【2024年2月29日更新】紹介しているホームぺージの情報を更新しました。
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こんにちは、編集長のカワウソです!
不動産業なら、自社の取り扱い物件をホームぺージで紹介したいですよね。
ただ、「どんなホームぺージを作ればよいのか分からない……」と悩んでいる方は、多いのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産ホームぺージのデザインとコンテンツ(中身)について、参考事例を厳選して14個紹介します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- はじめて不動産ホームページを作る人
- 不動産ホームページのデザインやコンテンツに悩んでいる人
- 不動産ホームページ作成のポイントを知りたい人
この記事を読めば、ユーザーから反応を得やすい不動産ホームページを作れます。
また記事の後半では、不動産ホームページを作成するときのポイントも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
それではどうぞ!
デザインが魅力的な不動産ホームページ
まず、デザインが魅力的な不動産ホームページを、以下のカテゴリで紹介します。
写真が魅力的な不動産ホームページ
▲出典:株式会社ゆいホーム
『株式会社ゆいホーム』のホームページは、ファーストビュー(トップページに最初に表示される画面領域)に広がる大きな写真が特徴的です。
複数の写真が自動で切り替わり、それぞれ以下の内容が表示されます。
- スローガン「不動産・人・暮らしの縁結びが私たちの仕事です。」と自社の外観写真
- お客様の声一覧(複数のお客様の写真)
- ゆいホームにできること(白いおしゃれな部屋空間の写真)
- 注文住宅(注文住宅の参考写真)
ページをスクロールすると、さまざまなコンテンツが写真付きで表示されます。
物件はもちろん、スタッフの等身大写真などは、思わずクリックしたくなる写真ですよね。
▲出典:株式会社ゆいホーム
全体的に写真をふんだんに使った、分かりやすいホームぺージと言えるでしょう。
ホームページに掲載する画像について、詳しくは以下の記事で解説しています。
イラストが魅力的な不動産ホームページ
▲出典:エスケイ住宅販売株式会社
『エスケイ住宅販売株式会社』は、岡山県の不動産会社です。
ホームページでは、岡山県で生まれたと言われる童話「桃太郎」にちなんだイラストがふんだんに使用されています。
桃太郎でおなじみの犬、サル、キジなどのかわいいイラストから、「親しみ」が感じられますよね。童話に合った「やさしい色づかい」も印象的。
地域密着型の不動産会社であることが伝わってくるだけでなく、岡山県内で物件を探すのが楽しくなりそうなイラストです。
ホームぺージにイラストを入れる場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
動画が魅力的な不動産ホームページ
▲出典:リライズホーム株式会社
『リライズホーム株式会社』のホームページは、ファーストビューで流れる動画が特徴的です。
若いカップルがリライズホームの店舗を訪れ、物件を紹介してもらい生活を送るまでのストーリーが流れます。
▲出典:リライズホーム株式会社
動画は「Lifelong Happiness Partner」の文字と、リライズホームのスタッフの姿で終了。
相談から物件の内見まで、スタッフが丁寧に対応する様子も映し出され、サービスの質の高さがうかがえます。
ユーザーに対して、共感や安心感を与える動画と言えるでしょう。
ホームページに掲載する動画については、以下の記事で詳しく解説しています。
アニメーションが魅力的な不動産ホームページ
『アップシードレジデンシャル四ツ谷本店』のホームページの特徴は、アニメーションをうまく取り入れたデザイン。
ファーストビューだけでなく、ぺージ中央の「スタッフ紹介」や「物件情報」にもスライダー(写真が横に流れる機能)が用いられており、限られたスペースであるのにも関わらず、複数のコンテンツを閲覧できます。
さらに、ファーストビューすぐ下の地図にマウスポインタをおけば、エリアごとに紹介文が表示されますよ。
このようにアニメーションを活用すれば、トップページで、より多くの情報を魅力的に表示できますね。
アニメーションを多用しすぎると、サイトスピード(ページの読み込み速度)が遅くなるおそれがあります。単に「おしゃれにするため」ではなく、上記参考ホームページのように、意図(狙い)を持って機能的なアニメーションを使用しましょう。
導線が分かりやすい不動産ホームページ
『株式会社タカギプランニングオフィス』のホームページは、知りたい情報にすぐにたどり着ける、導線のよさが特徴的です。
まずヘッダー(ぺージ最上部のパーツ)にある、「借りる」「買う」のテキストリンクに注目してみましょう。
それぞれ、「ユーザー目線」かつ「行動」を意識したワード。
これならユーザーが自分の目的に照らし合わせながら、情報を探せますよね。
また、「借りる」をクリックして次のページに進むと、トップページでは虫眼鏡アイコンだけだった「物件の検索機能」が、サイドバーに展開した状態で表示されます。
物件を借りたいユーザーが、すぐに物件を探せるので便利ですよね。
そのほか、ヘッダーは固定(追従)されているため、いつでも他のページに移動できます。
ユーザーにとって、使いやすいホームページと言えるでしょう。
※ヘッダーについては、以下の記事で詳しく解説しています。
不動産ホームページに掲載すべきコンテンツと参考事例
次に、不動産ホームページに掲載すべきコンテンツを解説します。
項目ごとにホームページの具体例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
物件検索
物件検索は、不動産ホームページにおいて重要な要素です。
ユーザーが希望の物件を楽に探せる、検索フォームを設置しましょう。
一般的な物件検索には、以下のような項目があります。
- 沿線
- 駅
- エリア
- 地図
- 間取り
- 面積
- 築年数
- 価格
- 通勤時間
- 駅からの時間
- 建物種別・構造、地目・権利種類
そのほか、検索フォーム以外でも「特集ぺージ」などを活用し、不動産会社ならではのオリジナリティを出すのがおすすめです。
▲出典:部屋まる。
『部屋まる。』の特集では、「渋谷駅から電車で20分以内のお部屋」のように、さまざまな条件から物件を探すことが可能。
ほかにも「ペット可能」「女性限定」など、ユーザーが興味を持ちやすいテーマの特集があります。
ユーザーにとって、希望に合った物件が探しやすいホームぺージと言えるでしょう。
物件詳細情報
物件の詳細情報も、不動産ホームページには必須のコンテンツです。
一般的に以下の情報が掲載されます。
- 価格(賃貸の場合:家賃、管理費・共益費、敷金、礼金、保証金)
- 物件の間取り図、写真
- 所在地、最寄駅、駅徒歩〇〇分
- 間取り、物件の設備、駐車場
- 専有面積、階、向き、総戸数
- 建物種別、築年数、総戸数、地目、建ぺい率、都市計画
- 周辺環境
- 入居・引渡条件、入居・引渡可能時期、契約期間、取引態様
- 仲介手数料、保証会社、保険、その他初期費用
ただ、上記の情報を単に紹介するだけでは、他の不動産ホームぺージと代わり映えありません。
次で紹介する『カウカモ』は、物件紹介を「取材記事」で紹介していますよ。
▲出典:カウカモ
『カウカモ』は、厳選されたリノベーションマンションの購入や相談が可能な不動産ホームぺージです。
物件詳細情報では、写真ごとにコメントがあり、特徴をすぐに把握できるのがポイント。
カウカモスタッフ、売主、内装担当者など、さまざまな人物のコメントが閲覧可能です。
スタッフの熱量が感じられることはもちろん、記事を読むだけで、まるで内見したかのような感覚になりますよね。
このように不動産ホームぺージでは、「いかに分かりやすく、物件の魅力を伝えることができるか」が重要なのです。
コンセプト
自社のコンセプトを明確に打ち出しましょう。
とくにスタートアップ企業の場合は、大手の不動産ホームぺージとの違いを出すために、自社のオリジナリティを打ち出すことが重要です。
コンセプトがあれば、ユーザーに自社がどんな不動産会社なのかを、分かりやすく伝えることができます。
▲出典:株式会社万事屋本舗
『株式会社万事屋本舗』は、−60デシベル以上の防音物件のみを紹介する不動産会社です。
気兼ねなく楽器演奏をしたい人、大音量で音楽を楽しみたい人、動画配信をしたい人が満足できるような防音マンションを紹介しています。
▲出典:株式会社万事屋本舗
また、自社の特徴を「お客様へのお約束」として伝えていますよ。
- しつこい営業は致しません
- 査定だけでも喜んで!
- 明瞭会計で「万事」解決!
防音マンションの情報や防音関連の不動産ネタをYouTubeで配信しているのも特徴です。
コンセプトに合わせてさまざまなコンテンツを掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。
強み・選ばれる理由
多くの不動産会社がある中で、「なぜ自社が選ばれるのか」をユーザーにアピールする必要があります。
他社に負けない強みや魅力を伝えて、ユーザーが自社を選ぶための動機付けをしましょう。
契約実績、コストパフォーマンスのよさ、サポートの充実性など、ユーザーが注目しやすいポイントを分かりやすく表現するとよいでしょう。
▲出典:株式会社エヌプラッツ
『株式会社エヌプラッツ』の選ばれる理由は、「皆さまからご支持いただける3つの強み」として、それぞれタイトル付けされているのが分かりやすいです。
- なっとくのご提案
- なっとくのワンストップサービス
- なっとくの地域密着営業
そのほかコンテンツ下部に、「店舗紹介」や「スタッフ紹介」のリンクが設定されているのもポイント。
▲出典:株式会社エヌプラッツ
これなら、『株式会社エヌプラッツ』に興味を持ったユーザーを、次のコンテンツに誘導しやすいですよね。
会社概要
会社概要は、不動産業に限らず、企業のホームぺージには必要不可欠です。
従業員数、事業内容、所在地などはもちろん、不動産会社ホームページでは「宅地建物取引業者免許の番号」も記載しましょう。
▲出典:野村不動産株式会社
『野村不動産株式会社』の会社概要は、シンプルで見やすいです。
「宅地建物取引業者免許」や「一級建築士事務所登録」などの情報も確認できます。
会社概要で押さえておきたい項目の参考として、ぜひチェックしてみてください。
口コミやレビュー
ユーザーは、会社側からのアピールだけでなく、第三者の生の声も知りたいと考えています。
「お客様の声」や「レビュー形式の感想」などを掲載すれば、実績としてアピールできるでしょう。
参考に『ベスト不動産』のお客様の声を見てください。
お客様の顔写真だけでなく、直筆のメッセージが掲載されています。
「本当にベスト不動産を利用してよかった」という顧客の喜びが、伝わってきますよね。
さらに、お客様の声に対して、スタッフの感謝の気持ちも掲載されています。
このコメントから、親切に対応してくれるスタッフがいるのだろうと期待するユーザーも多いのではないでしょうか。
(参考:『ベスト不動産』のお客様の声)
よくある質問(Q&A)
よくある質問は、Q&A形式でまとめて掲載しましょう。
不明点があると、ユーザーがホームぺージから離脱してしまうかもしれません。
よくある質問ぺージで疑問を解消できれば、ユーザーの熱量を落とさずに済みます。
▲出典:兼六不動産株式会社
『兼六不動産株式会社』のよくある質問は、「買いたい方編」「売りたい方編」でタブが分かれています。
はじめに売買どちらの質問を知りたいかを選択できるので、質問を探す手間が省けるのがメリット。
「不動産購入時の諸費用はどのくらいかかりますか?」のような初心者向けの質問がそろっているので、不動産売買に慣れていないユーザーの不安解消にも有効です。
お問い合わせフォーム
お問い合わせフォームは、ユーザーの気持ちになって作りましょう。
「入力する項目が多い」「入力箇所が分かりにくい」などといったお問い合わせフォームは、ユーザーにストレスを与えてしまい、離脱要因になってしまいます。
必須項目は最小限に抑えて、分かりやすい入力フォームを作成しましょう。
入力フォームの最適化は、EFO(Entry Form Optimization)と呼ばれています。自社でEFOが難しい場合は、専用のサービスもあるので利用を検討してみるのもおすすめです。
▲出典:株式会社アライブ
『株式会社アライブ』のお問い合わせフォームは、必須項目が少なく見やすいのが特徴です。
入力が必要な個人情報は、名前とメールアドレスのみ。
個人情報を入れる箇所が少ないので、問い合わせに対するハードルも下がります。
またフォームの最後に電話番号を掲載しているのもポイント。
フォームの入力中に、「質問を文章にするのが難しいな」「電話した方が速いな」と感じたユーザーからの問い合わせを、受けることができます。
▲出典:株式会社アライブ
スタッフ紹介
スタッフ紹介ページは、「どんな人が対応するのだろうか」といったユーザーの不安の解消に役立ちます。
担当者の雰囲気や専門性が分かると、ユーザーは安心感や親近感を覚えるのです。
スタッフの写真やメッセージなどを通じて、個々の人柄や特徴をユーザーに伝えましょう。
▲出典:モリ・リフォーム
『モリ・リフォーム』は、地域密着型のリフォーム会社です。
スタッフ紹介コーナーでは、写真だけでなく、好きなことやメッセージなど人柄を理解できる情報が掲載されています。
また見出しなど、フォントサイズ(文字の大きさ)が適度に変わっているため、見やすいです。
デザインの参考にもなるでしょう。
不動産ホームページ作成3つのポイント
最後に、不動産ホームページ作成のポイントを解説します。
「どんな不動産ホームページなら使ってみたいか」を、ユーザー目線に立って考えることが大切です。
大手にはない自社の魅力を伝える
大手の不動産ホームページにはない、自社ならではの魅力を伝えましょう。
大手の不動産ホームページに、物件数や集客力で勝負するのは厳しいのが現実。
そのため、大手とは違った切り口でアピールする必要があります。
たとえば、大家と家賃交渉ができたり、非公開物件があったりする場合は、ユーザーにとってメリットがありますよね。
ホームぺージを見たユーザーに「ここならメリットがありそう」と感じ取ってもらうことが重要です。
ユーザーの行動をサポートする
不動産ホームページは、ユーザーの行動をサポートできるように設計しましょう。
たとえば、「お気に入り」や「最近見た物件」機能があれば、ユーザーは過去に見た物件について、容易に再アクセスできますよね。
ユーザーは希望の物件にめぐり合うまで、さまざまなぺージを閲覧するはずです。
あまりに多くの物件を見すぎて、「さっき見た物件をもう一度見たい」と思ったときには、どこにあったか分からなくなってしまうこともあるでしょう。
せっかく興味を持ってもらえたのに、ユーザーが再アクセスできなければ、機会損失が発生してしまう結果に。
そのため、「ユーザーがどのように行動するのか」を考え、サポートできる不動産ホームぺージを作る必要があるのです。
以下の記事は、ホームぺージ設計においてユーザーの行動を考える参考になるので、あわせてご覧ください。
スマホ対応する
スマホに対応した不動産ホームぺージを作りましょう。
とくに、個人(一般消費者)向けの不動産会社なら、スマホ対応は必須と言えます。
なぜなら現在、インターネットを閲覧するデバイスとしては、スマホが最も使われているためです。
LINE株式会社が行った2023年上半期のインターネットの利用環境調査では、「スマホのみ」と回答した人が59%いたのに対し、「パソコンのみ」と回答した人は1%しかいませんでした。
▲出典:LINE「〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2023年上期)」
パソコン優先で作られたホームページは、スマホでは見づらかったり、操作しづらかったりする場合があります。
スマホ対応すれば、多くのユーザーにとって、扱いやすい不動産ホームぺージになるでしょう。
まとめ
今回は、デザインを参考にしたい不動産ホームページの参考事例を14個紹介しました。
- 不動産ホームページは、ユーザー目線で作ることが重要
- スタートアップ企業なら、大手の不動産会社にはない自社の魅力を伝えよう
「もっと参考のホームぺージを探したい」という方は、ギャラリーサイトがおすすめです。
さまざまな企業ホームぺージの中から、イメージに近いデザインを探せますよ。
それでは、素敵な不動産ホームページの完成を祈っております。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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