LIQUID CORPORATEを解説!手軽に高品質なホームページが作れるWordPressテーマ

【2024年11月28日更新】情報を更新しました。

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こんにちは、編集長のカワウソです!

「LIQUID CORPORATE(リキッド コーポレート)に興味あるけど、自社のホームページに合うか分からない……」とお悩みではないですか?

そこで今回は、『LIQUID CORPORATE』のメリットやデメリットを解説します。

カワウソ

この記事は次のような人におすすめ!

  • WordPressでコーポレートサイトを制作する人
  • 『LIQUID CORPORATE』の導入を検討している人
  • このテーマでどんなホームページが作れるか知りたい人

この記事を読めば、『LIQUID CORPORATE』が自社にマッチするかが分かり、導入について検討しやすくなりますよ。

それではどうぞ!

LIQUID CORPORATEとは?

LIQUID CORPORATE

▲出典:LIQUID PRESS

『LIQUID CORPORATE』は、コーポレートサイト向けのWordPressテーマです。

概要は次のとおり。

テーマ名 WordPress テーマ 『LIQUID CORPORATE』
開発・販売 リキッドデザイン株式会社
価格
  • ビジター(買い切り型):16,280円
  • ビジネス(サブスクリプション型):16,280円 / 年
  • エンタープライズ(サブスクリプション型):31,900円 / 年
ライセンス 100%GPL(テーマを構成するすべてのファイルを自由に改変・再配布できる)

なお、『LIQUID CORPORATE』は、「LIQUID PRESS」というWordPressテーマシリーズの一つです。

メモ

「LIQUID PRESS」は、優れたデザイン性や高いサポート能力を評価された、日本では数少ないWordPress公式有料サポートテーマです。

ほかにも、ブログ用の「LIQUID MAGAZINE」やLP用の「LIQUID LP」など、用途別で9種類の有料テーマがあり、累計ダウンロード数は5万を超えます(※ 2024年11月13日時点)。

LIQUID CORPORATEがおすすめな人

『LIQUID CORPORATE』は、初めてホームぺージを作るという初心者の方におすすめです。
直観的な操作で作れるのはもちろん、「動画マニュアル」なども充実しています。

また、コーポレートサイトに向くシンプルなデザインも魅力的。
ありとあらゆるビジネスに対応可能です。

さらに、標準機能としては珍しい「多言語機能」を備えています。
グローバル展開を予定している、もしくは海外企業と取引があるなど、複数の言語圏からのアクセスを想定している企業なら、選びたいテーマの一つと言えるでしょう。

テーマの購入プラン・特徴

『LIQUID CORPORATE』の購入方法は、「買い切り型」と「サブスクリプション型」の2種類があります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。

  買い切り型 サブスクリプション型
料金 16,280円 16,280円/年(ビジネスプランの場合)
使用可能なテーマ数 1つのみ 「LIQUID PRESS」全テーマ利用可能
メールサポート 30日間 契約中は無期限
備考 カスタマイズはサポート外 解約してもテーマは継続して利用可能

各プランのサポート内容についてはこちらをご確認ください。

おすすめは「サブスクリプション型」

多角的なサービス展開を検討している企業なら、サブスクリプション型がおすすめです。

サブスクリプション型での購入なら、以下「LIQUID PRESS」シリーズの有料テーマすべてを利用できます。

「LIQUID PRESS」シリーズの有料テーマ一覧
LIGHT 機能面やデザインがともにシンプルな、オウンドメディア(ブログ)用テーマ
MAGAZINE 本格的な運営を見越した機能を搭載した、オウンドメディア(ブログ)用テーマ
CORPORATE 本記事で紹介するコーポレートサイト(企業サイト)用テーマ
INSIGHT コンテンツ分析βツールを搭載した、オウンドメディア(ブログ)用テーマ
LP 本格的なLPを簡単に作れる、ランディングページ制作テンプレート
SMART スタイリッシュなデザインと機能面に特化した、オウンドメディア(ブログ)用テーマ
APP アプリLPを簡単に作れる、ランディングページ制作テンプレート
PORTFOLIO コンテンツを美しく魅せる、ポートフォリオ/ギャラリー用テーマ
PRESS BLOCK サイト全体をブロックで自由自在に編集できるテーマ

また、継続的なサポートも受けられるため、費用対効果が高いと言えるでしょう。

さらに、ダウンロードしたテーマは解約後も利用可能です。
さまざまな種類のホームページを運営予定なら、サブスクリプション型を選ばない手はないでしょう。

なお、「コーポレートサイトしか作らないし、継続的なサポートも必要ない」という方であれば、買い切り型でも問題ありません。

LIQUID CORPORATEのメリット

『LIQUID CORPORATE』のメリットは、以下のとおりです。

一つずつ解説します。

HTMLやCSSなどの知識が必要ない

『LIQUID CORPORATE』は、WordPressの「ブロックエディタ」に対応しています。
ブロックエディタを使えば、直感的にWebページを編集することが可能です。

ブロックエディタ(Gutenberg)とは

ホームぺージのテキストや画像をブロック単位で編集できる機能。HTMLやCSSの知識がなくてもWebページを編集できるため、初心者の方でも扱いやすいのが特徴です。

ホームページ編集方法について、HTMLとWordPressで比較

カワウソ

HTMLやCSSのようにコードで埋め尽くされた画面を見て、途方に暮れる心配もないでしょう。

汎用性が高いシンプルなデザイン

『LIQUID CORPORATE』の特長は、コーポレートサイトに適したビジネス向けのデザインであること。
シンプルなデザインにまとまっているため、業界・業種問わず使えます。

▲出典:LIQUID CORPORATE デモサイト

白を基調とした馴染みやすいデザインなので、どんなイメージにも合わせやすいでしょう。

ホームページを作るのが初めてという方でも、一定のクオリティのホームページが作れるテーマです。

「LIQUID BLOCKS」でさらに機能面が充実!

また、ブロックを拡張できるプラグイン「LIQUID BLOCKS」が無料で提供されているるのもメリット。
使えるブロックが増えると、デザインの幅も広がるでしょう。

LIQUID BLOCKSのレイアウト一覧

他のテーマでも、「LIQUID BLOCKS」の利用自体はできます。
しかし、『LIQUID CORPORATE』をはじめとした、「LIQUID PRESS」シリーズでの利用が想定されているため、テーマとの相性はお墨付き。

『LIQUID CORPORATE』を導入したら、ぜひ組み合わせて利用したいプラグインです。

「WordPress公式有料サポートテーマ」認定

『LIQUID CORPORATE』はもちろん、「LIQUID PRESS」シリーズは、品質やサポート面で審査を突破し、「WordPress公式有料サポートテーマ」に認定されています。

国産テーマでは数少ない、有料のサポートテーマの一つなのです。

WordPressから太鼓判を押されるクオリティなら、Web担当者としても安心して導入できますね。

ウィジェットごとにPC/モバイルの表示を切り替えられる

ウィジェットごとに、表示をPCのみ/モバイルのみに切り替えられる機能も便利です。

ウィジェットとは

ホームぺージに表示できるパーツのこと。WordPressなら、検索窓(サイト内検索)やカレンダーのようなパーツについて、管理画面から簡単に表示/非表示を切り替えられます。

そもそもパソコンとスマホでは、表示領域の大きさが異なります。

パソコンでは問題なく表示できる情報でも、スマホではスペースが狭すぎて見づらかったり、邪魔になってしまったりすることも多いでしょう。

そんなときに、パソコン用とスマホ用のウィジェットを準備し、この機能を使って表示/非表示を切り替えれば、デバイスごとに表示する内容を簡単に変えられるのです。

デバイスによって表示内容を変えることで、ホームぺージの見やすさや使いやすさの向上にも繋がるでしょう。

多言語対応機能が標準搭載

『LIQUID CORPORATE』には、「言語切替リンク機能」があります。
ホームページを訪れたユーザーが、「言語を切り替えるためのリンク」を設定できる機能です。

言語切替リンク機能

▲出典:LIQUID CORPORATE デモサイト

また、「言語自動判定切替」にも対応しています。
これはユーザーが使用するブラウザの言語設定から、対応した言語のホームページを自動的に表示する機能で、前述の「言語切替リンク」を選択しなくても、ホームぺージが切り替わるのが特徴です。

さらに、「言語アノテーション(言語ごとに対応したURLがあることをGoogleに伝える)」にも自動対応しています。

たとえば英語圏のアクセスなら英字、フランス語圏なら仏字と、Googleが言語圏に応じたURLを読み取り、検索結果に反映してくれます。日本国外からのアクセスでも、ユーザーがストレスを受けることなく、スムーズにホームページを閲覧できますよ。

つまり、プラグインも使わず、標準機能だけでインバウンド向けとしても活用できるホームページが作れるのです。
外国人を採用したい企業やグローバル展開を予定している企業などにうれしい機能ですね。

注意

ただし、翻訳機能はありません。別途翻訳サービスを利用するか、言語別にホームページを用意しましょう。詳しくはこちらで案内されています。

多言語対応拡張プラグイン「LIQUID MULTILINGUAL」

サブスクプランだと、多言語対応機能を拡張できるプラグイン「LIQUID MULTILINGUAL」が利用可能です。

「LIQUID MULTILINGUAL」のプラグインを導入すれば、言語設定が「3言語」から「10言語」に拡張されます。

「4言語以上に対応したホームページを作りたい」という方は、「LIQUID MULTILINGUAL」を導入しましょう。

メモ

「LIQUID MULTILINGUAL」は『LIQUID CORPORATE』以外のテーマでも使えます。

LIQUID CORPORATEのデメリット

買い切り型だとメールサポートが30日間のみ

『LIQUID CORPORATE』は、買い切り型だと30日間のみのサポートとなります。

そのため、買い切り型を購入するか検討している場合は、事前にマニュアルを見て、自社で制作および運用していけそうか判断しましょう。

なお、「サブスクリプション型」なら継続的にメールサポートが受けられます。

『LIQUID CORPORATE』の設定方法はもちろん、カスタマイズなどについてもメールで質問できるため、初心者の方から上級者の方まで幅広くおすすめです。

注意

「買い切り型」「サブスクリプション型」のどちらも、電話やチャットでの質問には対応していません。

カスタマイズの幅は広くない

『LIQUID CORPORATE』は、簡単にホームページが作れる分、自前でカスタムできる要素が少ないです。

選択肢が限定されていることは、初心者の方にとってありがたいポイントであるものの、デザインにこだわりたい企業には、あまりマッチしないかもしれません。

とはいえ、シンプルなデザインのブロックが多いので、組み合わせやすいです。

組み合わせを工夫すれば、オリジナリティも出せるでしょう。

おすすめのブロック(パーツ)を紹介

『LIQUID CORPORATE』を選ぶなら、さきほど紹介した「LIQUID BLOCKS」を使わない手はありません。
ここでは、そのなかでもホームページ制作におすすめのブロックを厳選して、ご紹介します。

レイアウト

LIQUID BLOCKSのレイアウト一覧(1~9)
LIQUID BLOCKSのレイアウト一覧(10~16)

「LIQUID BLOCKS」の16パターンのレイアウトは、汎用性が高いのが魅力です。

ブロックを組み合わせるだけで、理想のホームページデザインに近づけられます。

LIQUID BLOCKSのレイアウトブロックの活用例

デザイン例

料金表

LIQUID BLOCKSの料金表一覧

料金表のブロックも搭載されています。
ユーザーにとって、価格が比較しやすくなるので、複数のプランを提供している場合などにおすすめです。

LIQUID BLOCKSの料金表ブロックの活用例

デザイン例

CTA

LIQUID BLOCKSのCTAブロック一覧

CTA(コールトゥアクション)のブロックも充実しています。

CTAとは

「Call To Action(コール トゥ アクション)」の略で、日本語では「行動喚起」と訳されます。コンテンツを閲覧したユーザーをコンバージョンへと誘導する役割があります。

ホームページの閲覧をとおして、お問い合わせの獲得を目指す企業にとっては、有用なブロックです。

LIQUID BLOCKSのCTAブロックの活用例

デザイン例

スタッフが実際に使ってみた感想

以下、弊社(エックスサーバー株式会社)のWeb制作スタッフが、『LIQUID CORPORATE』を使用して感じたことです。

初心者の方へ

特殊なカスタマイズを必要としていなければ、ノーコードでも立派なコーポレートサイトが作れます。シンプルなコーポレートサイトを簡単に作りたいなら、ぜひおすすめしたいテーマです。

さらに、プラグイン「LIQUID BLOCKS」を有効化すれば、「レイアウト」や「料金表」など、デザインを作るためのブロックが拡張されます。別途有料で提供しているテーマも多いなか、無料で使えるのは良心的だと感じました。

その他、「多言語対応」や、「ウィジェット単位でPC /モバイルの表示切替」など、『LIQUID CORPORATE』ならではの個性も際立っています。

ただその反面、用途がしっかり定められた上で作られているので、カスタマイズの幅は他の有名なテーマと比べると、それほど広くありません。カスタマイズ性の高いテーマを求めている人には向かないでしょう。

とはいえ、『LIQUID CORPORATE』の扱いやすさ、シンプルなデザイン、多言語機能などが魅力的に感じる方にとっては、これ以上ないテーマだと思います。

『LIQUID CORPORATE』のホームページ事例

「LIQUID PRESS」公式サイト内には、『LIQUID CORPORATE』のデモサイトがあります。
テーマの機能や表示については、こちらで確認できますよ。

LIQUID CORPORATEのデモサイト

▲出典:LIQUID CORPORATE デモサイト

より実践的な活用について知りたい人は、こちらの「事例」をご覧ください。

LIQUID CORPORATEの導入事例

▲出典:LIQUID CORPORATE 導入事例

メモ

各事例の「テーマ」の項目に、「カスタマイズ」や「オリジナル」の記載がないものを参考にするのがおすすめです。

上記の記載があるものは独自にカスタマイズされているため、テーマに搭載されている機能だけでは再現できません。

『LIQUID CORPORATE』の導入方法3ステップ

最後に、『LIQUID CORPORATE』の導入方法を解説します。

STEP.1 サブスクリプションを契約 or 買い切りで購入

『LIQUID CORPORATE』は、以下のいずれかのプランで購入します。

A. 買い切り型 テーマ単体で購入するプラン(※サポートは30日間のみ)
B. サブスクリプション型 継続して費用を支払うプラン
すべてのテーマが使えて、サポートも継続して受けられる

 

カワウソ

「LIQUID PRESS」シリーズのなかから複数のテーマを利用したい方や継続的なサポートを希望する方は、サブスクリプションプランがおすすめです。

A.「買い切り型」での購入

STEP1

『LIQUID CORPORATE』の公式ページから、「ダウンロード」のボタンをクリックします。

LIQUID CORPORATE(ダウンロード)

▲出典:LIQUID CORPORATE

STEP2

カートに入れて購入してください。

LIQUID CORPORATE(カート画面)

▲出典:LIQUID CORPORATE

B.「サブスクリプション型」での購入

STEP1

「LIQUID PRESS」のトップページから使い放題のボタンをクリックします。

LIQUID PRESS(使い放題)

▲出典:LIQUID PRESS

STEP2

「ビジネス」「エンタープライズ」のどちらかの今すぐ登録をクリックし、購入してください。

LIQUID CORPORATE(今すぐ登録)

▲出典:LIQUID PRESS

STEP.2 テーマをインストールする

テーマファイル(liquid-corporate.zip)をダウンロードしたら、WordPressの管理画面からインストールします。

STEP1

WordPressダッシュボード > 外観 > テーマ > 新しいテーマを追加 > テーマのアップロード」から行います。

WordPress(テーマのアップロード)
STEP2

画面中央のファイルを選択から、テーマファイル(liquid-corporate.zip)を選んで、アップロードしてください。

WordPress(ファイルを選択)
STEP3

アップロードが完了したら、テーマを有効化します。

WordPress(有効化)

これで完了です。

STEP.3 プラグイン「LIQUID BLOCKS」をインストールする

最後に、本記事で紹介した「LIQUID BLOCKS」をインストールします。『LIQUID CORPORATE』と非常に相性のいいプラグインなので、ぜひインストールしてください。

STEP1

プラグインは、「WordPressダッシュボード >プラグイン > 新規プラグインを追加」から追加します。

WordPress(プラグイン>新規プラグインを追加)
STEP2

画面右上の「プラグインの検索」の欄に「LIQUID BLOCKS」と入力して検索し、「今すぐインストール」をクリックします。

WordPress(LIQUID BLOCKSの検索)
STEP3

あとは、プラグインに対して「有効化」すれば利用できます。

WordPress(LIQUID BLOCKSの有効化)
STEP4
プラグインを使う

投稿や固定ページで「LIQUID BLOCKS 」を表示して、ブロックギャラリーのデザイン一覧から、使いたいブロックパターン(ブロックの組み合わせ)を選びましょう。

ほかのおすすめプラグインについては、以下の記事で解説しています。あわせて参考にしてください。

まとめ

今回は、WordPressテーマ『LIQUID CORPORATE』のメリットやデメリットを解説しました。

まとめ
  • 『LIQUID CORPORATE』は「LIQUID PRESS」シリーズのコーポレートサイトテーマ
  • 多言語機能があり、国外拠点や海外取引などがある企業におすすめ
  • サブスクリプション型なら、複数のテーマが使えて、継続したサポートも受けられる
  • レイアウト系ブロックが充実しているので、ホームページのデザインを作りやすい

『LIQUID CORPORATE』は、テーマ自体の完成度が非常に高く、そのまま使っても十分に魅力的なコーポレートサイトが作れます。

一方、既存のテーマや機能にかなり手を加えることを前提としている場合は、より拡張性の高いテーマを選ぶのが良いかもしれません。

それでは、素敵なホームページの完成を願っております。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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