【2025年1月23日更新】記事全体の文章や装飾を、より読みやすく、わかりやすくするよう見直しました。
この記事のレベル
初心者 | (3.5) |
重要度 | (3.5) |
難しさ | (2.5) |
こんにちは、T部長です!
ブログを始めたばかりで「どうやって記事の構成を作ればいいのかわからない……」「たくさんの人に読んでもらえる記事を作りたい」と悩んでいませんか?
そんな人に向けて、ブログの読みやすさが変わる記事構成の作り方を3ステップで解説します!

T部長
この記事は以下のような人におすすめ!
- ブログの記事構成とは何なのかを知りたい
- 記事構成の重要性を知りたい
- 読みやすくなる記事構成の作り方を知りたい
- 簡単に記事構成が作れるテンプレートが欲しい
「もっと分かりやすい記事を作りたい!」「もっと読者の役に立つ記事にしたい!」と考えている人は、記事構成を見直してみましょう。
この記事の内容を実践すれば、よりいっそう「読者の悩みが解消できる、わかりやすい記事」が作れるようになるはずです!
それでは、どうぞ!
ブログの記事構成とは
ブログの記事構成とは「記事で伝えたいこと」や「全体の流れ」を事前に決める、いわば「記事の設計図」です。
たとえば、この記事も以下のように構成を立ててから執筆しています。


T部長
画像では細かく書いていますが、記事の流れがおおよそイメージできる程度の構成でOKです!
記事構成を作るべき理由
記事構成を作るべき理由は以下の2つです。
- 「伝えたいこと」を読者にわかりやすく伝えられるから
伝えたいメッセージを効果的に整理し、読者がスムーズに理解できる流れで記事を書けるようになります。 - 読者に必要な情報だけを効率よく盛り込めるから
情報の取捨選択がしやすくなり、不要な内容を省いた無駄のない記事を作成できます。
構成を考えずに記事を書きはじめると、話が脱線しやすく、結果として「伝えたいこと」がぼやけてしまいがちです。
また、記事を書いている途中で新たに書きたいことが増えるなどして、記事全体がまとまらなくなることも。
構成を事前に作っておけば、記事で伝えるべきメッセージを見失わず、読者が理解しやすい流れで書けるようになります。

T部長
事前に読者のニーズを分析し、構成を組み立てておけば、余計な情報がないスッキリとした記事を作れます。
【全体像】記事構成を作る流れ
まずは、記事構成を作る全体の流れを紹介します。
記事構成が完成するまでの流れは、以下のとおりです。
この記事では、この9つの手順を、わかりやすく3つのステップに分類しました。
ステップ1:読者の悩みを整理しよう
上記の①~⑤
ステップ2:見出しを作る準備を整えよう
上記の⑥と⑦
ステップ3:記事の見出しを作ろう
上記の⑧と⑨
「記事構成はこんな流れで作るのか」と、おおまかにでもイメージしてもらえればOKです。
次に、記事を書く前のステップとして「事前に検索キーワードを決める重要性」を解説していきます。
前提:記事を書く前に検索キーワードを決めよう!

記事を書く前に必ず「どの検索キーワードを狙うか」を決めておきましょう。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで読者が検索窓に入力するキーワードのこと。
読者は、自分の悩みや知りたいことを、簡潔な単語(キーワード)の組み合わせで検索します。
たとえば、以下のようなものです。
- ブログの書き方を知りたい場合:「ブログ 書き方」
- ブログの始め方がわからない場合:「ブログ 始め方」
というのも、検索キーワードを選んでおかないと、読者が何に悩んでいるかわからず、求められる内容からズレた記事になってしまうためです。
検索キーワードは、言い換えれば「読者の悩みそのもの」です。
事前にキーワードを選んでから、記事の内容を構成するようにしてください!
検索キーワードの選び方については、以下の記事でくわしく解説しています。

T部長
ちなみに、この記事は「ブログ 構成」という検索キーワードを選んで書いています。
ステップ1:読者の悩みを整理しよう
検索キーワードを選んだら、読者の悩みを洗い出し、整理していきましょう。
以下の流れで読者の悩みを明確にしていきます。
順に解説します。
1.読者の「人物像」を考える
まずは、読者の「人物像」を考えましょう。
人物像を設定すれば、読者の悩みや背景、記事を読む目的が具体的にイメージできるようになります。
「過去の自分」「友人」「家族」など、身近な人の顔を思い浮かべてみるのが効果的です。
たとえば、ブログを始めたばかりで、「ブログ 構成」と検索する「過去の自分」をイメージしてみてください。
- 状況:ブログを始めて1ヶ月半くらい
- 悩み:読みやすいブログ記事の書き方がわからない
- 行動:構成を作ることが大切だと知り解決策を探していた
- 目的:読みやすいブログ記事が書けるようになりたい
このように具体的な人物像をイメージすると、「検索キーワードに対してどんな悩みを持っていたのか」「どんな情報を求めているのか」が自然と見えてくるはずです。
そもそも記事構成についてくわしくない
記事構成とは何かを解説する
なぜ記事構成を作ると読みやすくなるのか知りたい
記事構成を作るべき理由を説明する
どのように記事構成を作ればいいのか知りたい
記事構成の作り方を紹介する

T部長
人物像を細かく設定する必要はありません。
「どんな人がこの記事を読むのか」が、ざっくりイメージできていればOKです。
次のステップでは『Yahoo!知恵袋』を活用し、実際に読者が抱えている悩みを洗い出していきます。
2.『Yahoo!知恵袋』でニーズを分析する
次に『Yahoo!知恵袋』で、選んだキーワードを用いて索します。
関連のテーマに対し、実際に読者が抱えている「リアルな悩み」が見えるため、ニーズ分析におすすめです。
以下では「ブログ 構成」のキーワードを例に『Yahoo!知恵袋』でニーズを分析する手順を紹介します。
上部の検索窓に検索キーワードを入力して、虫眼鏡マークをクリックしてください。

画像のとおり「ブログ 構成」に関連する悩みが一覧で表示されます。

質問内容を確認して、「何に悩んでいるのか」「悩みを解消して得たい成果は何なのか」を考えてみてください。

T部長
多くの人が質問している内容は、記事内に反映させましょう!
3.競合記事からニーズを分析する
次は、Googleの検索上位に表示されている記事の内容をチェックし、読者のニーズを分析しましょう。
Googleは検索結果の表示順位を決めるとき、「読者に役立つ内容になっているか」を重視しています。
そのため、Googleで検索上位に表示されている記事は読者の悩みを解決できている可能性が高いです。
画像のとおり、検索上位の記事を分析して「どんな悩みを解決しようとしているのか」「どんな情報を提供しているのか」を洗い出してみてください。

※例として架空の競合記事を作成してニーズ分析を行いました。
検索結果の上位10記事を分析すれば、ある程度「読者の悩み」や「必要な情報」がわかるはずです。
4.記事を読んだあとのゴールを考える
次に、読者が記事を読み終えたあと「どんな状態になってほしいのか」というゴールを考えましょう。
記事のゴールを設定すると、読者に提供すべき情報をさらに洗い出せます。
この記事では、以下のようなゴールを設定しました。
ブログ初心者が構成の作り方を理解し、読者の悩みを解消できる読みやすい記事を作れるようになること
「ゴールを達成するために必要な情報は何か」を考え、不足している内容があればリストアップして補いましょう。
それでは、洗い出した読者のニーズを整理していきます。
5.洗い出したニーズを整理する
最後に、ここまでで洗い出した読者の悩みを「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」に分けて整理しましょう。
顕在ニーズとは
読者がキーワードを検索するとき、自覚している悩みや叶えたい願望のことを指します。
「解決したい問題」「達成したい目的」といった、読者が意識しているニーズです。
潜在ニーズとは
読者がキーワードを検索するとき、自覚していない悩みや願望のことを指します。
読者自身が気づいていないニーズのことで、記事を通じて気づきを得たり、認識したりする課題が該当します。
そうすれば「絶対に必要なトピックは何なのか」「どんな情報があると読者は喜ぶのか」がわかるはずです。
ここまでで洗い出した「ブログ 構成」の悩みを顕在ニーズと潜在ニーズに分けると、以下のようになります。

読者の悩みを洗い出して整理できたら、次は記事構成の見出しを作る準備をしていきましょう。
ステップ2:見出しを作る準備を整えよう
ここからは、「見出しを作る準備」 = 「見出しごとの文章の内容を決める準備」を解説します。
このステップをおろそかにすると「悩みが解消できない」「読みにくい」記事になるので、しっかり理解しながら読みすすめてください!
1.各ニーズの解決策を考える
まずは、先ほど洗い出した読者のニーズに対して「どうすれば解決するのか」を考えていきます。
以下の画像が具体例です。

同じ内容を含む解決策が複数ある場合、それらを整理していきます。
今回は以下の5つにまとめました。
- 記事構成の基礎を解説する
- 記事構成を作る手順を解説する
- 記事構成が重要な理由を解説する
- 記事パターンごとにテンプレートを紹介する
- 文章の書き方に関する別記事を紹介する

T部長
これらの解決策が最終的に記事の見出しになります!
2.読者が読みやすい流れを考える
次に、読者が記事を読んだとき、話が理解しやすい流れを考えましょう。
先ほど挙げた「5つの解決策」を、「記事構成とは」→「記事構成が重要な理由」→「作り方」で並べ替えると、話の流れがわかりやすいと思います。


- 記事構成についての基礎を解説する
- 記事構成が重要な理由を解説する
- 記事構成を作る手順を解説する
- 文章の書き方に関する別記事を紹介する
- 記事パターンごとにテンプレートを紹介する

T部長
「どのように話をしたら伝わりやすいかな?」とイメージして、記事の流れを整理してみましょう。
しっかりとした構成を作ることで、読者の満足度が大きく向上します!
基礎知識は最初に伝えよう
基礎知識は、必ず記事の最初に伝えるようにしましょう。
というのも、前提となる知識を飛ばしてしまうと、読者が記事の内容を正しく理解できなくなる可能性があるためです。
たとえば「記事構成とは何か」をよく知らない読者に、いきなり作成手順を説明しても、スムーズに読みすすめられないと思います。
記事の結論を正確に伝えるためにも、前提として知っておくべき知識は記事冒頭で伝えるようにしましょう!
ステップ3:記事の見出しを作ろう
いよいよ記事の骨組みである「見出し」を作っていきます。
1つずつ解説します。
1.流れを見出しに反映する
まずは、洗い出した解決策を見出しに反映しましょう。
「読者が読みやすい流れを考える」で整理した「解決策(画像左)」を「見出し(画像右)」に置き換えると、以下のようになります。

次に、見出しに置き換えた内容を「h2見出し」「h3見出し」に当てはめていきます。

整理はされましたが、赤枠の「構成を作る手順10個」のまとまりが少し悪く感じます。
そこで、この手順10個を以下のように「3つのステップ」に再構成しました。

このように流れを見出しに反映しつつ、読者にとって見やすく、理解しやすい構造を意識しましょう。
2.見出しで「伝えたいこと」を洗い出す
最後に、それぞれの見出しで「何を伝えたいのか」を明確にしましょう。
伝えたいことが不明確だと、見出しごとにメッセージがブレてしまい、記事全体の一貫性が損なわれる可能性が高いです。
また、事前に伝えたいことを整理しておけば、内容の重複にも気づきやすくなり、不要な見出しを整理してスッキリした記事にできます。
たとえば、この記事では以下のように伝えたいことを洗い出しています。

記事全体をより分かりやすく、まとまりのある構成にするために、見出しそれぞれで何を伝えるべきかを考えることを習慣化しましょう。
伝えたいことは1見出しに1つだけ!
1つの見出しで伝える内容は、必ず1つに絞りましょう。
1つの見出しに伝えたいことを複数詰め込むと、読者が混乱し、内容をきちんと理解できない可能性が高いためです。
たとえば、日常生活でも、一度に複数の話をされて混乱した経験はありませんか?
これはブログにおいても同じです。
たとえばポイントが3つあるとして、1つの見出しですべて伝えるのではなく、以下のようにh3で分けると伝わりやすくなります。

見出しについては以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
全体を最終チェックする
見出しと伝えたいことが書けたら、以下5つのポイントで記事構成を最終チェックしましょう。
- 1つの見出しで伝えたいことは1つか
- 余分な情報が含まれていないか
- ゴールを達成できる情報が提供できているか
- 一貫した論理で解説できているか
- 見出しや流れはわかりやすいか
これらのポイントをしっかり確認できれば、記事構成は完成です!
記事構成ができたら文章を書いていこう!
構成が完成したら、次はいよいよ記事を書いていく段階です。
とはいえ、どんなにわかりやすい構成を作っても、文章が読みにくければ読者に「いい記事だ」とは思ってもらえません。
文章力は継続して書きつづけることで身につくものですが、書き方のコツを知っておくだけで上達スピードが大きく変わります。
以下の記事でブログにおける文章の書き方についてくわしく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください!
【パターン別】記事構成のテンプレート3つ
ここまでで「記事構成づくりの流れはわかったけど、実際にできるか不安……」と感じた人もいると思います。
そこで、よくあるブログ記事のパターン別にテンプレートを用意したので、ぜひ構成づくりの参考にしてください。
ノウハウ系のブログ記事
「ブログの始め方」「YouTubeでの稼ぎ方」などのノウハウを提供する記事です。
読者が何かを学びたい、始めたいと思っている場合などに適しています。
お悩み解決系のブログ記事
「肌荒れを治したい」といった顕在的な悩みに対するダイレクトな解決策を紹介する記事です。
具体的な解決方法を示すことで、読者に信頼感を与えます。
解説系のブログ記事
「アフィリエイトとは」といった単語の意味などを解説する記事です。
専門的なテーマをわかりやすく解説し、読者の理解を深めることが目的です。
順に解説します。
1.ノウハウ系のブログ記事
- 基礎知識の解説
- ノウハウの手順
- ノウハウを実践する場合のコツやポイント、注意点など
- ノウハウを実践したあとのステップ
基本的にノウハウ系の記事では、まず基礎知識を解説します。
そのうえで具体的な手順やコツ、ポイント、注意点などを解説する流れが多いです。
ちなみに、この記事はノウハウ系の構成なので、参考にしてみてください。
2.お悩み解決系のブログ記事
- 悩みが起こる原因や理由
- 悩みに対する解決策
- 解決策のコツや注意点
- 悩みを解決したあとのステップ(ある場合)
お悩み解決系のブログ記事に訪れる読者は「原因や理由を知りたい」と考えている人が大半です。
原因や理由を伝えたあとに対策などを解説すると、すっきりとした流れが作れます。
以下、お悩み解説系記事の構成例です。
h2:肌荒れが起こる原因はビタミン不足!
h2:肌荒れの予防策
h3:バランスの取れた食事
h3:良質な睡眠
h2:無理な食事制限はやめよう!
3.解説系のブログ記事
- 基礎知識の解説
- ワードの詳しい解説
- ワードの活用法
- 知識を得たあとのステップ(ある場合)
解説系のブログ記事ではノウハウ系と同じく、はじめに前提となる基礎知識を解説しましょう。
解説にとどまらず「どう活用するのか」まで書けると、読者に役立つ記事になると思います。
以下、解説系記事の構成例です。
h2:アフィリエイトとは「成果報酬型」の広告サービスのこと
h2:アフィリエイトで収益が出るまでの流れ
h2:アフィリエイトを使った稼ぎ方
h2:アフィリエイトで稼ごう!
まとめ:記事構成で読まれるブログを作ろう
この記事では、読者の悩みを解消できる記事構成の作り方を解説しました。
それでは、記事構成を作る3つのステップをおさらいします。
- 読者の「人物像」を考える
- 『Yahoo!知恵袋』でニーズを分析する
- 競合記事からニーズを分析する
- 記事を読んだあとのゴールを考える
- 各ニーズの解決策を考える
- 読者が読みやすい流れを考える
- 流れを見出しに反映する
- 見出しで「伝えたいこと」を洗い出す
上に挙げた手順で記事構成を作れば、「読者の悩み」をさまざまな角度から洗い出し、読者に必要な情報のみを届ける記事が作れます。
はじめは時間がかかるかもしれませんが、慣れればスムーズに記事構成を作れるようになるはずです。
一方で、構成なしで記事を書きはじめると、あとから大幅な修正が必要になることもあります。
トータルで考えると時間や労力の節約につながるので、この記事を参考に構成を作るようにしてください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
ブログの始め方を知りたい!実際に始めたい方へ
国内シェアNo.1※レンタルサーバー「エックスサーバー」では2025年4月3日(木)17時まで、サーバー利用料金の半額がキャッシュバックされる期間限定キャンペーンを開催中です!
今なら実質月額495円~とお得にWordPressブログが始められます!
.comや.netなど大人気ドメインも永久無料と過去最大級にお得です。
ぜひこのお得な機会にWordPressブログをご検討ください!
※ 2024年10月時点、W3Techs調べ。
当メディア「初心者のためのブログ始め方講座」では、
初心者の方に分かりやすく簡単にブログを始められる方法を紹介しています!
WordPressに使用される国内シェアNo.1サービス「エックスサーバー」の中の人が確実で信頼性の高い情報をお届けしています!
ブログをこれから始める方はこちらの完全ガイドをぜひご覧ください!
また、初心者の方向けにWordPressでのブログ立ち上げがたった10分できる方法も紹介しています!
ブログの始め方・立ち上げに関する、ご質問・ご相談はボクのツイッターDM( @tbcho_xsv )までお気軽にどうぞ!