【2024年8月22日】『エックスサーバー』のディスク容量が強化(増加)されたため、情報を更新しました。
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こんにちは、編集長のカワウソです!
ホームページの作り方について、悩んでいませんか?
従来、ホームページと言えば「レンタルサーバー」を契約して制作するのが一般的でした。
しかし、近年では「無料のホームページ作成ツール」も登場し、レンタルサーバーを契約しない作り方も増えてきています。
そこで今回は、ホームページを「無料のホームページ作成ツール」と「レンタルサーバー」で作る場合の違いを解説します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- 初めて企業のホームページを作る人
- ホームページの作り方を迷っている人
- 企業のホームページを無料で作れるか知りたい人
この記事を読めば、両者の違いだけでなく、「どちらが自社に合っているのか」が分かりますよ。
それではどうぞ!
ホームページ公開に必要なもの
まず、ホームぺージの公開に必要なものを紹介します。
- ホームページ
ホームページのデータ(構成ファイル) - サーバー
ホームページのデータを格納するためのWeb上のスペース - ドメイン
インターネット上の住所
ホームページを「家」に見立てた場合、サーバーは「土地」、ドメインは「住所」に当たります。
詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
そのほか、家を建てるためには「建築道具」を持っておきたいですよね。
ホームページも同じで、「ツール(道具)」があると、作成や更新の作業が簡単になります。
無料のホームページ作成ツールとは
無料のホームページ作成ツールとは簡単に言うと、サーバー、ドメイン、ツールがセットになったサービスです。
従来、ホームページをレンタルサーバーで作る場合は、それらを個別に用意する必要がありました。
しかし、ホームページ作成ツールはサービスに申し込むだけで、すぐに作業を開始することが可能です。
一般的に、ホームページ作成ツールでは、Webブラウザ上で操作する「エディタ」というツールを利用します。
エディタは、ドラッグ&ドロップ作業で直感的に操作ができるため、HTMLやCSSといったWeb制作スキルを必要としません。
ここでは、世界的にも有名な無料のホームページ作成ツール、『Wix(ウィックス)』を紹介します。
Wix(ウィックス)
▲出典:Wix
『Wix』は世界190か国、2億5千万人以上に選ばれているホームページ作成ツール。
本社はイスラエルにあり、海外製ということもあってか、お洒落なデザインテンプレートが多いです(2023年10月時点で900種類以上)。
近年では「Wix ADI」という人工知能(AI)が加わり、ビジネスタイプや追加したい機能などの「質問」に答えるだけで、ある程度整った状態からホームページを作れます。
以前と比べて、さらにホームページ作成のハードルが下がったと言えるでしょう。
『Wix』を含めたホームぺージ作成ツールについては、以下の記事で解説しています。
「レンタルサーバーで制作」とは
レンタルサーバーで制作する場合、まずは専用のサービスと契約します。
レンタルサーバーによっては、サーバーと一緒にドメインを申し込むことが可能です。
無料のホームページ作成ツールとは異なり、自社に合うツールを選べます。
一般的なのは「CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)」、もしくは「市販のホームページ制作ソフト」を使う方法。
初心者の方であれば、CMSがおすすめです。
ここではCMSと市販のホームページ制作ソフトについて、簡単に解説しますね。
CMS(コンテンツマネージメントシステム)
CMSとは、「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略称で、HTMLやCSSなどのWeb制作スキルがなくても、ホームページの作成や更新が簡単にできるシステム(ツール)です。
なかでも有名なのが、無料で利用できる「WordPress(ワードプレス)」。
世界シェアNo.1のCMSであり、約40%のホームページがWordPressで構築されています(2023年10月31日時点)。
▲出典:W3 Techs「Usage statistics of content management systems」
カワウソ
WordPressのシェア63.0%は、『Wix』のシェア3.7%と比較しても圧倒的ですよね。
WordPressの魅力は、「テーマ(デザインテンプレート)」や「プラグイン(拡張機能)」が豊富な点。初心者の方でもデザイン性や機能性が高いホームページを簡単に作ることが可能です。
これらの状況もあってか、多くのレンタルサーバーが、管理画面からWordPressを簡単にインストールできる機能を提供しています。
WordPressについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
テーマやプラグインについては、それぞれ以下の記事で解説しています。
市販のホームページ制作ソフト
ホームページ制作ソフトにもさまざまな種類があり、Web制作スキルを必要とするものもあれば、そうでないものもあります。
Web制作スキルを必要とするソフトは、基本的にWebデザイナー向け。
HTMLやCSSなどのコードを記述しながらホームページを作る必要があるため、初心者の方にとってはハードルが高いでしょう。
そのため、初心者の方であれば、Web制作スキルが不要なソフトを選ぶことになります。
しかし、基本的にデザインテンプレートや機能が少ないので、ホームページ作成における自由度は低めです。
とくに理由がなければ、WordPressの使用をおすすめします。
無料のホームページ作成ツールとレンタルサーバーで制作の違い
ここからは、「無料のホームページ作成ツール」と「レンタルサーバーでの制作」の違いを解説します。
結論、どちらを利用しても、初心者の方でも簡単にホームページを作ることが可能です。
ここではもう少し詳しく、「価格」や「性能」にフォーカスを当てて、両者の違いを見ていきましょう。
無料のホームページ作成ツールは『Wix(無料プラン)』、「レンタルサーバーでの制作」は弊社の『エックスサーバー(スタンダードプラン)』とWordPressを用いた場合で比較しますね。
無料のホームページ作成ツール | レンタルサーバーで制作 | |
サービス | Wix | エックスサーバー |
本社 | イスラエル | 日本 |
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 990円~ / 月(※1) |
サーバー容量 | 0.5GB | 500GB |
独自ドメイン | 有料 | 無料(※2) |
SSL | 無料 | 無料 |
デザイン | 無料 テンプレートあり |
無料 WordPressテーマを利用 |
ブログ | 無料 付属のブログ機能 |
無料 WordPressのブログ機能 |
メールアドレス | Google Workspace 一人当たり680円 / 月(※3) |
無料(無制限) |
広告の表示 | あり(非表示は有料) | なし |
※2023年10月31日時点の情報です。
(※1)スタンダードプラン36ヶ月契約時の月額料金です。
(※2)独自ドメイン永久無料特典を利用した場合です。プランによって対象になるドメインの種類は異なります。
(※3)『Google Workspace』の「Business Starter」を利用した場合の料金です。
初期費用・月額費用
無料のホームページ作成ツール | レンタルサーバーで制作 | |
サービス名 | Wix | エックスサーバー |
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 990円~ / 月(※) |
(※)スタンダードプラン36ヶ月契約時の月額料金です。
まず、『Wix』の無料プランは、初期費用と月額費用が無料です。
ただし、『Wix』の無料プランは基本的に個人向け。
ドメインが「共有ドメイン」であったり、ホームページに自社とは関係のない「広告」が表示されたりします。
そのため、会社のホームページで無料プランを利用する場合は注意が必要です。
※詳しくは、のちほど解説します。
一方『エックスサーバー』のスタンダードプランは、費用がかかるものの、上記のような制限がなく、会社のホームページでも問題なく利用することが可能です。
サーバー容量
無料のホームページ作成ツール | レンタルサーバーで制作 | |
サービス名 | Wix | エックスサーバー |
サーバー容量 | 0.5GB | 500GB |
サーバーが「土地」なら、容量は「土地面積」と考えると分かりやすいです。
当然、土地面積が広ければ広いほど、大きな「家」を建てられますよね。
とはいえ、小規模のホームページであれば、0.5GB(500MB)で事足りるでしょう。
画像を多く使用する場合でも、圧縮すれば容量は抑えられますよ。
ただし、音声や動画などのファイルを、Youtubeなどの外部サービスを利用せずにホームページに埋め込む場合は、0.5GBでは不足するおそれがあります。
「容量の不安なく運用したい」「動画などさまざまなメディアを利用したい」といった方は、『エックスサーバー』がおすすめです。
独自ドメイン
ドメインには「独自ドメイン」と「共有ドメイン」があります。
独自ドメイン
https://〇〇〇.com 〇〇〇の部分を好きな文字列で指定できます。
共有ドメイン
https://〇〇〇.△△△.com 〇〇〇の部分は指定できますが、△△△の部分はサービス提供者が定めた文字列が入ります。
会社のホームページでは、信頼性の高い独自ドメインを使うのが基本です。
共有ドメインは無料で利用できるものの、自社とは関係のない文字列が入ってしまうため、ユーザーにネガティブな印象を与えるおそれがあります。
無料のホームページ作成ツール | レンタルサーバーで制作 | |
サービス名 | Wix | エックスサーバー |
独自ドメイン | 有料 | 無料(※) |
(※)独自ドメイン永久無料特典を利用した場合。プランによって無料の対象になるドメインは異なります。
『Wix』の無料プランは、独自ドメインを使用できません。
独自ドメインを使用するためには、有料プランの契約が必要です。
なお、有料プランでは独自ドメインを1年無料で利用が可能です(※特典の無料ドメインクーポンを利用した場合)。
しかし、2年目以降は、独自ドメインの更新費用がかかります。
たとえば「.com」の場合、1年契約なら年額1,900円、2年契約なら年額1,800円、3年契約なら年額1,666円の費用が、更新時にかかるでしょう。
そのほか、「co.jp」や「.jp」といった日本の法人でよく利用されるドメインは、『Wix』から購入できません。別途ドメイン会社から購入し、『Wix』と接続する必要があるのです。
一方、『エックスサーバー』には「独自ドメイン永久無料特典」があり、「.com」などの人気の独自ドメインが無料で取得できます。
プランによって特典対象となる独自ドメインは異なるので、気になる方はチェックしてみてください。
独自ドメインの種類 | 対象となるプラン |
.com | スタンダード、プレミアム、ビジネス |
.jp | プレミアム、ビジネス |
.co.jp | ビジネス |
SSL
SSL(Secure Socket Layer)は、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みです。
たとえば、ホームぺージ上でやり取りされる、個人情報やクレジットカード情報の漏洩を防ぐのに貢献しています。
無料のホームページ作成ツール | レンタルサーバーで制作 | |
サービス名 | Wix | エックスサーバー |
SSL | 無料 | 無料 |
『Wix』と『エックスサーバー』のどちらでも、無料のSSLが利用可能ですよ。
ただ、セキュリティを強化したい場合は『エックスサーバー』がおすすめです。
『エックスサーバー』であれば、「セキュリティ診断」に対応したSSL「CloudSecure(年額15,400円~)」を選べます。
「CloudSecure」では、ホームページ上の脅威(マルウェアやフィッシングURL)を自動で検知することが可能です。
なお、SSLは以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
デザイン
無料のホームページ作成ツール | レンタルサーバーで制作 | |
サービス名 | Wix | エックスサーバー |
デザイン | 無料 テンプレートあり |
無料 WordPressテーマを利用 |
『Wix』の場合、Webブラウザ上で操作する「エディタ」を活用して、簡単にホームページを作れます。
900種類以上あるデザインテンプレートのなかから好みのものを選び、パーツをドラッグ&ドロップするだけで、おしゃれなホームページを作ることが可能です。
近年では、いくつかの質問に答えるだけで、ある程度整った状態からホームページが作れる、「Wix ADI」というAIサービスも提供されていますよ。
一方、『エックスサーバー』の場合なら、ホームページ作成にはWordPressを使うのがおすすめです。
WordPressもWebブラウザ上で操作できます。
さらに、テキストや画像などのコンテンツをブロック単位で編集できる機能「ブロックエディタ」により、初心者の方でも直感的な操作でホームページを作成可能です。
さらに、WordPressは世界シェアNo.1のCMSということもあり、テーマ(デザインテンプレート)が豊富です。
有料のテーマであれば、サポートが付いている場合もあり、安心して利用できます。
なお、おすすめのWordPressテーマを以下の記事で紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
ブログ
無料のホームページ作成ツール | レンタルサーバーで制作 | |
サービス名 | Wix | エックスサーバー |
ブログ | 無料 付属のブログ機能 |
無料 WordPressのブログ機能 |
ホームページを作る方のなかには、「ブログで自社のニュースやコラムなどの情報を発信したい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
『Wix』はブログ機能が付属しています。
『エックスサーバー』の場合でも、WordPressのブログ(投稿)機能が使えますよ。
なお、ブログにこだわりたい方は『エックスサーバー(WordPress)』がおすすめです。
WordPressは、「b2/cafelog」というブログツールをベースにし開発されたCMSのため、ブログ機能が充実しています(参考:WordPress.org「WordPress の歴史」)。
オリジナルのメールアドレス
無料のホームページ作成ツール | レンタルサーバーで制作 | |
サービス名 | Wix | エックスサーバー |
メールアドレス | Google Workspace 一人当たり680円 / 月 |
無料(無制限) |
会社のホームページと一緒に作っておきたいのが、オリジナルのメールアドレスです。
じつは、このオリジナルのメールアドレスには、両者の間で決定的な違いがあります。
『Wix』の場合、Googleのグループウェア『Google Workspace(グーグル・ワークスペース)』の契約が必要です。
『Google Workspace』にはさまざまな機能があるため、大変便利なのですが、メールアドレスは1ユーザーごとに月額料金が発生します。
たとえば、会社では以下のようなメールアドレスを取得することが多いです。
- 会社の代表 :info@〇〇〇.com
- サポート用 :support@〇〇〇.com
- 経営者の山田太郎さん用 : t.yamada@〇〇〇.com
- 従業員の山田花子さん用 :h.yamada@〇〇〇.com
この場合、4アカウントの契約が必要になります。
一番安い「Business Starterプラン」でも、1アカウントあたり月額680円がかかるため、最低2,720円は必要になるでしょう。
一方『エックスサーバー』の場合、メールアカウントは追加費用なしで、無制限に作れます。
従業員の数や想定される利用用途などを考慮したうえで、ご検討ください。
広告の非表示
無料のホームページ作成ツール | レンタルサーバーで制作 | |
サービス名 | Wix | エックスサーバー |
広告の表示 | あり(非表示は有料) | なし |
『Wix』の無料プランでは、前述のとおりホームページに広告が表示されてしまいます。
ホームページに自社とは関係のない広告が表示されていると、会社の信頼度が落ちるおそれがあるので、注意が必要です(※「パーソナル」以上の有料プランなら、広告を非表示にできます)。
一方『エックスサーバー』だと、広告は表示されません。
【法人想定】Wixとエックスサーバーの有料プランを比較
ここでは創業期など小規模の会社を想定して、『Wix』と『エックスサーバー』の月額費用を以下の条件で比較してみます。
- ホームページ :「.com」ドメインで作成(例)https://www.example.com
- メールアドレス :代表2つと個人用3つ
なお、『Wix』の無料プランは独自ドメインの接続ができないため、小規模な企業向けの「スモールビジネス」プランで比較しています。
Wix | エックスサーバー | ||
プラン | 無料 | スモールビジネス | スタンダード |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 0円 | 2,100円 | 990円(※1) |
広告の非表示 | × | 〇 | 〇 |
データ容量 | 500MB | 50GB | 500GB |
独自ドメイン 初年度年額 |
別途費用 | 0円(※2) | 0円 |
独自ドメイン 2年目以降年額 |
別途費用 | 1,666円(※3) | 0円 |
メールアドレス 月額費用 |
別途費用 | 3,400円(※4) | 0円 |
合計 初年度月額費用 |
– | 5,500円 | 990円 |
合計 2年目以降月額費用 |
– | 約7,166円 | 990円 |
(※1)スタンダードプラン36ヶ月契約時の月額料金です。
(※2)「Wix無料ドメインクーポン」を利用した場合です。
(※3)3年契約時の目安価格です。金額は取得するドメインによって異なります。
(※4)『Google Workspace』の「Business Starter(1ユーザーあたり680円/月)」を5つ契約した場合です。
このように、『エックスサーバー』の方が断然安いです。
結局どっち? 「おすすめの人」「おすすめでない人」
なかには、「結局どっちがおすすめ?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、『Wix』と『エックスサーバー』について、それぞれ「おすすめの人」「おすすめでない人」を紹介します。
Wixがおすすめの人(プラン別)
『Wix』がおすすめの人を、無料プランと有料プランに分けて紹介します。
無料プランがおすすめの人
- 個人用のホームページを作りたい人
『Wix』の無料プランなら、費用をかけずにホームページを作れます。
しかし、無料プランは広告が表示されたり、独自ドメインが接続できなかったりするため、会社のホームページには向いていません。
つまり、無料プランをおすすめできるのは、あくまでも個人用のホームページを作りたい人です。
有料プランがおすすめの人
- 予算に余裕がある人
- Wix特有の機能を使いたい人
『Wix』の有料プランは、予算に余裕がある人におすすめです。
前述のとおり、ビジネス想定だと、『Wix』は有料プランを申し込むことになるので、『エックスサーバー』より月額費用が高くつきます。
「少しでも予算を抑えたい」という方は、『エックスサーバー』を検討しましょう。
そのほか、『Wix』特有の機能を使いたい人にもおすすめです。
『Wix』には「顧客管理」や「見積書作成」など、+αの機能があります。
また「アプリ」を購入すれば、さまざまな機能を追加することも可能です。
無料プランで使い勝手を確認したのち、それらの機能に魅力を感じた場合は、『Wix』の有料プランを検討しましょう。
Wixがおすすめでない人
次に『Wix』がおすすめでない人を紹介します。
- オリジナルのメールアドレスが複数必要な人
前述のとおり、『Wix』でオリジナルのメールアドレスを取得するためには、『Google Workspace』の利用が前提となるため、アカウント(ユーザー)毎に料金が発生します。
従業員(メールアドレス)の数に比例して、ランニングコストが増えるため、注意が必要です。
エックスサーバーがおすすめの人
- 法人利用が多い「.co.jp」や「.jp」の独自ドメインを取得したい人
- 拡張性の高いホームページを作りたい人
- オリジナルのメールアドレスが複数必要な人
『エックスサーバー』ならレンタルサーバーの申し込みと一緒に、法人利用が多い「.co.jp」や「.jp」の独自ドメインをまとめて取得できるので、手間が省けます。
次に、拡張性の高いホームページを作りたいなら、『エックスサーバー』がおすすめです。
WordPressはオープンソース型CMSであるため、カスタマイズの自由度が高く、ホームページ作成ツールのように制限がありません。
システムを構成するプログラムのソースコードが、一般公開されているCMSのこと。基本的に複製、改変、再配布などが許可されているため、自由にカスタマイズできます。
※オープンソース型CMSについては、以下の記事で詳しく解説しています。
そのほか、『エックスサーバー』ならオリジナルのメールアドレスを無制限に作れるので、従業員が増えた場合も追加費用がかかりません。
以下の記事では、ビジネスにおすすめなメールアドレスの種類について解説しているので、あわせて参考にしてください。
エックスサーバーがおすすめでない人
- 完全無料でホームページを作りたい人
『エックスサーバー』では、完全無料でホームページを作ることができません。
最低でも、レンタルサーバー費用として月額990円~が必要になります。
とはいえ、独自ドメインが無料で取得できたり、オリジナルのメールアドレスが無制限で取得できたりと、ビジネス利用におけるメリットも多いです。
エックスサーバーなら初心者でもWordPressがすぐ使える
『エックスサーバー』の「WordPressクイックスタート」を利用すると、レンタルサーバーの申し込みと同時に、WordPress本体とテーマのインストールが自動的に完了します。
初心者の方でも簡単、そしてすぐにホームページ作成を始められるので、おすすめです。
本来、WordPressでホームページを作るには、以下7つの手順が必要になります。
- レンタルサーバーの契約
- ドメイン名の取得と設定
- SSLの設定
- WordPressのインストール
- WordPressテーマのインストール
- WordPressの初期設定
- デザインやコンテンツの作成
「WordPressクイックスタート」なら、「①~⑤」の手順がまとめて「たった10分」で完了しますよ。※「⑥WordPressの初期設定」の一部も完了。
なお、「WordPressクイックスタート」で選べるテーマは、以下のとおりです。
テーマ | 用途 | 費用 |
Cocoon (コクーン) |
ブログ | 無料 |
Lightning (ライトニング) |
ホームページ | 無料 |
XWRITE (エックスライト) |
ブログ | 990円/月 9,900円/年 |
SWELL (スウェル) |
ブログ | |
Snow Monkey (スノーモンキー) |
ホームページ | |
Emanon Business (エマノン・ビジネス) |
ホームページ | |
LIQUID INSIGHT (リキッド・インサイト) |
ブログ | |
Nishiki Pro (ニシキプロ) |
ホームページ |
上記有料テーマの価格は、『エックスサーバー』で購入したときの割引価格です。
※『XWRITE』は買い切りプランのみ割引されます。
詳しくは、以下の記事で解説しています。
「WordPressクイックスタート」は、10日間の「無料お試し」には対応しておりません。また、申し込み時に「ドメイン名」を入力する必要があります。
そのため、「まず試しに使ってみたい」「まだドメイン名が決まっていない」という方は、以下の記事を参考にしてください。
レンタルサーバーを申し込んだあとでも、WordPress本体とテーマが簡単にインストールできる「WordPress簡単インストール」機能について、解説していますよ。
まとめ
この記事では「無料のホームページ作成ツール」と「レンタルサーバーで制作」の違いについて解説しました。
- 無料のホームページ作成ツールは「広告」が表示されるため、ビジネスには不向き
- エックスサーバーなら、独自ドメイン永久無料特典で「.com」などが無料で取得可能
- エックスサーバーなら、メールアドレスを無制限に取得可能
- エックスサーバーを利用するなら「WordPressクイックスタート」がおすすめ
創業期であれば、ホームページはもちろん、オリジナルのメールアドレスも必要です。
その場合、ランニングコストが安くつくレンタルサーバーをおすすめします。
それでは、素敵なホームページの開設を願っています。
以上、読んでいただき、ありがとうございました。
ホームページの開設を検討している方へ
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『エックスサーバー』と『XServerビジネス』の違いは、以下の記事で詳しく解説しています。
なお、当メディア「初心者のための会社ホームページ作り方講座」では、初心者の方にわかりやすく会社のホームページを始められる方法を紹介しています!
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カワウソ
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