【2022年12月22日更新】読みやすくなるよう文章を見直しました。
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こんにちは、編集長のカワウソです!
「ホームページアドレスの決め方が分からない……」とお困りではありませんか?
確かに、ホームページアドレスは自由に設定できる分、どう決めればよいのか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、ホームページアドレスの基礎知識に加え、決め方のポイントを解説します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- 初めてホームページを作る人
- ホームページアドレスを決めるうえでの注意点を知りたい人
- アドレス、URL、ドメインの違いについて知りたい人
この記事を読めば、ホームページアドレスの決め方が分かり、「やっぱり違うのにすればよかった……」といった後悔を回避できます。
それではどうぞ!
ホームページアドレスとは
「じつはよく分かっていない」という方に向け、ホームページアドレスの基礎知識を解説します(すでに知っている方は、「ホームページアドレスを構成する5つの要素」からご覧ください)。
ホームページはよく「家」にたとえられ、その場合ホームページアドレスは「住所」に該当します。
現実で家を建てるとき、まず「どこに建てるか」を考えますよね。ネットの世界でも同じく、最初にホームページアドレスを決める必要があります。
URLとホームページアドレスの違い
「URL」もホームページの住所を意味します。基本的には、ホームページアドレスと同義語であると捉えてよいでしょう。
URLは、英語の「Uniform Resource Locator(ユニフォーム・リソース・ロケータ)」の略称です。日本語では「統一資源位置指定子(とういつしげんいちしていし)」と訳されるものの、とくに覚える必要はありません。
URLとドメインの違い
「ドメイン」は、ホームページアドレスを構成する要素の一つです。画像の「〇〇〇.jp」がドメインにあたります。
ホームページアドレスは「家の住所」のみならず、さらに詳しく「部屋」や「対象物」まで伝えることも。
しかし、ドメインはあくまでも「家の住所のみ」です。
ホームページアドレス(URL) … 「https://www.〇〇〇.jp/father/desktop.html」
(例)「〇〇〇家」+「父親の部屋」+「机の上」
ドメイン … 上記の「〇〇〇.jp」の部分のみを指す
(例)「〇〇〇家」
そのため、ホームページアドレスは対象物の数だけ存在するのに対し、ドメインは1つしかありません。
ホームページアドレスを構成する5つの要素
ここでは、ホームページアドレスの構成について、より詳しく解説します。
以下は、弊社が提供するレンタルサーバー『エックスサーバー』の「お客様の声」ページのホームページアドレスです。
ホームページアドレスは主に、この5つの要素から構成されます。
スキーム名
スキームは通信手段。「http」の表記により、「ホームページ用のアドレスである」と判断することが可能です。
「http」に「s」が付いた「https」は(Hypertext Transfer Protocol Secure)の略称で、通信が暗号化されている(安全な状態である)ことを示しています。
近年は「https」を用いるのが一般的になりました。
カワウソ
「https」の対応には、使用しているレンタルサーバーで「SSL証明書」を発行する必要があります。とはいえ、多くのレンタルサーバーには、無料の「SSL証明書」が付いているので安心してください。
詳しくは、以下の記事で解説しています。
ホスト名(サブドメイン名)
「https://〇〇〇.xserver.co.jp」の〇〇〇は、「ホスト名」や「サブドメイン名」と呼ばれる要素です。
ホームページアドレスによっては、「https://www.example.co.jp」のようにwwwが付いていたり、「https://example.co.jp」のように省略されていたりします。
インターネットが普及して間もない頃は、「Webサーバー(www.example.com)」と他の「メールサーバー(mail.example.com)」などとは分けて運用する必要があり、識別のために「www」が付いていました。
しかし最近では、1台のサーバーで複数の役割をこなすようになったため、省略が可能です。一般的にwwwがない場合(example.co.jp)は、Webサーバー(=ホームページアドレスである)と認識されます。
また、サブドメインとは、メイン以外のホームページを追加で作るときに利用されるドメインです。
「https://△△△.example.co.jp」のように、△△△の部分に別の文字列が入ります。
ドメインである「.example.co.jp」の部分は残るため、メインのホームページとの関連性を示したい場合によく利用されますよ。
- https://www.yahoo.co.jp/
メインのホームページ - https://news.yahoo.co.jp/
Yahoo!ニュース - https://travel.yahoo.co.jp/
Yahoo!トラベル - https://shopping.yahoo.co.jp/
Yahoo!ショッピング - https://auctions.yahoo.co.jp/
ヤフオク!
ドメイン名
ドメイン名は構造として、さらに2つに分けられます。
ドメイン名の「.」より左側(例:xserver)は、ドメインを取得するときに好きな文字列を指定可能です。
ドメイン名の「.」より右側(例:.ne.jp)は、いくつか用意された選択肢のなかから選びます。
会社のホームページであれば、以下のいずれかがおすすめです(詳しくは、「ドメイン名の決め方」で解説しています)。
ドメインの種類 | 意味 | おすすめ度 |
.co.jp | 日本の企業を意味するドメイン | ★★★ |
.com | 商用を意味するドメイン | ★★☆ |
.jp | 日本を意味するドメイン | ★★☆ |
サブディレクトリ名
サブディレクトリは、ホームページを「家」に見立てた場合の「部屋」です。
「/feature/」の部分がサブディレクトリ名に該当します。
ホームページは通常、以下のような階層構造で構築されますよ。
1階層目・・・トップページ
https://www.xserver.ne.jp/
2階層目・・・「特徴」ページ
https://www.xserver.ne.jp/feature/
3階層目・・・「お客様の声」ページ
https://www.xserver.ne.jp/feature/feedback.php
この場合、ドメインの配下に「feature」というフォルダ(ディレクトリ)が設置されていて、そのなかに「feedback.php」というファイルが格納されているのです。
ファイル名
先述のとおり、「feature」のフォルダのなかに「feedback.php」というファイルが入っています。
そのファイルにアクセスすれば、「お客様の声」ページを閲覧できます。
以下、補足です(読み飛ばしていただいても構いません)。
今回の場合だと、「特徴ページのホームぺージアドレス(https://www.xserver.ne.jp/feature/)」にはファイル名が表示されていません。
じつは「feature」というフォルダのなかにindex.phpというファイルが格納されています。「index」には目次という意味合いがあり、ホームページアドレスに記述がなくても、実際にはアクセスできるため、ファイル名は省略されることが多いです。
カワウソ
じつは、弊社の「~/feature/index.php」にアクセスした場合は、「~/feature/」に転送されるように設定されています。これは「URLの正規化」と言い、主にはSEO目的で実施します(今回は覚える必要はありません)。
ホームページアドレスの決め方
基本的にホームページアドレスは、「できるだけ短くする」ように意識してください。
ホームページアドレスは短いほうがユーザーに覚えてもらいやすく、かつ打ち間違いも起こりにくいです。また、自社でホームページを管理するうえでも、扱いやすくなります。
それでは、ホームページアドレスを構成する要素ごとに決め方を解説します。
ドメイン名の決め方
まず、ドメイン名の「.」より左側の決め方です。好きな文字列を指定できるものの、せっかくなら自社のビジネスに関連する単語を入れましょう。
コーポレートサイトであれば「社名」、サービスサイトであれば「サービス名」、ブランドサイトであれば「ブランド名」を入れるのがおすすめです。
カワウソ
ドメイン名に使えるのは「半角英数字」と「半角の-(ハイフン)」のみ。文字数は3文字以上63文字以下にしなければいけません。
続いて、「.」より右側のドメインの種類を決めます。
前述したとおり、以下3つのドメインから選ぶのがおすすめです。取得条件があるドメインもあるので、確認のうえ選択してください。
ドメインの種類 | 意味 | 取得条件 |
.co.jp | 日本の企業を意味するドメイン | 日本の法人(要登記) |
.com | 商用を意味するドメイン | なし |
.jp | 日本を意味するドメイン | 日本に住所がある |
会社であれば、法人であることが分かる「.co.jp」がおすすめ。個人事業主であれば「.com」、もしくは「.jp」を選びましょう。
詳しくは、以下で解説しています。
サブドメイン名の決め方
メインのホームページを作る想定であれば、ドメイン設定時に「www」の有無を決めてください。大きな違いはありません。
カワウソ
「wwwなし」のほうが短くてスッキリするものの、「wwwあり」のほうがホームページアドレスらしさは出ます。優先するほうを選びましょう。
メイン以外を作る場合は、サブドメインの設定時に各ホームページの特徴を表した単語を入れましょう。
ここでは参考に、弊社が提供しているサービスとサブドメインを紹介します。
サービス名 | ホームページアドレス |
エックスサーバー | https://www.xserver.ne.jp/ |
XServerビジネス | https://business.xserver.ne.jp/ |
XServerドライブ | https://drive.xserver.ne.jp/ |
Xserverショップ | https://shop.xserver.ne.jp/ |
XServer VPS | https://vps.xserver.ne.jp/ |
XServer for Game | https://game.xserver.ne.jp/ |
サブディレクトリ名の決め方
サブディレクトリには、ページの内容が伝わるような単語を使用してください。
弊社『エックスサーバー』の主要ページのサブディレクトリと単語の意味を紹介します。
サブディレクトリ | 単語の意味 | 実際のページの内容 |
~/feature/ | feature=特徴 | 特徴を紹介 |
~/functions/ | functions=機能 | 機能を紹介 |
~/price/ | price=料金 | 料金を紹介 |
~/order/ | order=注文 | お申し込みの流れを紹介 |
ファイル名の決め方
ファイル名もサブディレクトリと同じく、ページやファイルの内容が伝わるような単語を使用してください。
参考に、弊社『エックスサーバー』の特徴ページ(feature)の下層ページを紹介します。
ファイル名 | 単語の意味 | 実際のページの内容 |
~/feature/feedback.php | feedback=意見、反響 | お客様の声を紹介 |
~/feature/testsite.php | testsite=テストサイト | エックスサーバーの速さを体感できる |
~/feature/affiliate.php | affiliate=アフィリエイト | アフィリエイトの説明や始め方を紹介 |
~/feature/case.php | case=事例 | 利用事例を紹介 |
カワウソ
拡張子(.phpなど)は、ファイルの種類で異なります。変更するとファイルにアクセスできなくなるおそれがあるので、注意してください。
ホームページアドレスの大半はドメイン名で決まる
「ドメイン名」は、すべてのぺージのホームページアドレスに含まれています。
つまり、ホームページアドレスの大半は「ドメイン名」で決まるのです。
そのため、ホームページアドレスを決めるうえで、独自ドメインの取得手続きは非常に重要と言えます。
一度取得したドメイン名は、あとから容易に変更できません。もし変更するとなると、ドメイン名を新規で取得しなおしたり、ホームページアドレスを移転したりと、費用も労力もかかる作業が発生します。
ずっと使い続ける御社専用のホームページアドレスになるので、ドメイン名は慎重に決めるようにしてください。
ドメインはレンタルサーバーと一緒に取得しよう!
ドメインは、レンタルサーバーのサービスを利用して取得するのがおすすめです。
レンタルサーバーのなかには、契約すると独自ドメインが付いてくるサービスがあります。別で取得するより手間がかからず、ドメインの初期設定や管理が楽になるサービスが多いです。
そこで、弊社『エックスサーバー』をご紹介いたします。
『エックスサーバー』では、本来だと有料の「.com」が無料で取得可能。プランによっては「.co.jp」「.jp」などの独自ドメインも無料で取得できます。
ドメインの種類 | おすすめ度 | 無料対象プラン |
.co.jp | ★★★ | ビジネス |
.com | ★★ | スタンダード、プレミアム、ビジネス |
.jp | ★★ | プレミアム、ビジネス |
詳しくは、マニュアルの「独自ドメイン永久無料特典」をご覧ください。
『エックスサーバー』は「サーバー」「ドメイン」「メールアドレス」といったビジネスに必要な環境がすべて揃って「月額990円~」というお手頃価格から利用できます。
それぞれの取得手順は、以下の記事でご確認ください。
まとめ
この記事では「ホームページアドレス」の決め方について解説しました。
- 「ホームページアドレス」と「URL」は同じ。「ドメイン」はアドレスの一部分
- ホームページアドレスは5つの要素から構成される
- ホームページアドレスを決めるときはイメージできる短い単語を使う
- ホームページアドレスの大半部分を占めるドメインは重要
ホームページ開設前の「独自ドメインの取得」は重要な手続きです。多少時間がかかっても、納得のいくまで考え、自社のホームページに合うドメインを選んでください。
素敵なホームページが開設されることを願っています。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ホームページの開設を検討している方へ
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『エックスサーバー』と『XServerビジネス』の違いは、以下の記事で詳しく解説しています。
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カワウソ
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