こんにちは、T部長です!
ブログを始めたけど、カテゴリーのメリットやどんなカテゴリーを作ったらよいのかよくわからない、と困っていませんか?
この記事では、カテゴリーの意味、メリット、作り方を解説していきます。
T部長
この記事は次のような人におすすめ!
- カテゴリーの作り方が知りたい
- カテゴリーの必要性やメリットが知りたい
- カテゴリーを決めるコツや注意点が知りたい
カテゴリーを適切に設定すれば、ブログのPV数アップにつながり、記事制作のガイドとしても役立ちます。
この記事で適切なカテゴリーの設定方法を把握して、ブログ運営に活かしていきましょう。
それでは、どうぞ!
目次
ブログのカテゴリーとは
カテゴリーは、日本語では範疇(はんちゅう)という難しい言葉に訳されますが、簡単にいうとジャンルのことです。
ブログのカテゴリーとは「このブログにはどんなジャンルの記事があるか」を読者に示す分類です。
カテゴリーはブログの主要テーマに沿った分類
1つのブログに収められた複数の記事は、内容(テーマ)によっていくつかのカテゴリーに分類できます。
たとえば、当ブログのテーマは「初心者のためのブログの始め方」ですが、各記事は「作り方」「書き方」「収益化」などのカテゴリーに分類されています。
このように、複数の記事をブログの主要テーマに沿って分類し、整理するのが「カデゴリー分け」です。
各カテゴリーには、「書き方」「収益化」などのわかりやすく短い名前が付けられます。
カテゴリーは階層構造を持てる
ブログの記事数が100、200と増えてくると、1つのカテゴリーに多くの記事が含まれるようになります。
その際、カテゴリー(親カテゴリー)をさらに分類して、その下に「子カテゴリー」を設けられます。これがカテゴリーの階層化です。
さらに記事が増えれば、子カテゴリーも混みあってきて整理が必要になるかもしれません。
その場合は、子カテゴリーの下に「孫カテゴリー」を設けて、三階層で整理することもできます。
このようにカテゴリーは、必要に応じて階層構造を持てる点が特徴です。
カテゴリーとタグの違い
ブログの記事を分類する方法には、カテゴリーのほかにタグがあります。
タグは、カテゴリーとしては設定されなかったテーマ(話題)による分類です。
たとえば、料理のブログに「肉料理」「魚料理」「野菜料理」というカデゴリーがあり、各カテゴリーには「5分以内でできる料理」がいくつかあるとします。
そこで、それらの記事に「時短料理」というタグをつけておけば、読者はそのタグをクリックすることで、カテゴリーの垣根を越えて、時短料理の一覧ページを確認できます。
カテゴリー | タグ | |
分類の仕方 | ブログの主要テーマ(切り口)に沿って記事を分類する | 任意のキーワードによって補足的に記事を分類する |
階層構造 | あり(親子関係のカテゴリーが設定できる) | なし(親子関係のタグは設定できない) |
数 | 1記事に1つのカテゴリー設定のみ割り当てられる | 1記事に複数のタグがつけられる |
重要度 | 高い | 低い(カテゴリーとの比較) |
タグについてもっと知りたい方は次の記事をお読みください。
ブログにタグは必要?タグの目的とSEO効果、注意点を徹底解説!カテゴリーを設定する3つのメリット
カテゴリーを設定するメリットには、次の3つがあります。
1.読者が記事を探しやすくなる【最重要】
カテゴリーの最も大きなメリットは「読者が記事を探しやすくなること」です。
カテゴリーを設けて記事を分類・整理することで、読者はブログにどんなジャンルの記事があるかがわかり、関連記事を探しやすくなります。
「カテゴリー一覧」は、ブログ画面の上部や右側にあるのが一般的です。
スマホでは、上部や下部にカテゴリー一覧があります。
また、見ている記事のタイトル上には、その記事がどのジャンルに属しているかが表示されます。
このように、Google検索などであなたのブログに上陸(ランディング)した読者を道案内してくれるのがカテゴリーです。
ほかにもメリットはありますが、第一にこの点を意識してカテゴリーを設けるようにしましょう。
2.SEO効果が期待できる
読者にとって道案内になるカテゴリーは、検索エンジンにとっても便利なガイドです。
Googleの検索エンジンは、クローラーというロボットをネット上に派遣して、Webサイトを巡回(クロール)します。
そのときにカテゴリーによって整理された内部リンク構造が、いわば近道(巡回の最短コース)を示す役目を果たします。
Google検索セントラルには、Googleがページを検出できるよう手助けする方法として、「コンセプトに基づいたわかりやすいページ階層となるようにサイトをデザインしよう」と書かれています。
この近道あるいは手助けによって、クローラーの巡回スピードが上がり、ブログにアップされたコンテンツを素早く発見します。
検索エンジンの使命は、ユーザーに有益な情報を提供するサイトやコンテンツを探してランキングすることです。
読者の役に立つ上質な記事をアップしたら、できるだけ早く検索エンジンに発見されて上位に掲載してもらいたいですよね。
そこで役立つのがカテゴリー分けによるブログの整理です。
またカテゴリーによって読者が記事を探しやすくなれば、ブログ内にとどまって関連記事を回遊してくれることが期待できます。
Googleの検索エンジンは、回遊率が高く滞在時間が長いサイトを「読者に有益な情報を提供するサイト」として高評価します。
そのため、カテゴリーの設定はSEO上も有効だと考えられます。
3.記事を書くときのガイドになる
カテゴリーは、読者と検索エンジンの道案内となるだけではなく、ブロガーが記事を書くときのガイドとしても役立ちます。カテゴリーに即した記事を書くことで、記事内容がブログのコンセプトからブレるのを防いでくれるのです。
最初にブログを始めたときは、そのブログで実現したいことや、そのためにはどんな記事が必要かという、ざっくりとした「戦略」があったはずです。
しかし、カテゴリーを設けずに、思いつきで記事のテーマを選んで書いていると、いつの間にか特定のテーマに偏った記事ばかりが増えてしまうことがあります。
たとえば「単身赴任の男の料理」というブログで記事を50本書き貯めたとします。そろそろ交通整理が必要だと思い、とりあえず「肉料理」「魚料理」「野菜料理」というカテゴリーを設けて記事を振り分けました。
その結果、各カテゴリーの記事数が「肉料理:3件」「魚料理:45件」「野菜料理:2件」だったとしたらどうでしょう?
「もっと肉料理と野菜料理の記事を増やそう」と軌道修正するはずです。
さらに、「単身赴任」がテーマのため、メニューのカテゴリーだけでなく「便利な調理道具」「買い物の心得」なども必要なカテゴリーかもしれません。
初めにブログコンセプトのうえで必要と思われるカテゴリーを設定しておけば、このような記事テーマの偏りを防げます。
PV数を伸ばすカテゴリーの作り方
では、実際にブログをどのようにカテゴリー分けし、そのカテゴリーにどんな名前を付けたらよいのでしょうか?
ブログにとって重要な「検索キーワード」を親カテゴリーにする
カテゴリーを作る基準は「どんなキーワードで検索する人を読者にしたいか」です。
たとえば、当ブログ「初心者のためのブログ始め方講座」では、次のようなキーワードで検索する人を読者対象にしたいと考えています。
- ブログ 作り方
- ブログ 書き方
- ブログ 収益化
- ブログ WordPress
そうすると、記事のカテゴリーも検索ワードに沿って「作り方」「書き方」「収益化」「WordPress」にするのが、読者にとって便利です。
「作り方」の記事をいくつか読んで、サーバーとの契約やWordressのインストールができた読者は、つぎに「書き方」の記事を読んで実際に記事を書いてみる、という流れでブログを効率よく利用できます。
当ブログは親カテゴリーだけの平屋造りですが、同じ平屋でも大広間にすべての記事がランダムに入っているより、仕切られたいくつかの部屋(カテゴリー)に、同じジャンルの記事が入っている方が、読者にとってずっと便利ですよね。
ブログ初心者は、子カテゴリーや孫カテゴリーのことはしばらく忘れて、親カテゴリーを何にするかをまず考えましょう。
その考え方の原則は、《多くの読者が頻繁に検索するキーワード=親カテゴリー》です。
読者が検索窓に入力するキーワードが、読者とブログをつなぐ最初の接点だからです。
カテゴリー設定の手順
では、具体的なカテゴリーの設定方法について説明します。
1. まずは、ブログのテーマを言語化します。ブロガー目線で、どんなブログにしたいかのコンセプトを、簡潔な文やフレーズで書いてみましょう。
2. 次に、読者目線に頭を切り替えて、言語化されたテーマを検索キーワードに「変換」します。「このテーマのブログを読みたい人は、どんなキーワードで検索するのか」を考えるのです。
たとえば「グランピングの楽しさを未経験の人に伝えたい」というテーマのブログなら、
- グランピング 近場
- グランピング 安い
- グランピング 子ども
- グランピング ペット
- グランピング 海
などの検索ワード(読者目線)からカテゴリーとなるものを割り出します。
得意ジャンルをカテゴリーに加えてオリジナリティを出す
カテゴリーには、自分だからこそ提供できるコンテンツも設定すると、ブログの強みとなります。
たとえば、自分の経験をもとに「40歳から英語をマスターするblog」というブログを立ち上げるとすると、カテゴリーとしては「会話の勉強法」「文法のおさらい」「英検・TOEIC」など、いろいろと考えられます。
検索キーワードを押さえることにくわえて、自分にとって有効だった勉強法を「短期留学」「アメリカの中学教科書」「朝活英語学習」といったカテゴリーでまとめると、競合サイトにはないオリジナリティが出ます。
自分の得意ジャンルからカテゴリーを設定することも検討してみてください。
競合サイトのカテゴリーを参考にする
同じジャンルや似たテーマをあつかっている競合ブログが、どんなカテゴリー設定をしているかも参考になります。
目標にしたい人気ブログがあれば、ぜひ確認しておきましょう。
ただし、大規模なブログは親カテゴリーの数が多く、子・孫カテゴリーの階層も深いものが多いため、そのまま真似するのは望ましくありません。
記事をどう分類しているのか、競合ブログの全体を見るようにしましょう。
カテゴリー名のつけ方
カテゴリー名のつけ方は、想定される検索ワードと同じにするのが原則です。
「ブログ 書き方」という検索ワードが想定されるなら「書き方」をカテゴリー名にします。
カテゴリー名をつけるときに注意したいのは次の2点です。
- 1語または2語で簡潔に
- 難解な言葉、一般に知られていない専門用語は使用しない
カテゴリー名は長くなるほど具体的になりますが、そのぶんカテゴリー内で扱える内容が狭くなります。
入れられる記事の範囲が狭まり、記事数も少なくなるため注意しましょう。
カテゴリー分けの注意点
初めてのカテゴリー分けで注意したい点は、カテゴリー数をあまり多くしないことと、階層を深くしないことです。
ブログ初心者はカテゴリーを3個~4個に絞る
記事数が50〜60本、カテゴリーは3〜4個が適当です。
記事数が少ないときにカテゴリー数を増やすと、1カテゴリーに属する記事が少なくなり、読者にとって有益なカテゴリーになりません。
また、記事数にかかわらず、カテゴリーが6つも7つもあると、読者が一目で認識できる範囲を超えてしまい、かえって利便性が低くなるおそれがあります。
運営者にとっても管理が行き届かなくなるリスクが高まります。
カテゴリーは想定できるいろいろなジャンルを列挙するのではなく、ブログのテーマや実態に即して厳選しましょう。
「その他」というカテゴリーを作らない
どのカテゴリーにも属さない記事があるからといって、「その他」というカテゴリーを作って収納するのはNGです。
カテゴリーの一覧に「その他」があっても、読者には何の参考にもなりません。
そもそも、ブログテーマや検索ニーズに沿ったカテゴリー設定をしているなら、どのカテゴリーにも入らない記事は、必要のない(ニーズが低い)記事のはずです。
どのカテゴリーにも属さない記事は書かないというスタンスが適切です。
階層は親カテゴリー・子カテゴリーの2段階までに
ブログを始めて間もなく、記事数が少ないうちは、親カテゴリーだけで十分です。
テーマの性質上、どうしても階層が必要な場合も、子カテゴリーの2階層までに留めましょう。
階層構造を深くすると、なんとなくアカデミックでカッコよく見えるかもしれませんが、下の階層がスカスカでは意味がありません。
ブログ構造が不必要に複雑化してしまい、読者が理解しにくくなるだけです。
WordPressでのカテゴリーの作り方
カテゴリー分けが決まったら、実際にブログへ設定していきましょう。
WordPressで作ったブログに、カテゴリーを設定する手順を説明します。
新しいカテゴリーを作る
ダッシュボードのメニューから「投稿」> 「カテゴリー」を選択すると、下のカテゴリー設定画面に遷移します。
画面内のフォームに情報を入力します。
- 名前:カテゴリー名を入力
- スラッグ:半角英文字でカテゴリー名を入力
- 親カテゴリー:子カテゴリーを作るときに使用、階層がない場合は「なし」
- 説明:任意、空白でOK
入力できたら一番下の「新規カテゴリーを追加」をクリックします。
左のエリアで作成したカテゴリーが、右のエリアに表示されれば作成完了です。
この右のエリアでカテゴリーの編集や削除を行います。
記事にカテゴリーを設定する
既存の記事や新規作成記事にカテゴリーを設定するのはとても簡単です。
上のような記事編集画面の右にカテゴリーが表示されるため、その記事を所属させたいカテゴリーに「✓」を入れるだけです。
まとめ
ブログにカテゴリーを設定するメリット、注意点、作り方を解説しました。
最後に、この記事の要点をおさらいしておきましょう。
- カテゴリーとは、ブログのテーマに沿った「記事の分類」
- カテゴリーを設定する3つのメリット
- 読者が記事を探しやすくなる(最重要)
- SEO効果が期待できる
- 記事を書くときのガイドになる
- ブログにとって重要な「検索キーワード」を親カテゴリーにする
カテゴリーは読者にもブロガーにも便利な情報整理の仕組みです。上手に利用していきましょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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