【2024年7月12日更新】紹介しているメールアドレスの具体例について、情報を更新しました。
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こんにちは、編集長のカワウソです!
「会社のメールアドレスを取得したいけど、そもそもどんな種類があるの?」とお悩みではありませんか?
メールアドレスは種類によって特徴が異なり、個人用とビジネス用では使い分けが必要です。
そこで今回は、4種類のメールアドレスについて解説します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- 会社のメールアドレスを取得する人
- メールアドレスの種類による違いが知りたい人
- 種類を知ったうえで最適なメールアドレスを選びたい人
この記事を読めば、メールアドレスの種類が分かるだけでなく、ビジネス用に最適なものを選べます。
とくにビジネス利用の場合は、メールアドレスが会社の印象にも関わるため、適切な種類を選ぶ参考にしてくださいね。
それでは、どうぞ!
メールアドレスの種類は@の後ろで見分けられる
メールアドレスの種類は、@の後ろの文字列「ドメイン」から見分けが可能です。
インターネット上の「住所」に当たるもので、ホームページのURLやメールアドレスに使われます。
以下はメールアドレスの例と、それに対するサービスや種類を表しています。
たとえば、「example@docomo.ne.jp」の場合、NTTドコモのメールアドレスだと分かりますよね。
メールアドレスの種類を確かめたいときは、@の後ろに注目してみましょう。
@の後ろに知らないサービス名が入っている場合は、取得者が好きな文字列を指定する「独自ドメインのメールアドレス」の可能性があります。詳しくはのちほど解説しますね。
なお、メールアドレスを取得するにあたって、個人用としてならどの種類でも問題ないでしょう。
しかし、ビジネスで利用する場合は仕事相手からの印象に関わるため、メールアドレスの種類選びには注意が必要です。
4種類のメールアドレスと具体例
取得するドメインの種類を適切に選ぶために、それぞれの特徴について知りましょう。
メールアドレスの種類は、大きく分けて以下の4つです。
それぞれ、具体例もあわせて解説します。
プロバイダーメールアドレス
プロバイダーメールアドレスは、インターネットプロバイダーが提供するメールアドレスです。
プロバイダーとは、正式には「インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)」を略したもので、利用者の回線をインターネットにつなげる事業者のことです。
インターネットをつなぐためには、回線とプロバイダーの2つが必要になります。
回線とプロバイダーは提供する事業者が異なる場合が多く、それぞれと契約しないとインターネットが利用できません。
基本的にプロバイダーの契約1件につき、メールアドレス1つが無料で取得できます。
追加でのメールアドレス取得も可能で、その場合は月額数百円が相場です。
- @nifty光:@nifty.com
- So-net光:@●●●.so-net.ne.jp
- BIGLOBE光:@●●●.biglobe.ne.jp
- ぷらら/BUSINESSぷらら(法人向け):@●●●.plala.or.jp
- OCN光/法人向けOCN光:@●●●.ocn.ne.jp
※●●●はサブドメイン
基のドメインから用途や目的を分けたいときに、文字列を追加して分割したものです。
メールアドレスやホームページの利用内容に応じて、基のドメインの管理者がサブドメインを追加することができます。
これらのサブドメインには、プロバイダーによって自動で付与された文字列が入ります。
▲出典:So-net
プロバイダーにより自動的に付与されるサブドメインは、企業の管理用として文字列が割り振られます。
また、サブドメインを付与することで、@の前の文字列の自由度が高くなるというユーザー側のメリットもあるでしょう。
なお、サブドメインの文字列は、あとから変更できない場合が多いです。
「ぷらら」には、あとからサブドメインを変更できる無料オプションがあります。(参考:プライベートドメインメール | ぷらら)
キャリアメールアドレス
キャリアメールアドレスは、携帯電話キャリアとの契約により取得できるメールアドレスです。
自社で携帯電話の通信回線を保有している事業者(MNO)のこと。
携帯電話キャリアが提供するメールサービスやメールアドレスを、「キャリアメール」と言います。
携帯電話回線の契約1件に対して、無料で1つのメールアドレスを取得できます。
@の後ろが各携帯キャリアのドメインになっているのが特徴です。
- NTTドコモ:@docomo.ne.jp
- au:@ezweb.ne.jp、@au.com
- SoftBank:@softbank.ne.jp、@i.softbank.jp(Apple端末のみ)
- 楽天モバイル:@rakumail.jp
- Y!mobile:@ymobile.ne.jp
- UQ mobile:@uqmobile.jp(※有料オプション)
Y!mobileはSoftBank、UQ mobileはauのサブブランドです。
サブブランドとは携帯キャリアが展開する別のブランドで、コンセプトや料金体系などが異なります。
どちらも、公式サイトで「MNO(自社回線を所有している事業者)」であると公表されています。
(参考:MVNOとは?メリットや注意点を分かりやすく解説! | Y!mobile)
(参考:MVNOとは?乗り換え前に知っておきたいMVNOの特徴や選ぶ時のポイント│UQ mobile)
SMSはメールアドレスの種類ではなくサービス
携帯電話でメッセージのやり取りをする主な手段の一つに、「SMS」があります。
SMSはショートメッセージサービスの略で、携帯電話番号を宛先としてテキストのやり取りができるサービスです。
メールアドレスでやり取りする「Eメール」とは通信方式が異なり、動画やファイルなど大きい容量のファイルは送信できません。
また、一回のメッセージで送れる文字数にも制限があります。
そのため、サービスの通知やチャットのような短文テキストのやり取りに向いている連絡手段です。
カワウソ
SMSの利用には携帯電話番号が必須なので、よく本人確認手続きなどに利用されますよね。
フリーメールアドレス
フリーメールアドレスは、無料で取得できるメールアドレスのこと。
フリーメールサービスに登録すれば、メールアドレスが取得可能です。
サービスによって取得できるメールアドレスのドメインが決まっており、なかには複数から選択できるものもあります。
- Gmail:@gmail.com
- Outlook:@outlook.jp、@outlook.com、@hotmail.com
- Yahoo!メール:@yahoo.co.jp、@ymail.ne.jp
- iCloudメール:@icloud.com
フリーメールアドレスについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
カワウソ
関連記事では仕事用にフリーメールを利用するときの注意点も紹介しているので、参考にしてくださいね。
独自ドメインのメールアドレス
独自ドメインのメールアドレスは、自身でドメインを取得して作成するメールアドレスです。
世界に1つしかないオリジナルのドメインのこと。
メールアドレスとしてはもちろん、ホームページのURLにも利用できます。
【独自ドメインのメールアドレスの具体例】
独自ドメインは好きな文字列で取得できるため、メールアドレスの@の後ろも自由に決められるのがポイントです。
また、1つのドメインから、無制限で複数のメールアドレスを作成できますよ。
メールアドレスの作成に必要なのは、独自ドメインとサーバーの2つです。
独自ドメインはメールの「宛先」となり、サーバーは「送受信や保管」などの機能を担います。
独自ドメインとサーバーを提供するそれぞれのサービスと契約して設定すれば、メールアドレスが使えるようになりますよ。
サーバーには、容量が少なく安価な「メール専用」のものもありますが、ホームページには使えません。
企業(法人)であれば、ホームページを開設しますよね。
そのときに、ホームページのデータを保管できるサーバーも必要になるでしょう。
レンタルサーバーであれば、メールアドレスとホームページの両方に使えますよ。
ビジネスには独自ドメインのメールアドレスがおすすめ
社外とのやり取りなど、ビジネスで利用するメールアドレスには独自ドメインがおすすめです。
独自ドメインのメールアドレスはビジネスで利用するうえで、以下のメリットがあります。
- @以降のドメイン部分に、会社名やサービス名を含められる(信頼性の担保)
- 1つのドメインにつき、無制限にメールアドレスを作成できる
- 会社用でよく使われる文字列(info@やsupport@など)でメールアドレスを作成できる
たとえば、名刺交換をしたときに、相手のメールアドレスが無料で誰でも取得できるものだと、ちょっと不安ですよね。
その点、独自ドメインならメールアドレスが原因で、相手に不信感を与える心配がありません。
さらに、業務や従業員ごとのメールアドレスなど、@の前を変更して複数のメールアドレスを作れますよ。
独自ドメインのメールアドレス作成について、詳しくは以下の記事で解説しています。
また、以下の記事では会社用メールアドレスの例を紹介しているので、あわせて参考にしてくださいね。
メールアドレスをWebメールやメールソフトに設定しよう
取得したメールアドレスは、Webメールやメールソフトに登録しましょう。
Webメールとメールソフトは、どちらもメールの送受信や管理ができるツールです。
利用方法が異なり、Webメールはブラウザ上で利用するのに対して、メールソフトは端末にインストールして使います。
- Webメールの例:GmailやYahoo!メール
- メールソフトの例:OutlookやThunderbird
普段使うWebメールやメールソフトにメールアドレスを登録すれば、複数のメールアドレスをまとめて管理できますよ。
メールの確認漏れ防止にもなるので、使いやすいメールソフトでまとめて管理するのがおすすめです。
各種設定方法について、詳しくは以下のマニュアルを参考にしてください。メールソフトに加えて、Gmailへのメールアドレス設定方法も解説しています。
▶ エックスサーバー「メールソフトの設定」
なお、キャリアメールアドレスを設定できるアプリは限られています。
各スマホ端末やキャリアメール専用のメールアプリに設定してご利用ください。
まとめ
この記事では、メールアドレスの種類について解説しました。
- メールアドレスの種類は「ドメイン(@の後ろ)」で変わる
- 取得できるメールアドレスの種類は、大きく分けて4種類ある
- ビジネスに利用するなら、「独自ドメインのメールアドレス」がおすすめ
- 取得したメールアドレスは、「Webメール」や「メールソフト」に登録すると便利
ご自身が取得できるメールアドレスの種類から、用途に合わせて適切なものを選びましょう。
とくにビジネスには、信頼性を担保できる「独自ドメインのメールアドレス」が最適ですよ。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
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