WordPressを使ったホームページの作り方!7つの手順で解説

【2023年9月21日更新】弊社『エックスサーバー』の「WordPressクイックスタート」で、『Nishiki Pro』のテーマが購入可能になったため、追記しました。

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こんにちは、編集長のカワウソです!

「WordPress(ワードプレス)でホームページを作りたいけど、何から手をつければよいのか分からない……」とお悩みではありませんか?

そこで今回は、WordPressを使ったホームページの作り方を7つの手順で解説します。

カワウソ

この記事は次のような人におすすめ!

  • はじめてWordPressでホームページを自作する人
  • WordPressによるホームページ制作の手順を知りたい人
  • 会社のホームページをすぐに開設したい人

この記事を読めば、WordPressによるホームページの作り方だけでなく、開設後にやるべきことも分かります。

WordPressで作ったホームページを安全に運営したり、目標を達成したりするために必要なので、ぜひ参考にしてください。

なお、この記事ではホームページを作る前の準備から解説しています。

実際の手順のみを知りたい方は、「WordPressでホームぺージを作る7つの手順」からご覧ください。

それではどうぞ!

WordPressとは

WordPressは、CMS(シー・エム・エス)の一種です。

CMSとは

Content Management System(コンテンツ・マネージメント・システム)の略称で、ホームページの制作や更新ができるシステム(ソフトウェア)のこと。

WordPressは無料で使えます。
また、テーマ(デザインテンプレート)やプラグイン(拡張機能)が豊富であるため、初心者の方でも完成度の高いホームページを簡単に作ることが可能です。

WordPressがホームページ制作に適している理由は、以下の記事で詳しく解説しています。

プラグインについては、以下の記事を参考にしてください。

ホームページ制作前の3つの準備

WordPressを使ってホームページを制作する前に、以下3つを準備しましょう。

ホームページの目的を決める

ホームページの目的は、以下のとおりです。

目的 ホームページの種類
  • 会社のことを知ってもらう
コーポレートサイト
  • ブランドのことを知ってもらう
  • ブランドの価値や信頼性を伝える
ブランドサイト
  • サービスのことを知ってもらう
  • サービスを申し込んでもらう
サービスサイト
  • 商品を購入してもらう
ECサイト
  • 人材を獲得する
リクルートサイト

このように、目的によって作るホームぺージの種類は異なります。

創業期であれば、まず自社の名刺となる「コーポレートサイト」から作りましょう。

詳しくは、以下の記事で解説しています。

なお、ホームぺージの種類と目的を詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。

ホームページの構成を考える

ホームページの目的が決まったら、構成を考えます。

構成とは、ホームページの目的を達成するために必要なページの「内容」や「数」を決めること。ホームページの構成を練るときは、「サイトマップ」が用いられます。

サイトマップとは

サイトマップとは、ホームページ全体の構造をツリー図で表したもの。コンテンツをおおまかに分類する目的で用います。

以下、サイトマップの例です。

サイトマップ

サイトマップの作り方については、以下で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

文章や画像などの素材を用意する

最後に、ホームぺージに掲載する文章や画像を用意しましょう。

以下、ホームぺージに必要な素材の代表例です。

ホームぺージに必要な素材の代表例
  • 会社のロゴ
  • 会社を紹介する文章や写真
  • 代表者の挨拶文や写真
  • 商品の説明文や写真

構成に合った素材をあらかじめ用意しておくと、ホームページ制作がスムーズに進みます。

「素材を自社で用意するのが難しい……」という方は、プロのライターやフォトグラファーに外注しましょう。

「予算を抑えたい」という場合には、以下を参考に、無料で使える素材サイトを活用してください。

ちなみに、以下の記事ではホームページに適したロゴの作り方を解説しています。

代表挨拶の作り方は以下のページで解説しているので、あわせて参考にしてください。

WordPressでホームぺージを作る7つの手順

WordPressでホームページを作る一般的な手順は、大きく分けると以下の7つです。

弊社『エックスサーバー』の「WordPressクイックスタート」なら、「①~⑤」の手順がまとめて「たった10分」で完了しますよ。※「⑥WordPressの初期設定」の一部も完了。

なお、「WordPressクイックスタート」で選べるテーマは、以下のとおりです。

テーマ 用途 費用
Cocoon
(コクーン)
ブログ 無料
Lightning
(ライトニング)
ホームページ 無料
XWRITE
(エックスライト)
ブログ 990円/月
9,900円/年
通常19,800円が15,840円/買い切り
SWELL
(スウェル)
ブログ 通常17,600円が16,720円/買い切り
Snow Monkey
(スノーモンキー)
ホームページ 通常16,500円が15,675円/年
Emanon Business
(エマノン・ビジネス)
ホームページ 通常12,800円が10,230円/買い切り
LIQUID INSIGHT
(リキッド・インサイト)
ブログ 通常16,280円が15,180円/買い切り
Nishiki Pro
(ニシキプロ)
ホームページ 通常17,800円が16,910円/買い切り
メモ

上記有料テーマの価格は、『エックスサーバー』で購入したときの割引価格です。
※『XWRITE』は買い切りプランのみ割引されます。

「すぐにホームページを開設したい」「確実にWordPressを設置したい」という方は、ぜひ以下の記事をチェックしてください。

注意

「WordPressクイックスタート」は、10日間の「無料お試し」には対応しておりません。また、申し込み時に「ドメイン名」を入力する必要があります。

そのため、「まず試しに使ってみたい」「まだドメイン名が決まっていない」という方は、以下の記事を参考にしてください。

レンタルサーバーを申し込んだあとでも、WordPress本体とテーマが簡単にインストールできる「WordPress簡単インストール」機能について、解説していますよ。

この記事では、一般的な上記7つの手順を解説します。

手順1:レンタルサーバーの契約

WordPressは、「サーバー」にインストールして使います。

画像:ホームページとサーバーの関係性

サーバーとは、ホームぺージのデータを格納する場所。ホームぺージを「家」に見立てた場合、サーバーは「土地」のような役割を果たします。

自社でサーバーを構築すると膨大なコストがかかるため、レンタルサーバーを契約するのが一般的です。

メモ

弊社の『エックスサーバー』は国内シェアNo.1のレンタルサーバー(※1)で、21万社の導入実績(※2)があります。

※1: 2024年10月時点、W3Techs 調べ。
※2:自社サービスの合計値

サーバーについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

手順2:ドメインの取得と設定

ドメインは、インターネット上の「住所」です。

現実の世界では、住所があるから家を訪問したり、手紙を出したりできますよね。

インターネットの世界も同じ。ホームページにアクセスしたり、メールを送信したりするためには「ドメイン」が必要です。

ドメインとは、「〇〇〇.co.jp」や「〇〇〇.com」など。このブログの場合、「xserver.ne.jp」がドメインに当たります。

ドメインは、レンタルサーバーとセットで取得するのがおすすめ。なかには、契約特典としてドメインを無料で提供するレンタルサーバーがあり、初期設定や管理が楽になるメリットもあります。

カワウソ

弊社『エックスサーバー』にも、「独自ドメイン永久無料特典」がありますよ!

サーバー、ドメイン、WordPress、メールアドレスがまとめて月額990円~利用できるので、おすすめです。

ドメインの設定方法は、レンタルサーバーによって異なります。

ドメインについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

手順3:SSLの設定

レンタルサーバーでドメインを取得したら、SSL(エス・エス・エル)の設定をしましょう。

SSLとは

Secure Socket Layerの略称で、インターネット上のデータのやり取りを暗号化する仕組み。SSLを設定済みのURLは「http://~」ではなく、「https://~」と表示されます。

SSLの設定方法も、レンタルサーバーによって異なります。

SSLの仕組みや『エックスサーバー』での設定方法は、以下の記事で解説しています。

手順4:WordPressのインストール

WordPressは世界中のユーザーに利用されており、日本でも人気のCMSです。

そのため、多くのレンタルサーバーには、WordPressを簡単にインストールできる機能が備わっています。マニュアルに沿ってインストールしましょう。

弊社『エックスサーバー』にも、「WordPress簡単インストール」という機能があります。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

WordPressのインストールが完了したら、ログインしてみましょう。以下、ログインの手順です。

WordPressにログインする

STEP1

管理画面のURLから、以下のログイン画面にアクセスできます。

WordPressのインストール時に設定した「ユーザー名」と「パスワード」を入力してログインしましょう。

WordPressのログイン画面
STEP2

以下のような画面に変わったら、ログイン成功です。

WordPressのダッシュボード

手順5:WordPressテーマのインストール

WordPressにログインできたら、まずはデザインテンプレートの「テーマ」をインストールしましょう。

テーマをインストールすれば、初心者の方でも簡単に、デザイン性の高いホームページを制作可能です。

以下、WordPressテーマを適用する手順です。

STEP1

まず、適用中のテーマは、左側のメニューにある「外観」→「テーマ」で確認できます。

WordPress(外観 > テーマ)

現在、WordPressのインストール時に適用されるデフォルトのテーマは『Twenty Twenty-Three』です。※2023年4月時点

Twenty Twenty-Three
STEP2

新しいテーマを適用するには、以下2とおりの方法があります。

新しいテーマを適用する2つの方法
  1. WordPressの管理画面からテーマを探して適用する
  2. テーマファイルを用意して、WordPressにアップロードする

日本語仕様のホームページ用テーマは、「1:WordPressの管理画面からテーマを探して適用する方法」ではなかなか見つかりません。

そのため、「2:テーマファイルを用意してWordPressにアップロードする方法」を解説します。

STEP3

あらかじめ、外部サイトから「テーマファイル」をダウンロードしておきましょう。
※テーマがまだ決まっていない方は、あとでおすすめを紹介するので、参考にしてください。

画面上部にある新規追加をクリックします。

WordPressテーマの新規追加
STEP4

次に、テーマのアップロードをクリックしてください。

WordPressテーマのアップロード
STEP5

ファイルを選択をクリックし、用意したテーマを選択してアップロードしましょう。

WordPressテーマのインストール
STEP6

有効化すると、新しいテーマを適用できます。

WordPressテーマの有効化
STEP7

左上のサイト名にカーソルをあてましょう。サイトを表示をクリックすると、テーマが適用されたページを確認できます。

WordPressテーマを変更したサイトの表示
おすすめのWordPressテーマについて

ホームぺージ全体を非公開にする方法

WordPressはテーマがインストールされると、自動的にホームページが公開されます。ホームページが完成するまで非公開にするには、「Basic認証」を活用しましょう。

Basic認証とは

ホームぺージの特定の領域(フォルダやファイル)に対して、アクセス制限をかけること。アクセスするためには「ユーザー名」と「パスワード」が必要です。

Basic認証を設定すれば、「ユーザー名」と「パスワード」を知っているユーザーしかアクセスできなくなるため、実質的にホームページを非公開にできます。

Basic認証は、レンタルサーバーの管理画面で簡単に設定可能です。

メモ

『エックスサーバー』のBasic認証は、以下からご確認いただけます。
アクセス制限|エックスサーバーマニュアル

手順6:WordPressの初期設定

テーマをインストールしたら、WordPressの初期設定を進めましょう。

企業ホームページで最低限やっておきたいWordPressの初期設定は、以下の16個です。

【企業HP向け】WordPressの初期設定16個
  1. 「サイトのタイトル」と「キャッチフレーズ」を設定
  2. 「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」をhttpからhttpsに変更
  3. 「ホームぺージの表示」をトップぺージ用の固定ぺージに変更
  4. 「ディスカッション」でコメント機能をOFFにする
  5. 「パーマリンク構造」を投稿名に変更
  6. 「プライバシーぺージ」の紐づけを設定
  7. 「ブログ上の表示名」を変更
  8. 「パスワード」を強力と表示されるものに変更
  9. 「固定ぺージ一覧」から不要なぺージを削除
  10. 「投稿一覧」から不要なぺージを削除
  11. 「投稿のカテゴリ」を設定
  12. 「テーマ」をインストール
  13. 「ウィジェット」からWordPressメタ情報を削除
  14. 不要な「プラグイン」を削除
  15. 「プラグイン」をインストール
  16. (その他)バックアップの設定と取得

このリストを見て難しく感じた方も多いかもしれませんが、ご安心ください。

以下の記事では、WordPressの管理画面の画像を添えて、項目ごとに分かりやすく解説しているので、初心者の方でも迷わず設定できますよ。ぜひ参考にしてください。

手順7:デザインやコンテンツの作成

WordPressの初期設定が完了したら、事前に考案した構成をもとにデザインやコンテンツを作成します。

コンテンツについて、詳しくは以下の記事で解説しています。

デザインやコンテンツの作成で使うWordPressのメニューは、主に以下の3つです。

WordPressのメニュー
  • 外観
    ロゴやメニューなど、ホームページの基礎(骨組み)部分を編集する機能
  • 固定ページ
    会社概要や事業内容など、各ページの中身(コンテンツ)を編集する機能
  • 投稿
    お知らせ(ニュース)など、ブログを編集する機能

WordPress管理画面の基本操作やブロックエディタの使い方は、以下の記事で詳しく解説しています。

当メディアでは、ホームぺージのデザインに関する記事を多数公開しているので、あわせてご覧ください。

また、テーマによってホームぺージの編集方法は異なります。テーマ提供元が配布するマニュアルを参考にしましょう。

Lightning

『Lightning(ライトニング)』は、有効インストール数9万件の実績がある、企業ホームぺージ向けのWordPressテーマ。株式会社ベクトルが提供および販売しています。

初心者の方でも本格的なデザインのホームぺージを作りやすいのがポイントです。

当メディアでは、『Lightning』でホームページを自作する方法を解説しています。

「まずは1ページ作ってみたい」という方は、こちらの記事を参考にしてください。

『Lightning』でホームページ全体を制作する方法については、以下の連載企画で詳しく解説しています。
全12回を通して実用レベルのホームページが作れるため、おすすめです。

WordPressでのホームページ開設後にやるべきこと3つ

ここでは、WordPressでホームページを開設したあとにやるべきことを3つ解説します。

WordPress、テーマ、プラグインを最新の状態に保つ

WordPressの本体に加え、テーマやプラグインは常に最新の状態を保ちましょう。

最新の状態にしておかなければ、ホームページのセキュリティリスクが上がります。たとえば、悪意ある者にページを改ざんされたり、個人情報が抜き取られたりすることも。

注意

アップデートが原因で、ホームページの表示が崩れたり、表示自体されなくなったりすることがあります。

しかしバックアップを取っていれば、ホームページに不具合が発生しても復旧可能。事前にバックアップを正しく取得できているか、入念に確認しましょう。

それぞれのアップデート方法は「WordPressでのホームページ開設後にやるべきこと3つ」で解説しているので、参考にしてください。

ホームぺージの情報を更新する

WordPressでホームページを作ったあとは、常に最新の情報に更新しましょう。

ホームページの情報が古い場合、さまざまなリスクを抱える可能性が上がります。

たとえば、アクセスしたホームページの新着ニュースが数年前だと、少なからず不信感を抱きますよね。人によっては、「ちゃんとした会社なのかな」「経営状態がよくないのかな」と思うかもしれません。

そのため、日頃からホームページをチェックして、古い情報がないか確認するようにしてください。

ホームページを更新しない危険性については、以下の記事で解説しています。

アクセス解析を用いてホームぺージを改善する

WordPressでホームページを制作しただけでは、目的を達成できません。

ホームページをより多くのユーザーに見てもらうためには、日々改善に努める必要があります。

ホームページを改善する方法としては、「アクセス解析」が有効。どこからユーザーが訪れて、どのくらいホームページを閲覧しているのかなど、細かな分析ができるようになります。

アクセス解析については、以下の記事をご覧ください。

また、Googleが無料で提供するインターネット検索の分析ツール「Googleサーチコンソール」の記事も、あわせて参考にしてください。

まとめ

今回の記事では、WordPressを使ってホームページを制作する手順を解説しました。

まとめ
  • 「WordPress」なら初心者でも簡単にホームぺージの制作や更新が可能
  • ホームぺージ制作前に「目的」と「構成」を決め、「素材」を準備する
  • WordPressによるホームぺージ制作は「7つの手順」で可能
  • 『エックスサーバー』の「WordPressクイックスタート」なら10分で設置が可能
  • ホームページ開設後は「更新」や「改善」に注力する

WordPressに興味を抱いた方は、ぜひ実際に使ってみてください。

エックスサーバー』なら「10日間無料お試し」でレンタルサーバーはもちろん、WordPressの使い心地を試せます。

それでは素敵なホームぺージの完成を祈っております。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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なお、当メディア「初心者のための会社ホームページ作り方講座」では、初心者の方にわかりやすく会社のホームページを始められる方法を紹介しています!

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