【2024年2月29日更新】情報を新しくするとともに、読みやすい文章になるよう修正しました。
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こんにちは、編集長のカワウソです!
ホームぺージを作るときによく耳にする言葉が、「WordPress(ワードプレス)」と「CMS(シーエムエス)」です。
ただ両方とも、よく同じような説明がされているため、初心者の方だとそれぞれの違いが分かりづらいですよね。
そこで今回は、「WordPress」と「CMS」の違いを分かりやすく解説します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- WordPressとCMSの違いを知りたい人
- CMSの種類を知りたい人
- WordPress以外のCMSを知りたい人
- CMSの導入方法を知りたい人
この記事を読めば、自社に合うCMSを選べます。
また、初心者の方が簡単にCMSを導入する方法も解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
それでは、どうぞ!
WordPressとCMSの違い
まず、WordPressとCMSは、比較対象にありません。
というのも、WordPressはCMSの一種です。
たとえば、カワウソは動物の一種ですよね。一般的にカワウソと動物を比較することはありません。
ただ、動物のなかにも、脊椎動物や節足動物などいくつか種類があります。
同じように、CMSのなかにもいくつか種類があるので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。
WordPressとCMSについては、このあと詳しく解説します。
CMSとは
CMSとは、「Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、Web制作スキルがなくても、ホームぺージの制作や更新ができるシステムのことです。
CMSを使えば、初心者の方でも簡単にホームぺージを作れます。
なぜならCMSは、Web制作によく用いられるHTMLやCSSなどの言語に関するスキルを必要としません。
一方HTMLやCSSでホームぺージを作る場合は、ソースコードを記述することになります。
正確な言葉を話すのに、単語や文法を知らないといけないのと同じで、まずタグや記述方法を覚える必要があり、習得するのに時間がかかります。
なかにはホームぺージ制作を途中で挫折する方もいて、初心者向きとは言えません。
とくに理由がなければ、初心者の方はCMSを選びましょう。
※以下の記事では、HTMLとCSSについて詳しく解説しています。
CMSは大きく分けて2種類ある
CMSは大きく分けると、以下の2種類があります。
- オープンソースCMS(無料)
- 商用CMS(有料)
それぞれ詳しく解説します。
オープンソースCMS(無料)
オープンソースCMSとは、システムを構成するプログラムのソースコードが、一般公開されているものを指します。
オープンソースCMSのメリットとデメリットは、次のとおりです。
- 自由にカスタマイズできる
- 無料で使用できる
- 情報が豊富にある
まずオープンソースCMSは、基本的に複製、改変、再配布などが許可されているため、自由にカスタマイズできます。
さらに、オープンソースCMSは無料で使用することが可能です。無料であるため、利用ユーザー数も多い傾向にあります。
ユーザー数が多いCMSは、情報が豊富です。何か困ったことがあっても、調べれば解決策が見つかる可能性が高いでしょう。
- セキュリティの脆弱性が突かれやすい
- サポートが限定的
オープンソースCMSは、ソースコードが一般公開されているため、脆弱性(セキュリティホール)を突かれやすいです。
とくに利用ユーザー数が多いCMSは、同じ狙うにしても成功率が上がるため、ハッカーの標的になりやすいと言われています。
また、無料という側面もあり、サポートは限定的です。
ユーザー同士が質問や回答を投稿するフォーラム(掲示板)などはあるものの、基本的にボランティアによって成り立っています。
そのため、充実したサポートを期待する場合は、Web制作会社に依頼するなど、何かしら費用をかける必要があるでしょう。
商用CMS(有料)
商用CMSとは、システム会社などの企業が独自に開発したものを指します。
商用CMSのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
- 中規模~大規模のホームぺージでも使える
- 手厚いサポートを受けられる
- アップデートや不具合対応などの保証がある
まず商用CMSは、企業用として開発されているため、中〜大規模のホームぺージでも安心して使えます。とくにセキュリティ対策を強化したい企業におすすめです。
また、手厚いサポートを受けられるのもメリット。
導入時はもちろん、運営中に分からないことがあっても、電話やメールで問い合わせできます。
そのほか、アップデートや不具合対応などの保証も受けられるため、安定したホームぺージ運営ができるでしょう。
- 膨大なコストがかかる
商用CMSのデメリットは、なんといっても膨大なコストがかかること。
初期導入費用は数十万円〜数百万円、運用費用は十数万円〜数十万円と、創業期の企業にとっては現実的ではありません。
商用CMSは、あくまでもオープンソースCMSではビジネスができないと判断した企業のみが、対象になるでしょう。
商用CMSは、さらに以下の2つに大別できます。
- パッケージCMS:企業が製品開発したCMS
- フルスクラッチCMS:企業が顧客の要望に応じて開発するCMS
パッケージCMSのほうが安いものの、機能は限定的です。
一方、フルスクラッチCMSは高いものの、自社の基幹システムと密に連携させる場合などに向いています。
一概にどちらがよいとは言えないため、自社の要件に合わせたCMSを選ぶことが重要です。
WordPressとは
WordPress(ワードプレス)とは、世界シェアNo.1のオープンソースCMSです(2024年2月時点)。
CMSシェア62.8%は他を圧倒する数字であり、世界のホームぺージの43.2%がWordPressを利用しています。
▲出典:W3 Techswordpress-cms「Usage statistics of content management systems」
創業期の企業におすすめなのは、このWordPressです。
CMSシェア世界No.1であることはもちろん、さまざまなメリットがあります。
- 世界シェア1位
- 無料のソフトウェア
- 制作ソフトが必要ない
- Web制作スキルがなくても更新できる
- Web制作会社に外注しやすい
- テーマやプラグインが豊富
- スマホ対応している
- SEOに強い
- 定期的にアップデートされている
- ノウハウなどの情報が多い
詳しくは、以下の記事で解説しています。
また、CMSシェア第2位の『Shopify』と第3位の『Wix』については、以下の記事でも紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
テーマやプラグインについては、それぞれ以下の記事で解説しています。
WordPress以外のCMSってどうなの?
前述のとおり、WordPressは圧倒的なシェアを持っている背景もあり、コーポレートサイトやサービスサイトなど、ほとんどのホームぺージにおすすめです。
あえてWordPress以外のCMSを選択するメリットは少ないでしょう。
しかし、ECサイト(ネットショップ)に関しては、専用のCMSも候補になります。
EC(電子商取引)に特化した機能が多く、有力な選択肢になるのです。
ここでは日本でも実績のあるEC系のオープンソースCMS『EC-CUBE』を紹介しますね(参考:W3 Techswordpress-cms「Distribution of content management systems among websites that use Japanese」)。
CMS以外にも、『BASE』や『STORES』などの手軽に始められるネットショップ作成サービス(ECカート)があります。カスタマイズなど、ネットショップ作成サービスでは実現できないことがあるときに、EC系のCMSを検討するのがおすすめです。
EC-CUBE
▲出典:EC-CUBE
『EC-CUBE』は、株式会社イーシーキューブが開発する、EC向けのオープンソースCMS。35,000店舗以上の導入実績があり、日本で信用度が高いEC系CMSの一つです。
『EC-CUBE』の特徴は、何といってもカスタマイズ性の高さ。
ネットショップ作成サービスでは実現が難しいカスタマイズでも、対応できるケースが多いです。
たとえば、カスタムオーダーを受け付けるECサイトの場合、オリジナルのフォームやデザインシミュレーター(プレビューツール)などが必要になることがあります。
そのような独自機能も、『EC-CUBE』ならカスタマイズにより実現できるのです(参考:EC-CUBE 構築・導入事例 / スポーツ用品)。
以下のぺージから、オープンソースである「ダウンロード版」が入手できます。
▶ 無料ダウンロード
クラウド版は有料です。
CMSの導入方法
この記事で紹介した、WordPressや『EC-CUBE』などのCMSは、サーバーにインストールして使います。
サーバーとは、ホームぺージのデータを格納する場所のこと。ホームぺージを『家』に見立てた場合、サーバーは『土地』に当たります。
サーバーは自社で構築できるものの、膨大なコストがかかってしまいます。
そのため、一般的にはレンタルサーバーが使われることが多いです。
WordPressや『EC-CUBE』は日本でも実績があるため、ほとんどのレンタルサーバーでは、簡単にインストールできる機能が備わっています。
CMSはレンタルサーバーを契約して、インストールしましょう。
エックスサーバーならCMSのインストールが簡単
弊社の『エックスサーバー』にも、WordPressや『EC-CUBE』を簡単にインストールできる機能が備わっています。
『エックスサーバー』とは、弊社エックスサーバー株式会社が提供する国内シェアNo.1(※)のレンタルサーバーで、21万社以上の導入実績があります。(※ 2024年10月時点、W3Techs調べ)
サーバーパネル(管理画面)から、簡単にインストールできるので、初心者の方でも迷う心配はありません。
なお、WordPressを導入する予定で、「まだレンタルサーバーを契約していない」という方は、「WordPressクイックスタート」がおすすめです。
レンタルサーバーに申し込むだけで、WordPressが自動的にインストールされた状態からホームぺージ制作を開始できます。
詳しくは以下の記事で解説しています。
「WordPressクイックスタート」は、10日間の「無料お試し」には対応しておりません。また申し込み時に、ドメイン名を入力する必要があります。まだドメイン名が決まっていないという方は、以下の記事を参考に「無料お試し」から進めてください。
まとめ
この記事では、WordPressとCMSの違いについて解説しました。
- CMSならHTMLやCSSなどのスキルがなくても、簡単にホームぺージを作れる
- WordPressは、世界シェア圧倒的No.1のオープンソースCMS
- WordPressはコーポレートサイトはじめ、ほとんどのホームぺージにおすすめ
- ECサイトは、ネットショップ作成サービスやEC系CMSの『EC-CUBE』がおすすめ
創業期の企業であれば、まず会社の名刺となるコーポレートサイトを作りたいですよね。
コーポレートサイトなら、WordPressを選べば間違いないでしょう。
もし、ECサイトを作る必要がある場合は、ネットショップ作成サービスやEC系CMSの『EC-CUBE』をご検討ください。
それでは、素敵なホームぺージの完成を願っております。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ホームページの開設を検討している方へ
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『エックスサーバー』と『XServerビジネス』の違いは、以下の記事で詳しく解説しています。
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