こんにちは、T部長です!
Googleアナリティクスで、「ユーザーの検索ワードが調べられるのか?」「not providedって何……?」と困っていませんか?
この記事では、Googleアナリティクスで検索ワードを調べる方法と、not providedとなる理由と対策を分かりやすく解説しています。
T部長
この記事は以下のような人におすすめ!
- アクセスされている検索ワードを調べたい方
- 「not provided」と表示されて困っている方
- Googleサーチコンソールとの連携方法が知りたい方
読者がどんなキーワードで検索して、ブログに出会ったかを知るのは、ブログの運用にとても重要です。
この記事を参考にして、ブログをさらに改善していきましょう。
それでは、どうぞ!
目次
Googleアナリティクスとは
Googleアナリティクスは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。
Googleアナリティクスをブログに設置することで、アクセス数を増やす対策に必要な、次のデータを入手できます。
- どんな読者がブログにアクセスしているのか(年齢や性別などの属性)
- 読者はどこから来たのか(流入経路や検索ワード)
- ブログ内で読者がどんな行動をしているのか(回遊率や離脱率)
まだGoogleアナリティクスを設置していない人は、以下の記事を参考にぜひ設置しましょう。
【初心者向け】WordPressブログへのGoogleアナリティクス初期設定・設置方法を詳しく紹介Googleアナリティクスで検索ワードを確認する方法
検索ワード、つまり読者がどんなキーワードで検索して、あなたのブログに出会ったかは、とても重要な情報です。
Googleアナリティクスでは、Googleサーチコンソールと連携すると、ブログ全体の検索ワードを確認できます。
Googleサーチコンソールでは、一度に1000ワードまでしか確認できませんが、アナリティクスと連携すれば、より多くの検索ワードが確認可能です。
ここからは、Googleアナリティクスで検索ワードを確認するための手順を解説します。
まずは連携手順から解説します。
Googleサーチコンソールと連携する方法
Googleアナリティクスとサーチコンソールを連携するには、以下2つの方法がありますが、どちらでも問題ありません。
それぞれ、解説します。
Googleサーチコンソールから連携設定を行う
連携は以下の手順で進めてください。
Googleサーチコンソールにログイン後、対象プロパティを表示
メニューから下部のほうにある「設定」をクリック
「協力者」をクリック
「関連付けられているサービス」の下に表示されるメッセージの「関連づける」をクリック
関連付けたいGoogleアナリティクスのプロパティを選択
選択可能なプロパティが出てこない場合、ログイン中のGoogleアカウントに、Googleアナリティクスの権限が割り当てられているか、確認してみてください。
関連付けたいデータストリームを選択
内容を確認して「関連づける」をクリック
「関連付けられているサービス」に、設定が表示されていれば完了です。
以下の記事では、画像付きで手順を紹介しているので、参考にしてみてください。
WordPressブログとサーチコンソールを連携!設定・活用方法をわかりやすく解説Googleアナリティクス(GA4)から連携設定を行う
連携は以下の手順で進めてください。
Googleアナリティクスにログイン後、管理をクリック
プロパティ列の「サービスとのリンク」欄にある 「Search Console のリンク」 をクリック
表の右上にあるリンクをクリック
「Search Console プロパティを選択」の「アカウントを選択」をクリック
連携するプロパティを選択して確認をクリック
次へをクリック
同じような手順で連携するウェブストリームを選択し、次へをクリック
内容を確認して送信をクリック
「リンク作成済み」と表示されていれば完了です。
「Search Console リンク」の一覧にも表示されるようになります。
GA4では「何を対象にデータを収集するか」を示す、「データストリーム」というものがあります。
大きく分けると、Webサイトを対象とする「ウェブストリーム」と、AndroidやiOSなどのアプリを対象とする「アプリストリーム」の2つです。
ブログはWebサイトになるので、解析には「ウェブストリーム」を利用してデータを収集していきます。
Googleアナリティクスで検索ワードレポートを確認する方法
Googleアナリティクス(GA4)で検索ワードを確認するためには、レポートを作成するための設定が必要です。
作成されたレポートの中に「検索クエリ」に関するデータも含まれます。
レポート作成の設定手順は、以下のとおりです。
レポート画面の下部にある「ライブラリ」をクリック
「新しいコレクションを作成」をクリック
コレクションの中に「Search Console」という名称のものがあれば、手順5までスキップしてかまいません。
「Search Console」をクリック
そのまま保存したあと、「戻る」をクリック
「Search Console」のコレクションを「公開」に変更
左メニューで「Search Console」→「クエリ」の順にクリック
下部に検索クエリに関するレポートが表示されています。
コレクションとは、一組になったレポートのことです。自由にレポートを組み合わせて作れます。
上の手順では、シンプルに検索クエリが見られる設定としましたが、自分が見やすい設定にカスタムしてもらってOKです。
検索ワードが「not provided」と表示される理由
Googleアナリティクスで検索ワードが分かれば、回遊率や滞在時間など、ほかのデータと組み合わせて有益な情報が入手できます。
しかし、なかには検索ワードに「not provided」と表示され、確認できないことも。
ここでは、「not provided」になってしまう理由を解説します。
GA4への移行により、GoogleアナリティクスのSearch Consoleレポートで「not provided」が表示されることが少なくなりました。
もし、「not provided」が表示された場合は、以下の理由や対策を参考にしてください。
「not provided」になるのはSSL(通信の暗号化)が理由
Googleアナリティクスで、検索ワードのほとんどが「not provided」になるのは、Googleなど多くの検索エンジンが、通信をSSLで暗号化したのが理由です。
SSLとは、インターネット上の情報を暗号化して送受信する仕組み。
暗号化することによって、通信内容がのぞき見されたとしても、パスワード、住所、氏名などの個人情報が盗まれる心配がなくなります。
以前は決済ページなどの一部ページでしか、SSLが導入されていませんでしたが、最近では全ページを対象にした「常時SSL化」が、あらゆるWebサイトで進んでいます。
今ではGoogle検索の結果に表示されるサイトの98.8%がSSL化。
このようなセキュリティ意識の高まりを背景として、「not provided」と表示されるようになったのです。
Googleアナリティクスのレポートで、「not provided」以外に「not set」が表示される場合があります。「not set」は、Googleアナリティクスがデータを取得できなかった場合に表示されます。
たとえば、流入経路がSNSだったり、ブックマーク経由のアクセスだったりする場合です。
そもそもキーワード検索をしていないのだから、表示するデータ自体がありません。
したがって、検索ワードについて調べるときに「not set」が表示されても、気にする必要はありません。
「not provided」と表示されたときの対策
「not provided」が表示されている項目は、Googleアナリティクスで検索ワードを分析できません。
ただし、「Googleサーチコンソール」を利用すれば対策可能です。
ここからは、Googleサーチコンソールでの確認方法を解説していきます。
Googleサーチコンソールとは
Googleサーチコンソールも、Googleが無料で提供している解析ツールです。
Googleアナリティクスが、「ユーザーがサイトに訪れたあとの行動」を解析するのに対して、Googleサーチコンソールは、「ユーザーがサイトに訪れるまでにどんなアクションをとったか」を解析。
具体的には、次のようなことがGoogleサーチコンソールで分かります。
- 1日にどれだけGoogle検索からユーザーが訪れているか
- どのような検索キーワード(クエリ)で検索してどのページに訪れたか
- ページの順位は何位なのか
Googleサーチコンソールについてもっと知りたい方は、以下の記事をお読みください。
Googleサーチコンソールの使い方!ブログ初心者が見るべき3つの項目Googleサーチコンソールで検索ワードを確認する方法
Googleサーチコンソールでは次のような手順で、ブログの各記事がどんなキーワードで検索されたかを確認できます。
サイドメニューから、「検索パフォーマンス」をクリックします。
「ページ」タブをクリックします。
検索キーワードを調べたい、対象のページのURLをクリックします。
「クエリ」タブをクリックすると、そのページがどのようなキーワードで検索されたかが、表示されます。
クリック数の多い順に、クリック数と表示回数(Googleの検索結果画面に記事が表示された回数)が表示。
上の手順とは逆に、調べたい「クエリ」を先にクリックしてから、「ページ」タブへ移動すると、選んだキーワードでアクセスされたページを表示できます。
クリックして選択した「クエリ」や「ページ」は、レポート上部に「検索キーワード」「ページ」という絞り込み設定として表示されています。
この部分を直接編集したり、追加したりして絞り込んでもOKです。
T部長
「クエリ」とは、ユーザーが打ち込んだ検索キーワードのことです!
Googleアナリティクスで検索ワードを確認して、ブログ運用に活用しよう
この記事では、Googleアナリティクスで検索ワードを確認する方法や、Googleサーチコンソールの活用などを解説しました。
それでは今回の記事をおさらいしておきましょう。
- Googleアナリティクス標準の「検索ワード」レポートでは、正確な分析ができない
- Googleサーチコンソールを活用すれば、検索ワードが確認できる
- Googleサーチコンソールと連携すれば、Googleアナリティクスでも検索ワードのレポートが確認できる
検索ワードは、ユーザーが「何について知りたいのか」「どのような悩みを持って検索したのか」を示す重要な情報です。
流入数の多い検索ワードが分かれば、それに応える記事を増やす、タイトルにそのキーワードを盛り込むなど、ブログを改善する方向が見えてきます。
検索ワードを分析して、ブログ運用に活用してみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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