【2024年3月14日更新】情報を最新化するとともに、より記事の理解が深まるように関連記事を追加しました。
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こんにちは、編集長のカワウソです!
仕事用として使えるフリーメールアドレスを取得したいと、お考えではないでしょうか?
この記事では、仕事用におすすめのフリーメールアドレスを紹介しています。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- 仕事用のメールアドレスをこれから作る人
- 創業準備中や個人事業主の人
- 社外への連絡用メールアドレスを作りたい人
ただし、フリーメールアドレスは基本的に社外への連絡には向いていません。
記事の後半では、社外への連絡用に適したメールアドレスも紹介しているので、あわせて参考にしてくださいね。
それでは、どうぞ!
無料だけじゃないフリーメールアドレスのメリット
フリーメールアドレスの魅力は、無料ですぐに取得できることに加え、ビジネスでも利用できる点です。
具体的には、フリーメールアドレスの発行元が提供する「サービス」や「ツール」を使用可能。
たとえば、このあとに紹介する「Gmail(Google アカウント)」を取得すると、「Google ドライブ」というオンラインストレージが使えます。
インターネット上にデータを保管できるサービスのこと。
複数の端末からファイルにアクセスして共有できるので、ビジネスシーンでも多く利用されています。
そのほか、自社の業務で利用する各種Webツールの会員登録やログインにも、フリーメールアドレス(アカウント)は便利ですよ。
クラウド会計ソフト『freee(フリー)』を例に解説します。
freee株式会社が提供する、法人・個人事業主向けクラウド会計ソフトです。
決算書類の作成や従業員の給与管理など、多くの企業でさまざまな会計業務に利用されています。
『freee』をGoogleアカウントで登録しておくと、本来ログイン時に必要となるID(メールアドレス)やパスワードの入力が不要となり、スムーズにログインできます。
▲出典:freee
利用サービスが増えてくると、個々のIDやパスワードは覚えられなくなってきますよね。
複数のサービスを利用する場合でも、Googleアカウントで登録しておけば、ログイン情報を一元管理できるのです。
Googleに限らず、最近はフリーメールアドレス発行元のアカウントでログインできるサービスが増えていますよ。
Webサービスやツールは仕事で利用する機会も多いため、専用のフリーメールアドレスを持っておくと便利です。
なお、フリーメールアドレス以外のメールアドレスについては、以下の記事で解説しているので、あわせて参考にしてください。
おすすめのフリーメールアドレス4選
ここからは、ビジネス利用におすすめのフリーメールアドレスを4つご紹介します。
上記のサービスでフリーメールアドレスを取得すれば、ビジネスに便利なツールやサービスも利用できます。
各サービスごとに以下の情報も記載するので、参考にしてくださいね!
運営会社 | メールサービスの運営会社 |
メールアドレス形式 | メールアドレスの@以降の部分 |
メールボックス容量 | 1つのアカウントが保存できるメールの総容量 |
スマホアプリ | スマホでのメール管理がしやすい (専用アプリがあると、サービス独自の機能を利用可能) |
独自ドメイン設定 | 独自ドメインのメールアドレスを設定して管理が可能 ※独自ドメインについては、のちほど解説しています。 |
それでは、それぞれ解説します。
1. Gmail
▲出典:Gmail
運営会社 | Google LLC |
メールアドレス形式 | @gmail.com |
メールボックス容量 | 15GB |
スマホアプリ | 〇 |
独自ドメイン設定 | 〇 |
Gmailは、仕事でGoogle社のサービスをよく使う方におすすめです。
無料のGoogleアカウント一つで、Gmail以外にもドライブ(オンラインストレージ)、スプレッドシート、カレンダーなど、さまざまなサービスを利用できます。
また、Googleアカウントと連携できるWebサービス(YouTubeやその他企業向けサービスなど)も多いため、一つは持っておくと便利ですよ。
仕事での活用例1:Google Meet
Googleのビデオ会議ツールで、Google Chromeなどの各種Webブラウザで利用できます。
ソフトのインストールが不要で、他のビデオ会議ツールに比べて導入しやすい点がメリットです。
社内会議、社外との打ち合わせ、採用面接など、さまざまなミーティングに利用できます。
なお、Google Meetで会議を開始するときには、参加者の追加が可能。同時に、それぞれの参加者にメールでMeetのURLを通知できます。
仕事での活用例2:Googleカレンダー
Googleカレンダーは、社内スケジュールの共有に便利です。
社内会議の予定をGoogleカレンダーに登録すると、参加メンバーの追加はもちろん、その旨を各々にメールで通知できますよ。
メールには、社内会議の詳細はもちろん、Google MeetのURLも記載されており、そこから直接会議に参加できます。
2. Outlook.com
▲出典:Mcrosoftアカウント
運営会社 | Microsoft Corporation |
メールアドレス形式 | @outlook.jp、@outlook.com、@hotmail.com |
メールボックス容量 | 15GB |
スマホアプリ | 〇 |
独自ドメイン設定 | 〇 |
Outlook.comは、主にマイクロソフト社の無料サービスを使う方におすすめです。
無料サービスには、Web版のMicrosoft365、OneDrive、予定表などがあります。
Web版のMicrosoft365ではExcel、Word、PowerPointを無料で利用できます。
有料版に比べて一部機能は制限されるものの、基本的な機能が備わっているため、多くを望まなければビジネスでも利用可能です。
仕事での活用例1:予定表
Microsoftが提供するスケジュール管理サービスで、メールから簡単に予定を登録できることがポイント。
メールを予定表のアイコンにドラッグ&ドロップすれば、件名をタイトルにしたスケジュールを作成できます。
そのため、会議や打ち合わせの連絡を受けたとき、スムーズなスケジュール登録が可能です。
また、リマインダーを設定しておけば予定時間前に通知を受け取れるため、会議時間に遅れるようなミスも少なくなるでしょう。
仕事での活用例2:OneDrive
OneDriveは、大容量のファイルを送りたいときに活用できます。
Outlook.comのメールでは、20MBより大きいサイズのファイルは添付できません。
しかし、OneDriveに添付したいファイルをアップロードし、リンクをメールで送付すれば、容量上限以上のファイル共有が可能です。
3. Yahoo!メール
▲出典:Yahoo!メール
運営会社 | ヤフー株式会社 |
メールアドレス形式 | @yahoo.co.jp、@ymail.ne.jp |
メールボックス容量 | 10GB |
スマホアプリ | 〇 |
独自ドメイン設定 | 〇 |
Yahoo! JAPAN IDの登録と同時に@yahoo.co.jpのメールアドレスを取得できます。
@ymail.ne.jpのメールアドレスは、追加の申請により取得可能です。
メールアドレス作成時のメールボックス容量は2GBですが、その後の利用状況に応じて最大10GBまで増量されます。
仕事での活用例1:メールアドレスの使い分け
1つのIDにつき最大10個までメールアドレスを作成でき、同じメールボックス内で管理できます。
〇〇@yahoo.co.jpはメルマガ受信専用、△△@ymail.ne.jpはWebサービスの登録用など、種類ごとに分ければ、メールの管理がしやすくなりますよ。
4. iCloudメール
▲出典:iCloud
運営会社 | Apple Inc. |
メールアドレス形式 | @icloud.com |
メールボックス容量 | 5GB |
スマホアプリ | △(iOSはメールアプリを利用可能) |
独自ドメイン設定 | 〇 |
仕事でiOS端末を利用するなら、iCloudメールもおすすめ。
iCloudメールは、Mac(パソコン)、iPhone(スマートフォン)、iPad(タブレット)などがあれば取得できるフリーメールアドレスです。
iCloud.comのホームページ上や他社のWebメールにiCloudメールアドレスを設定して、メールを管理できます。
そのため、Apple端末だけではなく、WindowsやAndroid端末でもメールアドレスを利用可能ですよ。
仕事での活用例1:メールとカレンダーの連携
メール本文に記載された日時をカレンダーへ登録できるため、端末上でのスケジュール管理をしやすいことがメリット。
たとえば「1月20日(金)14:00〜16:00」のように日時形式のテキストをクリック(タップ)すれば、端末のカレンダーに設定可能です。
仕事での活用例2:Siri
Apple端末の音声アシスタント機能「Siri」を活用すれば、メールの返信漏れ防止に役立つでしょう。
重要なメールを開いた状態でSiriを起動し、「このメールを覚えて」と指示すれば、リマインダーにメールの内容を追加できます。
作業が立て込んでいて、すぐにメールを返信できないときに便利ですよ。
なお、フリーメールアドレスを作成する手順は、以下の記事で詳しく解説しています。
注意!フリーメールアドレスは社外向けではない
社外へのメール連絡で、フリーメールアドレスを利用するのは極力避けましょう。
フリーメールアドレスでの連絡には、主に以下3つのリスクがあります。
それぞれ解説します。
相手の企業から信頼されないリスク
フリーメールアドレスでの連絡は、取引先の信頼が得られないリスクがあります。
フリーメールアドレスは、ドメイン(@の後ろ)に社名などが入っていないですよね。
そのため、一見どこの企業からのメールなのか判断できません。
たとえ@の前に社名が入っていたとしても、無料で誰でも取得できるため、本当にその企業からのメールアドレスかどうか判断がつかないのです。
(例)yamada-xserver@gmail.com
なりすましや迷惑メールを疑われて、開封すらされないおそれもあります。
また、企業向けのサービスのなかには、フリーメールアドレスでの登録や利用ができないことも多いです。
フリーメールアドレスによる連絡が原因で、企業としての信頼が得られなかったり、機会損失につながったりするおそれがあるため、社外への連絡に使用するのは避けるのが賢明です。
メールを受信できなくなるリスク
フリーメールのサービスでは、メールボックスの容量が上限に達しやすく、メールを受信できなくなるおそれがあります。
一般的にフリーメールは、容量が上限に達するとメールの送受信ができなくなる仕組みです。
フリーメールのメールボックス容量には、メール以外のサービスも含まれます。
たとえば、オンラインストレージに容量の大きいデータを保存していると、メールボックスの容量も消費してしまうのです。
ビジネスでは、メールで重要なやり取りをすることも多いでしょう。
メールが受信できないと自分が困るだけではなく、仕事相手にも迷惑がかかってしまうのです。
なお、追加費用を払えば、ストレージ容量を増やせるサービスもあります。
メールアドレスが使えなくなるリスク
無料で提供されるサービスは、有料のものに比べて利用停止となるリスクが高いです。
たとえば、一定期間ログインしていないと、アカウントが利用停止にされてしまうケースが見られます。
また、突然サービスの提供が終了する可能性もあるでしょう。
フリーメールのサービスが利用できなくなれば、当然メールアドレスも使えなくなり、大切なデータが消滅してしまうことになりかねません。
また、新しいメールアドレスの取得や、登録しているサービスの変更手続きなども必要です。
さらに、仕事相手にも連絡先の変更をお願いしなければならず、手間を取らせてしまいます。
このようにメールアドレスが使えなくなると、相手の時間も奪ってしまうのです。
社外への連絡は独自ドメインのメールアドレスがおすすめ
社外への連絡におすすめなのが、独自ドメインのメールアドレスです。
独自ドメインとは、世界に1つしかないオリジナルのドメインのこと。
ホームページのURLとしてはもちろん、メールアドレスにも利用できます。
独自ドメインのメールアドレスは、@前後の部分を自由に決められる点が特徴です。
先に紹介したフリーメールアドレスのリスクに対して、独自ドメインのメールアドレスには以下のメリットがあります。
- @以降のドメイン部分に会社名やサービス名を含められる(信頼性の担保)
- メールボックスの容量に余裕があるプランを選べる
- メールアドレスが使えなくなるリスクが少ない
さらに、会社用として利用するうえでのメリットもあります。
- 1つのドメインにつき、無制限にメールアドレスを作成できる
- 会社用でよく使われる文字列(info@やsupport@など)でメールアドレスを作成できる
取得や維持に費用はかかるものの、独自ドメインのメールアドレスは仕事で利用するメリットが多いのでおすすめです。
会社メールアドレスでよく使われる文字列は、以下の記事で解説しています。
メールアドレス作成の参考にしてくださいね!
カワウソ
企業向けサービスのなかには、フリーアドレスでは登録や利用ができないものもあります。
そういったことからも、会社として独自ドメインのメールアドレスは必要だと言えますね!
独自ドメインのメールアドレスを作成する方法
独自ドメインのメールアドレスを作成する大まかな工程は、以下のとおりです。
- レンタルサーバーの申し込み
- 独自ドメインの取得・設定
- メールアカウントの設定
- メールアドレスが使えるかの確認
独自ドメインのメールアドレスには、ファイルの保管や送受信の機能を担うサーバーが必要です。
一見難しそうに思えますが、初心者の方でもすぐに作成できますよ!
画像付きの詳しい手順を以下の記事で解説しているので、メールアドレス作成時の参考にしてください。
カワウソ
上記の記事では、Gmailで独自ドメインのメールアドレスを送受信する方法も解説しています。
まとめ
この記事では、フリーメールアドレスのメリットやデメリット、活用方法などについて解説しました。
- フリーメールアドレスは、「無料」ですぐに取得可能
- 仕事で利用するサービスにあわせて、フリーメールアドレスを取得する
- フリーメールアドレスによる社外への連絡は、「リスク」があるので避けるべき
- 社外への連絡には、「独自ドメインのメールアドレス」がおすすめ
- 独自ドメインのメールアドレスは、仕事相手の信頼をそこなう心配がない
業務に活用するために、フリーメールアドレスを取得する方も多いでしょう。
さまざまなWebサービスやツールとの連携ができ、ビジネスに役立つフリーメールアドレスですが、簡単に取得できる分リスクも存在するため注意が必要です。
社外への連絡には、企業としての信頼性が高い独自ドメインのメールアドレスがおすすめですよ!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
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カワウソ
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