【2024年10月8日更新】無料SSLと有料SSLの違いについて、関連記事を追加しました。
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こんにちは、編集長のカワウソです!
「WordPressでホームページを作りたいけど、費用はいくらかかるのだろう?」と心配していませんか?
確かに、ホームページ制作の予算を組み立てるうえでも、まず料金相場を知っておきたいですよね。
そこで今回は、WordPressでホームページを作る場合の料金相場を詳しく解説します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- 初めてホームページを作る人
- WordPressでホームページを自作する人
- WordPressでのホームページ制作を外注する人
この記事を読めば、WordPressでホームページを作るときに、何に対してどのくらいの料金がかかるのかが分かります。
ホームページ制作において必須の項目もあれば、そうでないものもあるので、この記事を参考に自社に見合った予算を組み立ててください。
また、記事の後半では、ホームページ制作を外注する場合の料金相場も解説しているので、気になる方はチェックしてみましょう。
それではどうぞ!
WordPressの利用方法は「org」と「com」の2種類ある
前提として、WordPressには「WordPress.org(オルグ)」と「WordPress.com(コム)」の2種類があり、それぞれ利用方法が異なります。
WordPressは、あくまでもホームページを作るためのソフト(システム)。
ホームぺージ(家)を作るには、サーバー(土地)とドメイン(住所)が必要です。
「Wordpress.org」では、WordPressを別途自社が契約したレンタルサーバーにインストールして利用します。
ドメインはレンタルサーバーを契約するときに、一緒に取得することが可能です。
一方、「WordPress.com」は、WordPressとサーバーがセットになったサブスクリプションサービス。
ドメインは、「WordPress.com」で申し込むか、別途自社で契約したものを連携もしくは移管することになります。
それでは、次にそれぞれの料金の違いやメリット・デメリットを見ていきましょう。
会社のホームページ利用なら「Wordpress.org」
WordPressと言えば、一般的には「WordPress.org」のことを指します。
会社のホームページにおすすめなのも「Wordpress.org」です。
実用レベルで考えると、「WordPress.com」より「WordPress.org」の方が安くなります。
「WordPress.org」と「WordPress.com」の比較表は、以下のとおりです。
WordPress.org | WordPress.com | |
利用方法 | サーバーにWordPressを インストールする |
プランに申し込む (無料~月額9,867円) |
本体価格 | 無料 | プランに含まれる |
サーバー | レンタルサーバーを自社で契約 (月額1,000円程度) |
プランに含まれる |
独自ドメイン | ドメインを自社で契約 (無料※1~年額4,100円程度※2) |
WordPress.comで申し込む (年額1,700円~4,700円程度※2) or ドメインを自社で契約して、 連携もしくは移管する |
メリット | 機能について制限がなく、ホームぺージ制作や運用に必要な要件を揃えると安い | 申し込めば、WordPressがすぐに使える |
デメリット | レンタルサーバーの契約が必要など、 WordPressを使うまでに準備が必要 |
|
※1 レンタルサーバー契約の特典として、無料でドメインを取得できる場合
※2 ドメインの種類によって価格は変わります。
「WordPress.org」と「WordPress.com」のプランを比較
「WordPress.org」の安さとコストパフォーマンスを確認するため、「WordPress.com」の5つのプランと比較してみましょう。
WordPress.org | WordPress.com | |||||
無料 | Starter | Explorer | Creator | Entrepreneur | ||
月額料金 | 本体:無料 サーバー:1,000円程度 |
無料 | 年払い:564円 月払い:1,269円 |
年払い:1,128円 月払い:2,537円 |
年払い:3,524円 月払い:5,638円 |
年払い:6,343円 月払い:9,867円 |
データ容量 | 目安:100GB~ (※サーバーによる) |
1GB | 6GB | 13GB | 50GB | 50GB |
広告表示 | なし | あり | なし | なし | なし | なし |
独自ドメイン利用 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
テーマの インストール |
〇 | × | × | × | 〇 | 〇 |
プラグインの インストール |
〇 | × | × | × | 〇 | 〇 |
SSL | 〇 (※有料サーバーの場合) |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
お問い合わせ フォーム |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
サポート | フォーラム | フォーラム |
|
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|
|
※ 年払いの場合チャット可能(英語のみ)
WordPressを実用レベルで使うなら、テーマ(デザインテンプレート)やプラグイン(拡張機能)のインストールは必須です。
その観点からすると、「WordPress.com」なら、Creatorプラン(月額3,524円~)以上を選ぶことになるでしょう。
そのため、レンタルサーバー(月額1,000円程度)を契約して「WordPress.org」を使ったほうが、安くなるのです。
なお、ここから先は「WordPress.org(以下WordPress)」について、解説していきます。
弊社のレンタルサーバー『エックスサーバー』の「WordPressクイックスタート」を使えば、すぐにWordPressを利用できますよ。
レンタルサーバーの申し込みの完了と同時に、WordPressが使えるようになるため、初心者の方でも迷う心配がありません。
詳しくは、あとの「【初心者向け】WordPressでホームぺージを作る手順」で解説しています。
WordPressは無料?料金がかかる項目と相場
WordPressでは、項目によって費用がかかるものと、かからないものがあります。
それぞれの項目は「必須」と「任意」に分けられますよ。
それぞれの項目で利用するサービスやプランによるものの、WordPressで会社のホームぺージを作る場合、年間約2万2千円~の料金が目安です。
それぞれ料金相場にも注目しながら、詳しく解説します。
【必須】レンタルサーバー:月1,000円程度
ホームページの「土地」とも言える、サーバーは必須の項目。
自社で用意すると膨大な費用がかかるので、レンタルサーバーを借りるのが一般的です。
レンタルサーバーには、「無料」と「有料」があります。
無料サーバー | 有料サーバー | |
価格相場 | – | 月1,000円程度~ |
メリット |
|
|
デメリット |
|
コストがかかる |
会社のホームページなら、有料かつ月額1,000円程度~のレンタルサーバーがおすすめです。
無料のレンタルサーバーもありますが、ディスク容量(土地面積)が少なかったり、広告が表示されたりするため、会社用のホームぺージと考えると選択肢から外れるでしょう。
また、相場より安価なサーバーになると、企業のホームぺージを運営するうえでは性能が十分でないおそれがあります。
表示速度が遅かったり、安定性に欠けたりすると、ユーザーにストレスを与えてしまうため、避けるほうが無難です。
サーバーについては、以下の記事で詳しく解説しています。
【必須】ドメイン(独自ドメイン):年間1円~4,100円程度
インターネット上の「住所」の役割を担うのが、ドメインです。
このメディアの場合、URL(https://www.xserver.ne.jp/bizhp/)のうち、「xserver.ne.jp」がドメインにあたります。
ドメインには、「共有ドメイン」と「独自ドメイン」の2種類があり、それぞれの特徴は以下のとおりです。
共有ドメイン | 独自ドメイン | |
例 | https://〇〇〇.▲▲▲.com ※〇〇〇の部分は指定できるが、 ▲▲▲の部分はサービス提供者が 定めた文字列が入る。 |
https://〇〇〇.co.jp ※〇〇〇の部分を好きな文字列で 指定できる。 |
価格相場 | 無料 | 1円~約4,100円/年 |
メリット |
|
|
デメリット |
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|
会社のホームぺージであれば、信頼度が高い独自ドメインを選びましょう。
共有ドメインは無料で取得できるものの、自社とは関係のない文字列が入ってしまいます。
また、会社のホームぺージ用の独自ドメインは、以下の3つから選ぶのがおすすめですよ。
.co.jp
・取得条件:日本に登記している企業
・取得費用(1年目):約4,100円/年額
・更新費用(2年目以降):約4,100円/年額
.com
・取得条件:なし
・取得費用(1年目):1円~/年額
・更新費用(2年目以降):約1,400円/年額
.jp
・取得条件:日本に住所がある方
・取得費用(1年目):約300円~/年額
・更新費用(2年目以降):約3,000円/年額
※取得先のサービスによって金額は異なります。
これらのドメインは上場企業などにも利用されており、一般的に認知度が高いです。
認知度が低いドメインは、ユーザーが不審に感じて、ホームぺージにアクセスしづらくなるため、注意しましょう。
なお、独自ドメインはレンタルサーバーで取得するのがおすすめです。
申し込みが1社で済むうえに、更新や決済などの管理がまとめてできるメリットがあります。
『エックスサーバー』には、「独自ドメイン永久無料特典」があります。
上記で紹介したおすすめの独自ドメインが無料で使えるため、ぜひご利用ください。
※プランによって、特典対象のドメインの種類が異なります。
※ドメインについては、以下の記事で詳しく解説しています。
【必須】SSL化:無料~
ホームページを運営するうえで、SSL化は必須と言えます。
SSL化とは、ホームページ上の通信をSSLにより暗号化することです。
「Secure Socket Layer」の略で、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みのこと。
たとえば、ホームページ上でやり取りされる、個人情報やクレジットカード情報の漏洩を防ぐのに貢献しています。
SSLは、レンタルサーバーにより無料で提供されていることが多いです。
無料のSSLでも、通信の暗号化の質に問題はありません。
ただし、ホームページの信頼度を上げる場合は、有料のSSLがおすすめです。
有料SSLなら、通信の暗号化のみならず、SSL化していることをユーザーに分かりやすくアピールできる「サイトシール」や、マルウェア(ウイルス)やフィッシングURLといった脅威を自動的に診断・検知する「セキュリティ診断機能」に対応していたりします。
(参考:エックスサーバー「クラウドセキュア スピード認証SSL」)
カワウソ
上記のように、セキュリティ診断済みであることをサイトシールで分かりやすくアピールすれば、ユーザーからの信頼を獲得しやすくなるでしょう。
詳しくは以下の記事で解説しているので、あわせて参考にしてください。
【任意】テーマ:年間1万円~5万円程度
テーマとは、WordPress用のデザインテンプレート(ひな形)のこと。
テーマを使用すると、デザインがほぼ完成した状態から、ホームページ作成を開始できます。
あとはテキストや画像などを自社の素材に変更していけば、オリジナルのホームページが作れるでしょう。
テーマには、「無料」と「有料」があります。
無料テーマ | 有料テーマ | |
機能 | 制限される場合もある | 用意された機能がフルに使える |
サポート | サポートがない、 または制限される |
|
価格相場 | – | 年間1万円~5万円程度 |
初心者の方がホームページを自作するなら、有料かつ国産のテーマがおすすめです。
マニュアルはもちろん、サポートが受けられるため、初心者の方でも安心してホームページを作れますよ。
有料と言っても、年間1万円〜5万円程度で利用できるため、経費の範囲内と言えるでしょう。
一方、無料テーマは数が豊富であるものの、ほとんどが海外製です。基本的に日本語のマニュアルやサポートが用意されていません。
ホームページ作成では必ずと言ってよいほど、不明点が出ます。
不明点を解決できなければ、ホームページ作成が前に進まなくなるでしょう。
以下の記事では、おすすめのWordPressテーマを紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
【任意】プラグイン:無料~
プラグインとは、WordPress用の拡張機能のこと。
たとえば、本来プログラミングスキルが必要な「お問い合わせフォーム」も、プラグインを用いれば、簡単に実装することが可能です。
テーマ同様、プラグインにも「無料」と「有料」があります。
無料プラグイン | 有料プラグイン | |
機能 | 制限される場合もある | 用意された機能がフルに使える |
料金体系 | – | サブスク(月額制) 買い切り型 |
料金相場 | – | サブスク:数百円~数千円/月 買い切り型:1,000円~数万円 |
基本的には、無料のプラグインでも事足りることが多いです。
しかし、無料のプラグインのなかには、機能が制限されているものもあります。
求める機能が制限されている場合は、解除するために費用が必要になるでしょう。
料金は「サブスク(月額制)」や「買い切り型」まで、プラグインによって大きく異なるため、費用対効果が見込めるかで、導入を判断してください。
プラグインについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
【初心者向け】WordPressでホームぺージを作る手順
ここでは、初心者の方向けに、WordPressでホームぺージを作る手順を解説します。
本来、WordPressでホームぺージを作るには、以下の手順が必要です。
- レンタルサーバーの契約
- ドメインの取得と設定
- SSLの設定
- WordPressのインストール
- WordPressテーマのインストール
- WordPressの初期設定
- デザインやコンテンツの作成
弊社『エックスサーバー』の「WordPressクイックスタート」なら、「①~⑤」の手順がまとめて「たった10分」で完了しますよ。※「⑥WordPressの初期設定」の一部も完了。
なお、「WordPressクイックスタート」で選べるテーマは、以下のとおりです。
テーマ | 用途 | 費用 |
Cocoon (コクーン) |
ブログ | 無料 |
Lightning (ライトニング) |
ホームページ | 無料 |
XWRITE (エックスライト) |
ブログ | 990円/月 9,900円/年 |
SWELL (スウェル) |
ブログ | |
Snow Monkey (スノーモンキー) |
ホームページ | |
Emanon Business (エマノン・ビジネス) |
ホームページ | |
LIQUID INSIGHT (リキッド・インサイト) |
ブログ | |
Nishiki Pro (ニシキプロ) |
ホームページ |
上記有料テーマの価格は、『エックスサーバー』で購入したときの割引価格です。
※『XWRITE』は買い切りプランのみ割引されます。
詳しくは、以下の記事で解説しています。
「WordPressクイックスタート」は、「無料お試し」には対応していなかったり、申し込み時に「ドメイン名」を入力する必要があったりするので、注意してください。
試用したい方やドメインがまだ決まっていない方は、「WordPress簡単インストール 」がおすすめです。詳しくは以下の記事で解説しています。
また、WordPressを使ってホームページを自作する方には、以下の2記事がおすすめです。
それぞれ『Lightning』でホームページを自作する方法を解説しています。
「まずは1ページ作ってみたい」という方は、こちらの記事を参考にしてください。
『Lightning』でホームページ全体を制作する方法については、以下の連載企画で詳しく解説しています。
全12回を通して実用レベルのホームページが作れるため、おすすめです。
WordPressのホームぺージを外注するときの料金相場
最後に、WordPressのホームページを外注するときの料金相場について解説します。
「ホームページを自作する自信がない……」という方は、こちらを参考にしてください。
ここでは主に、以下の2パターンを想定して解説しますね。
ホームページ制作を外注した場合でも、レンタルサーバーやドメインの費用は別途必要です。テーマやプラグインは、既成のものを使うのかどうかを外注先に確認して、判断してください。
Web制作会社に依頼した場合
Web制作会社に依頼する場合、基本的に作るホームページの規模(ページ数など)によって、費用は異なります。
以下は、ページ数別の料金目安です。
ホームページの役割 | ページ数 | 想定価格 |
名刺 | 1~3ぺージ程度 | ~40万円 |
パンフレット | 5~10ぺージ程度 | 40~70万円 |
ブランドサイト | 15~20ぺージ程度 | ~150万円 |
創業期だと、なるべく予算を抑えたいですよね。
「会社のことを知ってもらう」ための「名刺程度のホームページ」であれば、40万円程度が相場です。
※名刺の役割のホームページについては、以下の記事で解説しています。
ページ数が多かったり、デザイン性が高かったりする場合などは、要件に応じて費用が増します。
とくに、独自のシステムを開発する場合は、高額になるケースもあるため、事前に見積もりを取って予算と照らし合わせましょう。
なお、Web制作会社の選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。
フリーランスに依頼した場合
一般的に、ホームページ制作の外注費用は、Web制作会社よりフリーランスのほうが安いです。
フリーランスだと、名刺代わりのホームページであれば、5万円〜10万円程度で作れます。
ページ数を増やしたり、デザイン性を高くしたりなど、いわゆるパンフレットのようなホームページを作る場合は、30万円〜50万円程度を目安に考えておけばよいでしょう。
ただし、それ以上の規模や複雑な要件のホームページだと、そもそもフリーランスでは作れない可能性もあります。
そのほか、途中で連絡がつかなくなるリスクも否定はできません(参考:CrowdWorks「契約相手との想定外のトラブルを防ぎましょう」)。
そのため、ただ安いからといった理由で選ぶのではなく、Web制作会社とフリーランスそれぞれのメリットとデメリットを把握したうえで、ホームページ制作を依頼しましょう。
詳しくは、以下の記事で解説しています。
また、フリーランスへの依頼については、以下の記事を参考にしてください。
まとめ
今回は、WordPressでのホームページ作成に必要な料金について紹介しました。
- WordPressには「WordPress.org」と「WordPress.com」の2種類がある
- 会社のホームページなら、「WordPress.org」がおすすめ
- WordPress自体は無料だが、「サーバー」や「ドメイン」は必要
- 初心者の方には、サポートが手厚い、「有料かつ国産のテーマ」がおすすめ
- プラグインは無料から探し、求める機能によっては有料も検討する
まだレンタルサーバーを契約していないという方は、記事で紹介した弊社『エックスサーバー』の「WordPressクイックスタート」がおすすめです。
レンタルサーバーに申し込むだけで、すぐにWordPressでホームページ制作を開始できるため、初心者の方でも迷う心配がないですよ。
それでは、素敵なホームページの完成を願っております。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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