレベル
初心者 | (4.0) |
重要度 | (4.0) |
難しさ | (2.0) |
こんにちは、編集長のカワウソです!
「専用サーバーとは?普通のサーバーと何が違うの?」と悩んでいませんか?
ホームページを家に例えると、サーバーは土地。
なくてはならない存在であるため、選ぶときも慎重になってしまいますよね。
そこで今回は、専用サーバーについて分かりやすく解説します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- 初めてレンタルサーバーを契約する人
- 専用サーバーと共有サーバーの違いを知りたい人
- サーバーに高い安定性とセキュリティを求める人
この記事を読めば、自社に専用サーバーが適しているかどうかを判断できます。
また、記事の後半では、おすすめの専用サーバーを紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、「サーバーって何?」という方は、先に以下の記事をご覧いただくとスムーズです。
それではどうぞ!
専用サーバーとは
一般的に「専用サーバー」と言うと、基本的に一つの物理サーバー(ハードウェア)を独占して利用するサーバーを指します。
複数のユーザーが共有する「共有サーバー」とは異なり、1つの物理サーバーを独占して利用する分、他の利用者の影響を受けません。
たとえば、共有サーバーだと、他の利用者のホームページに過度なアクセスが集中した場合、自社まで影響を受けるおそれがあります。
具体的には、自社のホームページの表示速度が遅くなるといったリスクです。
最悪の場合、一時的にホームページにアクセスできない状況に陥ることもあります。
そのため、会社ないしはホームページの規模が大きい場合は、安定して表示可能な専用サーバーの契約を検討しましょう。
共有サーバー、VPS、クラウドサーバーとの違い
レンタルサーバーには、専用サーバーや共有サーバー以外にも種類があります。
以下は、それぞれのメリットとデメリットをまとめた表です。
メリット | デメリット | |
共有サーバー |
|
|
専用サーバー |
|
|
VPS (仮想専用サーバー) |
|
|
クラウドサーバー |
|
|
(例)サーバーにOSやアプリケーションをインストールしたり、アップデートしたりすること
上記サーバーの種類については、以下の記事で解説しているので、あわせて参考にしてください。
カワウソ
当記事ではここから、専用サーバーについてより詳しく解説していきます。
専用サーバーはどんな人におすすめ?
「結局、専用サーバーを選ぶべきなのかどうかが分からない……」という方向けに、おすすめの人と、そうでない人を紹介します。
専用サーバーがおすすめの人
専用サーバーがおすすめな人は、以下のとおりです。
- 大規模のホームページを運営する人
- セキュリティ対策を強化したい人
- 共有サーバーでは動かないCMSやツールを利用したい人
それぞれ詳しく解説します。
大規模のホームページを運営する人
専用サーバーは、大規模のホームページを運営する人におすすめです。
一般的にページ数が数十〜数百、アクセス数が数万〜数十万などを超えると、規模が大きいと言えます。ただ、ホームページのデザインや機能にもよるので、あくまでも目安にしましょう。
前述のとおり、専用サーバーは物理サーバーを独占して利用するため、共有サーバーのように他の利用者の影響を受けることがありません。
ホームページは規模が大きければ大きいほど、トラブルがあったときの損害が膨らんでしまいますよね。
ホームページに高い安定性を求める場合は、専用サーバーを選びましょう。
セキュリティ対策を強化したい人
セキュリティ対策を強化したい人にも、専用サーバーはおすすめです。
専用サーバーは物理的に隔離されているため、他の利用者が存在しません。
つまり、共有サーバーとは違って、他の利用者のホームページやアプリケーションが攻撃されたとしても、その被害を受けないのです。
たとえば、他の利用者がDDOS攻撃を受けても、専用サーバーならその被害を受けません。
一度に複数のパソコンからサーバーにアクセスを集中させて、ダウン(機能停止)させるサイバー攻撃の手法です。
また、専用サーバーによっては、自社独自のセキュリティ対策を施せるものもあります。
ホームページのセキュリティ対策を強化したい場合に、専用サーバーは選ぶべき選択肢の一つです。
共有サーバーでは動かないCMSやツールを利用したい人
共有サーバーでは動かないCMSやツールを利用したい人は、専用サーバーがおすすめです。
専用サーバーなら、基本的に「サーバー管理者権限(root権限)」があるため、OSやアプリケーションを自由に設定でき、利用できるCMSやツールの選択肢が増えます。
一方、共有サーバーはあらかじめ構築された環境を使用するため、どうしても利用できるCMSやツールが限られてしまうのです。
専用サーバーの必要性を確認するためにも、まず、自社のホームページで使用するCMSやツールを確認してみましょう。
専用サーバーがおすすめでない人
専用サーバーがおすすめでない人は、以下のとおりです。
- 小規模のホームページを運営する人
小規模のホームページを運営する人
小規模のホームページを運営する人には、基本的に専用サーバーをおすすめしません。
専用サーバーはオーバースペックとなり、費用対効果に見合わないおそれがあるためです。
共有サーバーなら月額1,000円~3,000円程度で借りられますが、専用サーバーなら10,000円を超えます。
小規模のホームページだと、アクセス数はそこまで多くないでしょう。
仮に他の利用者の影響を受けたとしても、問題になることが少ないのです。
また、共有サーバーのなかには「リソース保証」と言って、範囲は限られるものの、他の利用者の影響を受けないようにするサービスが含まれるものもあります。
そのようなサービスを選べば、共有サーバーでも十分に企業のホームページは運営可能です。
ただし、セキュリティ対策が充実した共有サーバーを選びましょう。
とくに500円以下の格安サーバーは個人利用を想定していることが多く、企業のホームページとしてはセキュリティ対策が不十分な場合があります。
専用サーバーとマネージド専用サーバーの違い
じつは、専用サーバーには「マネージド専用サーバー」と呼ばれるものもあります。
これは、共有サーバーと専用サーバーの「いいとこどり」をしたようなサービスです。
共有サーバー | マネージド 専用サーバー |
専用サーバー | |
料金 | 安い | やや高い | 高い |
安定性 | △ | 〇 | 〇 |
サーバー構築 ・メンテナンス |
不要 (初心者向け) |
不要 (初心者向け) |
必要 (上級者向け) |
管理者(root)権限 | なし (カスタマイズ×) |
なし (カスタマイズ×) |
あり (カスタマイズ〇) |
具体的には、マネージド専用サーバーなら、サーバーの構築やメンテナンスが不要。
専用サーバーとは異なり、利用するうえで高度な知識を求められることはありません。
それでいて、マネージド専用サーバーは、一つの物理サービスを独占して利用可能。
つまり、「サーバーの知識はないけど、大規模のホームページを運営する」といった方におすすめなのが、マネージド専用サーバーなのです。
しかし、マネージド専用サーバーは、基本的にサーバー管理者権限(root権限)がありません。
OSやアプリケーションなどを自由に設定したい場合は、専用サーバーもしくはVPSを選びましょう。
マネージド専用サーバーならXServerビジネスがおすすめ
マネージド専用サーバーなら、弊社の『XServerビジネス』がおすすめです。
それぞれ簡単に解説します。
国内シェアNo.1エックスサーバーの法人向けサービス
『XServerビジネス』は、国内シェアNo.1(※1)である『エックスサーバー』を法人向けに特化したサービスです。
『エックスサーバー』は21年の実績があります。
また、『エックスサーバー』と『XServerビジネス』を含むサービス全体においては、導入企業数21万社、運用サイト数250万件を超えていますよ(※2)。
※1 2024年10月時点、W3Techs 調べ。
※2 自社サービスの合計値
サーバー選びでは、この実績が重要。
実績が豊富なサーバーは、トラブルが起きる可能性が低いです。
仮にトラブルが起きたとしても、サービス運用年数が長いサーバーは経験を多く積んでいるため、対応力に期待できます。
その点、『XServerビジネス』は安心してご利用いただけます。
安定性が高く、SLA(品質保証制度)にも対応
『XServerビジネス』は実績のあるハードウェアと機能を備えており、安定性が高いです。
また、『XServerビジネス』はSLA(品質保証制度)にも対応しており、サーバー月間稼働率99.99%以上を保証していますよ。
もし、保証値(99.99%)を下回った場合は、月額費用の一部が返金されます。
専用サーバーのなかでも、高い安定性を実現しているのが『XServerビジネス』なのです。
ホームページの表示を高速化するハードウェアや機能
『XServerビジネス』は、ホームページの表示を高速化するハードウェアと機能を備えています。
オールNVMe RAID10構成
読み込み速度の向上と高い耐障害性を兼ね備えたストレージ(記憶装置)
Xアクセラレータ Ver.2
表示スピードを追求したホームページの高速および安定化機能
つまり、『XServerビジネス』は安定性と高速性の両方を兼ね備えています。
なお、Xアクセラレータ Ver.2は、エックスサーバー系列だけが提供する機能です。
これにより、ホームページ制作でよく使われる「WordPress(ワードプレス)」の高速化も実現しますよ。
WordPressは、CMS「Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム」の一種で、HTMLやCSSなどのWeb制作スキルがなくても、制作や更新が簡単にできる無料のシステムです。
Xアクセラレータ Ver.2について詳しくは、以下のページをご覧ください。
(参考:XServerビジネス「Xアクセラレータ Ver.2」)
そのほか、ホームページの表示速度の重要性は、以下の記事で詳しく解説しています。
法人のWeb環境を守るセキュリティ対策機能が充実
『XServerビジネス』は、セキュリティ対策機能が豊富。
法人用途でも、ホームページやメールアドレスを安全に運用できるように、以下の4つの機能が標準で用意されています。
WAF(ウェブ・アプリケーション・ファイアウォール)
不正アクセスからホームページを保護します。
Web改ざん検知
ホームページの改ざんやマルウェア、フィッシングURLの存在を365日自動的に診断します。
高性能スパムフィルタ
高性能な迷惑メールフィルタにより、安全なメール運用を実現します。
セコムセキュリティ診断
ネットワーク上の脆弱性を厳格に診断。客観的なセキュリティチェックを定期的に実施します。
(参考:XServerビジネス「サービスの特長」)
さらに、WordPress特化のセキュリティ対策機能も用意。
以下3つの機能で、WordPressを守ります。
国外IPアクセス制限設定
国外IPアドレスからのアクセスを制限し、不正なログインやDDoS攻撃の踏み台となることを防ぎます。
ログイン試行回数制限設定
短時間に連続してログイン処理(失敗)が行われた場合にアクセスを制限します。パスワード総当り(ブルートフォースアタック)による不正アクセスを防止可能です。
コメント・トラックバック制限設定
コメント・トラックバックスパムが行われた場合に、一時的にコメント・トラックバックを制限します。また、国外IPアドレスからのコメント投稿、またはトラックバックを制限することも可能です。
(参考:XServerビジネス「WordPressセキュリティ設定」)
カワウソ
WordPressは利用者が多く、その分攻撃されやすいと言われています。まずは必要最低限でもよいので、適切なセキュリティ対策を施し、自社のホームページを守りましょう。
なお、ホームページのセキュリティ対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
低予算向け「仮想タイプ」の専用サーバーも用意
『XServerビジネス』には、低予算で導入可能な「仮想タイプ」の専用サーバーもあります。
仮想タイプとは、1台の物理サーバーを複数台の仮想的なサーバーに分割して利用する仕組みのことです。
まったく同じとは言わないものの、物理タイプに近いレベルの安定性とセキュリティを期待できます。
『XServerビジネス』の場合、同じエントリープランでも、「物理タイプ」の専用サーバーが月額29,700円〜であるのに対し、「仮想タイプ」は月額19,800円〜です。
「共有サーバーより安定性とセキュリティのレベルは上げたいけれど、なるべく予算を抑えたい」といった方は、「仮想タイプ」の専用サーバーをご検討ください。
「.co.jp」などの独自ドメインが2つ永久無料
『XServerビジネス』ならサーバー契約が有効である限り、全プラン対象で独自ドメインが2つ永久無料で使えます。
しかも、2つのうち1つは、コーポレートサイトなどでよく使われる法人ドメイン「.co.jp」を選択可能です。
本来なら取得および維持するのに、年間4,000円程度の費用がかかるドメインなので、お得ですよ。
もちろん、「.co.jp」の代わりに、「.jp」や「.com」などの人気のドメインも選べます。
申請条件や対象となるドメインの種類について詳しくは、以下のページをご覧ください。
(参考:XServerビジネス「独自ドメイン永久無料特典」)
サーバー初心者向けの「サーバー移転代行」「設定おまかせサポート」
『XServerビジネス』には「サーバー移転代行」と「設定おまかせサポート」があり、以下のような作業を無料で依頼可能です。
- サーバー移転 ※10回まで
- CMSインストール
- メールアドレス作成
- 独自ドメイン設定
- サブドメイン設定
- サーバーのデータ削除
- その他サーバーパネルの操作代行
これなら「初めてサーバーを利用する」といった初心者の方でも、安心できますよね。
なお、詳しくは以下のページをご覧ください。
(参考:XServerビジネス「サーバー移転代行」「設定おまかせサポート」)
サポートはメール、チャットだけでなく電話も可能
サポートが充実しているのも、『XServerビジネス』をおすすめする理由です。
電話、メール、チャットなど、複数のお問い合わせ窓口を用意しています。
電話 : 平日10:00~18:00
メール : 24時間365日受付
チャット : 平日10:00~18:00
レンタルサーバーのなかには、メールやチャットしか対応していないものもあります。
一方、『XServerビジネス』は電話にも対応。
「メールやチャットなど文字を入力するのは苦手……」といった方でも、安心してお問い合わせいただけますよ。
ユーザー同士で質問や回答ができる「Xserverユーザーコミュニティ」もあります。
XServerビジネスのマネージド専用サーバーに関するよくある質問
- マネージド専用サーバーは再販は可能でしょうか?
必要条件を満たしていれば可能です。詳しくは「再販 」をご覧ください。
- マネージド専用サーバーはプラン変更できますか?
マネージド専用サーバーはプランを変更できません。
プラン変更をご希望の場合は、新規でサーバーをお申し込みいただく必要がございます。新規お申し込み後の移行手順はこちらをご参考ください。
- XServerビジネスの共有サーバーからマネージド専用サーバーへの移行は、どのような作業が必要ですか?
マネージド専用サーバー(移行するサーバー)へのデータ移行、ドメイン設定、サーバー切り替えなどの作業が必要です。
移行手順はこちらをご参考ください。
まとめ
この記事では、サーバー初心者の方向けに、専用サーバーについて解説しました。
- 専用サーバーは、一つの物理サーバー(ハードウェア)を独占して利用可能
- 専用サーバーは共有サーバーと比べて、安定性やセキュリティのレベルが高い
- 初心者なら、サーバーの構築やメンテナンスが不要な「マネージドタイプ」がおすすめ
- マネージド専用サーバーなら、『XServerビジネス』がおすすめ
- 予算を抑えたい方は、「仮想タイプ」のマネージド専用サーバーを選ぶ
高いレベルの安定性やセキュリティを求めるなら、共有サーバーではなく、専用サーバーをおすすめします。
それでは、素敵なホームページの完成を願っております。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ホームページの開設を検討している方へ
エックスサーバーは、高速かつ高い安定性を誇る「高性能レンタルサーバー」です。
国内シェアNo.1※のレンタルサーバーであり、21万社の導入実績があります。
2024年12月4日(水)17時まで、サーバー利用料金が半額キャッシュバックされる期間限定キャンペーンを開催中です!
今なら実質月額495円~とお得にホームページを開設できます!
.comや.netなど大人気ドメインも永久無料と過去最大級にお得です。
ぜひこのお得な機会にホームページ開設をご検討ください!
※ 2024年10月時点、W3Techs調べ。
XServerビジネスは、エックスサーバーを法人向けに特化したレンタルサーバーです。
サーバー月間稼働率99.99%以上を保証する「SLA」をはじめ、セキュリティやサポートが充実しています。
2024年12月24日(火)17時まで、月額料金が30%キャッシュバックとなる期間限定キャンペーンを開催中です!
今ならお得にホームページを開設できます!
コーポレートサイトでよく使われる「.co.jp」のドメインも永久無料で、大変お得です。
ぜひこのお得な機会にホームページ開設をご検討ください!
『エックスサーバー』と『XServerビジネス』の違いは、以下の記事で詳しく解説しています。
なお、当メディア「初心者のための会社ホームページ作り方講座」では、初心者の方にわかりやすく会社のホームページを始められる方法を紹介しています!
ホームページの始め方・立ち上げに関する、ご質問・ご相談はツイッターDM( @kawauso_xsv )までお気軽にどうぞ!
カワウソ
当メディアはリンクフリーです。貴社のSNSやブログでご紹介いただけると嬉しいです。