介護施設のホームページ参考事例10選!コンテンツ別に紹介

【2024年10月25日更新】情報の更新に伴い、紹介しているギャラリーサイトの一部を変更しました。

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こんにちは、編集長のカワウソです!

「介護施設のホームページを作りたいけど、どんな情報を掲載すればよいのか分からない……」とお悩みではありませんか?

そこで今回は、介護施設ホームページの参考事例をコンテンツ(情報)別に紹介します。

カワウソ

この記事は次のような人におすすめ!

  • 介護施設ホームページを作る人
  • 他社の介護施設ホームページを参考にしたい人
  • 介護施設ホームページ作成のポイントを知りたい人

この記事を読めば、介護施設の利用者を獲得するためのポイントも分かります。

それではどうぞ!

介護施設のホームページを開設するメリット

まず、介護施設のホームページを開設するメリットを解説します。

介護施設のホームページを開設する最大のメリットは、「利用者の獲得」が期待できることです。

介護施設の利用を検討している人は、複数の候補のなかから、自分もしくは家族に合うものを選びます。

そのためには、情報収集が欠かせないですよね。
きっと、さまざまな媒体から情報を収集するでしょう。

インターネットが普及している昨今では、ホームページは欠かせない存在。
ホームページがあれば、企業の公式情報として、介護施設のありとあらゆる情報を届けられます。

つまり、ホームページはWeb版のパンフレットとして、介護施設の魅力を発信するのに役立つのです。

カワウソ

近年は少子高齢化社会の影響により、介護業界も人材不足が問題視されていますよね。採用活動の観点でも、施設の運営状況が分かるホームページは、あったほうがよいでしょう。

介護施設のホームページで利用者を獲得する3つのポイント

介護施設のホームページの主な目的は、「利用者の獲得」です。

利用者を獲得するために、以下3つのポイントを意識してホームページを作りましょう。

それぞれ詳しく解説します。

施設の特長や強みを明確に伝える

どんな介護施設なのか明確に伝えよう

まず、「どんな介護施設なのか」を明確に伝えることが重要です。

前述のとおり、介護施設の利用を検討している人は、基本的に複数の候補のなかから選びます。

せっかくホームページを訪れても、写真や料金が無機質に載っているだけでは、介護施設の利用を検討している人もイメージしづらいでしょう。

最悪の場合、ほかの介護施設を求めて、ホームページから離脱してしまうかもしれません。

たとえば、介護施設の利用を検討している人は、以下のような情報を求めています。

情報の例
  • 施設環境
  • 食事
  • 料金
  • スタッフの対応
  • 医師や看護師が常駐しているか

これらを参考に、自社の介護施設が優れている点を積極的にアピールしましょう。

入居後の自分や家族がイメージできるようにする

入居後の自分や家族がイメージできるように

介護施設の利用を検討している人が、入居後の自分もしくはその家族をイメージできるようにしてください。

介護施設の利用を検討している人は、「安心して生活できる場所なのか」「親切に接してもらえるか」など、さまざまな不安を抱えています。

介護施設は一般的な賃貸住宅とは異なり、立地や間取りなどの住宅情報だけでは選べないですよね。
「人とのつながり」が多く発生する介護施設では、とくに不安が募るものです。

不安を払拭できない介護施設は、候補から落とされてしまうでしょう。

介護施設の利用を検討している人の不安を解消するためには、以下のようなコンテンツを掲載するのがよいです。

コンテンツの例
  • 施設の雰囲気と環境
  • 一日の流れや年間行事(イベント)
  • スタッフ紹介とその資格
  • 入居者の声と体験談

のちほど、コンテンツ別に参考事例を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

問い合わせや資料請求が簡単にできるようにする

問い合わせや資料請求が簡単にできるように

介護施設のホームページでは、「問い合わせ」や「資料請求」が簡単にできるようにしましょう。

介護施設の利用者を獲得するためには、まずそのきっかけとなる「問い合わせ」や「資料請求」などを増やす必要があるためです。

介護施設によっては、「見学申し込み」を受け付ける場合もあるでしょう。

しかし、介護施設の利用を検討している人が、それらの存在に気付くことができなければ、期待する成果は得られませんよね。

そのため、「問い合わせ」や「資料請求」などのボタンを工夫する必要があるのです。

ボタンの設置で大切なポイント
  • クリック可能なボタンだと認識できること
  • ボタンが見つけやすいこと
  • クリック後の動作が明確であること

詳しくは、以下の記事で解説しています。

介護施設のホームページ参考事例をコンテンツ別に紹介

ここからは、介護施設のホームページ参考事例をコンテンツ別に紹介します。

「どんな情報をどんな風に掲載すればよいのか」が分かれば、ホームページも作りやすくなるでしょう。

なお、これらのコンテンツは、介護施設の利用を検討している人が不安を解消するのに、重要な役割を果たします。

介護施設の利用者を獲得するうえで重要なコンテンツなので、ぜひその観点にも注目してみてください。

基本理念やコンセプト

ホームページに、介護施設の「基本理念」や「コンセプト」を掲載しましょう。
施設の方針、価値観、信念などを明確に表現することで、利用者やご家族に信頼感を与えられます。

また、施設の独自性や特徴を示せば、他の施設との差別化を図ることもできるでしょう。

参考に、鹿児島県で5つの通所介護と訪問看護・居宅支援事業を行う『株式会社ユニティ』のホームページをご覧ください。

ファーストビュー(最初に表示される画面領域)では、利用者の笑顔の写真とともに、「笑顔をつなげる こころをつなげる」というキャッチコピーが表示されています。

株式会社ユニティのファーストビュー

▲出典:株式会社ユニティ

また、キャッチコピーの下に、「ユニティの思い」と書かれた赤いボタンが設置されていますよね。
以下、リンク先のページです。

ユニティの思いページ

▲出典:株式会社ユニティ

このページからは、『株式会社ユニティ』が「どのような施設をめざしているか」「何を大切にサービスを提供しているか」などがよく分かります。

具体的には、理念として「結ばれる心」が紹介されており、介護施設の利用を検討している人に信頼感を与える内容になっていますよ。

なお、ファーストビューやボタンについては、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

施設の雰囲気と環境

介護施設の利用を検討している人が、入居後に快適かつ安心に過ごせる場所であることをイメージできるようにしましょう。

参考に、東京あきる野市にある介護施設『麦久保園』のホームページをご覧ください。

ファーストビューには、笑顔の入居者や、目線の位置を合わせるスタッフの写真が掲載されており、一目で好感を持てます。

麦久保園のファーストビュー

▲出典:麦久保園

さらに、「施設案内」ページでは、B1Fから屋外までの様子が詳しく写真で紹介されていますよ。

麦久保園の施設案内

▲出典:麦久保園

どの写真も明るくきれいに撮影されており、清潔感がありますよね。

これなら、介護施設の利用を検討している人も安心できるでしょう。

提供サービスの詳細

サービス内容も、介護施設の利用を検討している人が注目するポイントの一つです。

各サービス内容を分かりやすく伝えましょう。

サービス内容の例
  • 食事
  • 入浴
  • 排せつ
  • 健康管理や緊急対応
  • リハビリ

また、介護施設といっても、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、デイサービス、グループホームなど種類はさまざまですよね。
一般の方には分かりづらい専門的な用語や知識も多いため、初めての方でも分かりやすいように説明しましょう。

たとえば、全国展開するニチイグループの介護施設『ニチイホーム』のホームページでは、グローバルナビゲーションに「サービスの特長」が用意されています。

ニチイホーム

▲出典:ニチイホーム

「サービスの特長」をクリックしてみてください。
メガメニューの展開により、サービスの一覧が表示され、気になる情報にすぐアクセスすることが可能です。

ニチイホームのメガメニュー

▲出典:ニチイホーム

「選べるお食事」のページにアクセスしてみると、献立表がダウンロードできたり、メニューの写真が多く載っていたりと、その充実ぶりに驚きます。

▲出典:ニチイホーム

食事は入居者の楽しみの一つですよね。
また、その家族からしてみても、健康的な食事が与えられるのかは気になるポイント。

このページでは、噛むことや飲み込むことが難しい方向けの食事や、体調に合わせて個別対応することまで案内されており、配慮が感じられます。

気分にあわせて選べるメニュー
その日の気分で選べるメニュー

▲出典:ニチイホーム

このように、サービス内容一つひとつを丁寧に伝えれば、介護施設の利用を検討している人にも自社のよさが伝わるでしょう。

一日の流れや年間行事(イベント)

一日の流れや年間行事(イベント)を詳細に伝えれば、介護施設の利用を検討している人が、より入居後のイメージを持ちやすくなります。

参考に、大阪で複数の介護施設を運営する『ハートケアグループ』のホームページをご覧ください。

一日の流れや年間行事(イベント)が、写真付きで分かりやすく掲載されています。

ハートケアグループの1日の流れ

~ 中略 ~

ハートケアグループの1日の流れ

▲出典:ハートケアグループ

年間行事やイベントの紹介にも写真が多く使用されており、その充実度が伝わってきます。

ハートケアグループの年間行事

▲出典:ハートケアグループ

ハートケアグループのイベント

▲出典:ハートケアグループ

これだけの数の写真があれば、入居後に感じるギャップも最低限に抑えられるでしょう。

介護施設の利用を検討している人の不安を払拭する、重要なコンテンツです。

スタッフ紹介とその資格

介護施設の利用を検討している人は、どんなスタッフが対応してくれるのかを気にしています。

スタッフの写真や資格などの情報を掲載して、安心感を与えましょう。

スタッフ紹介のコンテンツ例
  • スタッフの写真
  • 資格
  • 勤続年数
  • 出身地
  • 仕事のきっかけ
  • 趣味や休日の過ごし方

参考に、兵庫県にある介護施設『円か』のホームページをご覧ください。

笑顔のスタッフ写真が使用されており、親近感が湧きます。

円かのスタッフ紹介
円かのスタッフ紹介

▲出典:円か

また、資格や出身地はもちろん、趣味、モットー、関心ごとなどが書かれており、各スタッフの特徴がよく分かりますよね。

このように、スタッフ紹介では人間味を出すことが重要。
人と人とのつながりが強い介護施設では、とくに意識したい部分です。

利用料金とその詳細

利用料金は、介護施設を選ぶうえで重要な検討材料です。

しかし、保険適用の可否や自己負担額の目安など、介護の仕組みは複雑ですよね。

介護施設の利用を検討している人が、料金面で不安を感じないように、できる限り分かりやすく提示しましょう。

とくに、入居金がかかるのか、月額費用が合計でいくらなのかを明示することが重要です。

参考に、全国各地に介護施設を展開する『サニーライフ』のホームページをご覧ください。

北海道「サニーライフ札幌白石」のページでは、入居金が無料であること、月額費用の合計金額が介護度によって変わることが明確に分かります。

サニーライフ札幌白石の入居金および月額利用料

▲出典:サニーライフ札幌白石

また、費用に関する説明文が設けられている点にも注目。
月額費用の内訳がより詳細に分かります。

費用に関する説明文(備考)

▲出典:サニーライフ札幌白石

このように、初めて介護施設を利用する人でもイメージがつく、料金の提示を心がけましょう。

入居者の声と体験談

介護施設の利用を検討している人は、実際の入居者の声も聞きたいと考えています。

いくら施設がきれいで、スタッフが親切そうでも、実際に入居してみないと分からないこともあるためです。

可能であれば、入居者もしくはその家族にインタビューを実施するなどして、リアルな声を届けましょう。

そのほうが、介護施設の利用を検討している人にとっては、有益な情報になります。

参考に、関東地方で複数の介護施設を運営する『アズハイム』のホームページをご覧ください。

アズハイムのお客様インタビュー

▲出典:アズハイム

「入居者」と「家族」のインタビューが20件以上掲載されています。

入居したきっかけや、その後の生活の様子はもちろん、それぞれの方の想いが伝わってくる内容です。

ぜひ参考にしてください。

よくある質問と回答

介護施設の利用を検討している方の不安や悩みは、多種多様です。

そのため、Q&Aページを作って、可能なかぎりホームページ上で不安や悩みを解消できるようにしましょう。

たとえば、介護施設であれば、以下のような内容が一般的です。

・ 見学は可能ですか?
・ どのような利用ができるのですか?
・ 食事はどのように提供されますか?
・ 面会時間はありますか?
・ 医師や看護師はいますか?

まず、実際に電話やメールであった問い合わせをリストアップしてください。

そのほか、他社のホームページを参考にし、自社の介護施設の利用を検討している人が知りたくなるような情報について、精査することをおすすめします。

参考に、『ベネッセスタイル ケア』のホームページをご覧ください。

よくある質問が3つの軸から探せます。

3つの軸
  1. 多く寄せられているご質問
  2. キーワードから探す
  3. カテゴリーで探す

▲出典:ベネッセスタイル ケア

これなら、悩みがいくつもあっても、すぐに見つけられそうですね。

介護施設の利用を検討している人の悩みを解決できれば、より「問い合わせ」や「資料請求」の獲得につながるでしょう。

施設見学の案内

利用者の獲得を目指すうえで、施設見学の案内は重要です。

案内の仕方によって、見学希望者の数も変わってくるでしょう。

施設見学を希望する人は、さまざまな疑問を抱えています。
そのため、なるべく親切に施設見学に関する情報を掲載するとよいです。

たとえば、施設見学を希望する人は、以下のような疑問を持っています。

施設見学者の悩みの例
  • どうやって見学を申し込むのか
  • 見学の時間帯は指定できるのか
  • 食事は試食できるのか
  • 写真が撮れるのか
  • 入居者の方と話ができるのか

介護施設の利用を検討している人が、何を見学できるのかを明確に提示しましょう。

また、遠方に住んでいる家族が施設を探している場合など、見学をする前に「資料請求をしたい」という人もいます。
そのような人のために、「資料請求」のボタンを設けるのもおすすめです。

参考に、全国各地で介護施設を運営する『そよ風』のホームページをご覧ください。

動画を使って、施設見学をするときの「準備」や「質問」について、詳しく紹介しています。

そよ風の資料請求・見学予約

▲出典:そよ風

カワウソ

これなら、介護施設の利用が初めての方でも、安心して見学できますね。

また、見学予約とあわせて、資料請求も目立つ場所にボタンが設置されているので、分かりやすいです。

利用までの流れ

介護施設のホームページを閲覧する人のなかには、利用を急いでいる方もいるでしょう。
利用に必要な手続きや書類について、お問い合わせや見学時に案内する方法もありますが、急いでいる方からすると親切ではありません。

ホームページで利用までの流れについて詳しく案内しておけば、急いでいる方でもスムーズに進められます。

たとえば、兵庫県で介護事業を行う『よりそい介護事業所』のホームページでは、「ご利用の流れ」というページを用意していますよ。

よりそい介護事業所

▲出典:よりそい介護事業所

流れが簡潔で分かりやすいのはもちろん、お問い合わせのステップでは「メールフォームへのリンク」や「電話番号」が記載されているため、このまますぐにアクションを取れます。

また、契約時に必要な書類も記載されていて、事前に市役所での申請および取得が必要なことが分かります。

よりそい介護事業所

▲出典:よりそい介護事業所

これなら事前に準備ができるので、スムーズに手続きを進められるでしょう。

カワウソ

なお、介護施設のホームページには、採用情報も記載しておくのがおすすめです。自社の公式情報となるホームページで、人材募集していることを明確に意思表示しましょう。

介護・福祉ホームぺージデザインを探しやすいギャラリーサイト

「介護・福祉分野のホームページデザインを探したい」という方向けに、ギャラリーサイトを紹介します。

ギャラリーサイトなら、他社のホームページを一覧で確認できるので、効率的に探すことが可能です。

ぜひ、デザイン制作時に活用してください。

cocotano!

cocotano!

▲出典:cocotano!

『cocotano!』は、国内のホームページを集めたギャラリーサイトです。
「福祉・介護・お年寄り」のカテゴリーから、参考のホームページを探せます。

DESIGN BASE

DESIGN BASE

▲出典:DESIGN BASE

『DESIGN BASE』には、施設のカテゴリに「老人ホーム」が用意されており、約30種類のホームページが紹介されています(2024年3月時点)。

cms design

cms design

▲出典:cms design

『cms design』は、CMSで作られたホームページを紹介しているギャラリーサイトです。

CMSとは

CMSとは、「Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、Web制作スキルがなくても、ホームページの制作や更新ができるシステムのことです。代表的なものに、「WordPress(ワードプレス)」があります。

数は少ないものの、「福祉・介護」のカテゴリが用意されているので、すぐに参考のホームページを探せます。

そのほか、ギャラリーサイトは以下の記事でも紹介していますよ。
ぜひ、役立ててください。

まとめ

この記事では、介護施設のホームページ参考事例をコンテンツ別に紹介しました。

また、介護施設の利用者を獲得するためのポイントも紹介したので、参考になったのではないでしょうか。

まとめ
  • ホームページはWeb版のパンフレットとして、介護施設の魅力を発信するのに役立つ
  • 介護施設の利用者を獲得するために、3つのポイントを意識する
  • 介護施設のホームページに必要なコンテンツを精査し、事例を参考にする
  • 介護施設のホームページをデザインするときは、ギャラリーサイトがおすすめ

それでは素敵なホームページの完成を願っております。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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