こんにちは、T部長です。
ブログにとって、「見出し」は非常に重要な要素。
見出しを工夫すれば「文章が読みやすくなる」「執筆がしやすくなる」「SEO対策になる」など、さまざまなメリットがあります。
反面、注意点やルールを守っていない見出しをつけていると、ブログが読まれなくなる原因になってしまうことも。
今回の記事では、ブログに欠かせない見出しの書き方や作り方、メリットについてわかりやすく解説します!
T部長
この記事は次のような人におすすめ!
- 見出しをつける意味について知りたい
- 見出しのルールについて知りたい
- 効果的な見出しのつけ方を知りたい
見出しをつけるコツや注意すべきポイントを理解していれば、より記事を作る効率が上がります。
さらに、読者にも伝わりやすい内容になりますよ!
それでは、どうぞ!
目次
見出しとは
見出しとはもともと、新聞や雑誌の記事の内容を一目見てわかるようにしたもの。
現在はブログでも大いに活用されています。
ブログの見出しとは、「トピックや章ごとのタイトル」のこと。
ブログ記事は複数のトピックから成り立っており、それぞれのトピックのタイトルになっている文章が「見出し」です。
たとえば、「ブログの始め方」というテーマの記事の場合、以下のような見出しが考えられます。
- そもそもブログとは
- ブログ開設への〇ステップ
- ブログ運営のコツ
見出しが並ぶと、どんな内容の記事かイメージしやすくなります。
読者に「自分が知りたいことが書いてある!」と感じてもらうのにも役立ちます。
ブログにおいて見出しはとても重要な役割を果たします。
記事を書くときは見出しを活用し、わかりやすい文章にするよう心がけましょう。
見出しの種類
ブログの見出しはh1~h6までの6種類を使います。
h7やh8は存在しないので注意しましょう!
見出しは種類によってそれぞれ役割があります。
使用するルールを守り、見出しを適切に活用しましょう。
では、それぞれの役割について紹介していきます。
h1はタイトル
h1は大見出しと呼ばれており、主にブログ記事のタイトルに用います。
タイトルの文字数は40文字前後にしておくと、どんな環境でも記事の内容がしっかり伝わるようになります。
検索でタイトルとして表示される文字数は、以下の通りです。
- スマホで表示されるタイトルは43文字まで
- SNSは40文字まで
- パソコンでは33文字まで
表示できる文字数を超過した分は、「…」で表示されます。
重要な言葉やキーワードは、どの端末でも表示される32文字までに入れておくようにしましょう。
タイトルの付け方によってクリック率は大きく変わります。
ブログ記事の内容を端的に表現したうえで、キャッチーで思わずクリックしたくなるタイトル作りを心がけてください!
タイトルのつけ方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【テンプレ付】読者を惹きつけるブログ記事のタイトルの作り方4ステップh2は章ごとのテーマ
h2は中見出しと呼ばれ、記事内の章ごとに付ける見出しです。
基本的にh1はタイトルのみなので、文中ではh2が最も大きな見出しとなります。
h2を使用するときのポイントは以下の通りです。
- 章の内容を端的に表現する
- キーワードを含めすぎない
- 文字数は多くても20文字程度
h2はブログ記事を構成する「テーマ」を伝える見出しです。
読者はh2を読んで、記事に書かれている大まかな内容を理解します。
h2を目次でざっと見れば記事の概要がわかるような見出しにしましょう。
h3は章に含まれるポイント
h3は小見出しと呼ばれており、h2の内容を分類したポイントにつける見出しです。
たとえば、メリット・デメリットについて項目を分けて説明したり、h2の内容を補足したりする場合に用います。
h2 猫と暮らすメリット
h3 癒される
h3 孤独を感じなくなる
h3 毎日が楽しくなる
この場合、「猫と暮らすメリット」に書かれているメリットの内容を分類し、それぞれにh3の見出しをつけています。
h2とh3は目次に表示される場合がほとんどです。
この2要素で記事の内容を概ね理解できるように見出しを考えるとよいでしょう。
h4~h6はさらに細かい分類や補足
h3の内容のさらに細かい分類や補足には使われるのがh4。
h4内のさらに細かい分類にはh5を、h5内の分類にはh6をそれぞれ使います。
ただし、一般的なブログでは使用するとしてもh4までで、h5やh6はほとんど使用されません。
なぜなら、h5やh6を使用するほど細かな分類をすると、記事自体がかなり複雑になってしまうから。
h5以降の見出しを使うより、h2やh3を新たに作ったり、整理したりするほうが記事が読みやすくなる場合も。
もし使う場面に直面したら、記事の構成を見直してみるのもおすすめです。
見出しをつけるメリット
ブログ記事に見出しを使用するのには、さまざまなメリットがあります。
見出しをもたらすメリットは以下の通りです。
見出しはユーザーだけでなく、書き手や検索エンジンにとっても重要な要素。
見出しのもたらすメリットについて、それぞれ解説します。
①読者が文章の要点を理解しやすくなる
見出しがあればコンテンツの要点が一目でわかるため、記事が格段に読みやすくなります。
「今読んでいる文章が伝えたいことはなんだろう?」と理解できていないまま読むと、文章のどこを重視すればいいのかわからず、内容はなかなか頭に入ってきません。
だからこそ、見出しを使い、シンプルにトピックごとの内容を伝えることが大切。
「今はこの内容について書かれた文章を読んでいるんだな」と、読者自身が頭を整理しながら読んでくれるようになります。
②目次で記事の全体像を伝えやすくなる
読みやすいブログ記事において、見出しで構成されている「目次」は必要不可欠。
目次を通して、自分にとって必要な情報が書かれているかどうかがわかれば、読者は期待感をもって記事を読み進めてくれます。
また、目次から必要な情報にだけアクセスできるので、記事の利便性もグッと上がります!
検索から記事にアクセスする読者は、自分にとって価値のある情報かを探りながら記事をよみはじめます。
記事冒頭の目次で内容をしっかりと開示して、記事に対して価値を感じてもらえるようにしましょう!
T部長
目次のメリットや役割に関しては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
WordPressで簡単に目次を作れるプラグインについても解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
③記事を書きやすくなる
見出しを用意しておくと、記事を書くのもスムーズになります。
見出しを使って記事の大まかなテーマを整理すると、見出しごとに「どんな内容の文章を書けばいいか」がはっきりするためです。
見出しをあらかじめ決めておけば、その見出しで書く本文の内容が決まってきます。
どんなテーマで何を書くかを悩まなくなり、文章の作成に集中できるようになります。
また、見出しは「構成」を作るうえでも必要。
構成とは「記事の設計図」のようなもので、記事を通してどんな順番で何を伝えるかを決めておくのに使います。
構成なしに文章を書き始めると、今書いている文章が何を伝えるものかわからなくなり、テーマがあさっての方向に行ってしまう場合もしばしば。
必要な見出しを列挙し、並べ替えれば、記事を通して伝えたいメッセージがまとまり、ゴールに向かって書きやすくなります。
読者に伝わりやすい記事を書くなら、見出しをもとに記事構成を作ってから文章を書き始めましょう。
記事の構成についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
【これだけでOK】悩まず書ける!ブログ記事の構成・書き方の型を紹介④SEO対策に役立つ
見出しを適切に配置するのは、SEO対策につながります。
SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略語。
SEO対策は、検索結果の上位に表示を表示するための手法や工夫を指します。
Googleは、Webページに対して「検索者にとって価値のあるページか」をさまざまな尺度で診断。
その評価のよいものが検索結果の上位に表示されます。
h2・h3などの見出しタグが正しく使われているかどうかは、Googleが記事の内容を認識するうえで大切な要素。
また、上述したように、見出しによって読者が記事を読み進め、内容について満足するのもSEO対策にとってはとても重要なポイントです。
適切な見出しの使い方で記事の品質を向上させ、Googleで上位表示を目指しましょう。
T部長
読みやすく意義のある記事づくりを心がけていけば、自然と検索順位は高まります!
見出しを使う注意点
ここからは、見出しを使ううえでの注意点をご紹介します。
以下は、SEOにとっても、読者に伝わりやすい記事づくりにとっても重要なポイントです。
- h1はタイトルに一記事で一度だけ使う
- タグは数字の小さいほうから順番を守って使う
- キーワードを含めすぎない
- 20字以内を目安に、シンプルにまとめる
この注意点を守り、キーワードを含めてSEOに強い見出しを目指しましょう。
h1はタイトルに一記事で一度だけ使う
h1は大見出しと呼ばれ、主に記事タイトルに使用します。
使用頻度は1ページにつき一度だけです。
「タイトルはh1、本文はh2から使う」と覚えておきましょう。
数字の小さい方から順番を守る
見出しタグは数字の小さい方から使用するのがルールです。
h1が記事タイトルとして最初に使用され、本文中ではh2~h6を使用します。
また、単純に並べればいいわけではなく、使用する位置にもルールがあります。
「h2の内容の分類としてh3を使い、h3の分類としてh4を使い、h4の分類としてh5を……」という「入れ子構造」で使用してください。
h2を使わずにh4を使うなど、見出しタグのルールを守らない場合、SEOに悪影響が出るおそれがあります。
見出しタグは適切な順番で利用しましょう。
キーワードを含めすぎない
見出しにキーワードを含めるのは、SEO対策にとって重要です。
かといって、キーワードをむやみに入れるのは自重したいところ。
キーワードを含めすぎて見出しが不自然になってしまわないよう注意しましょう。
記事の読みやすさを阻害するほどキーワードを詰め込みすぎると、Googleからペナルティを受ける場合も。
あくまでもユーザーの読みやすさ、わかりやすさを重視するのが大切です。
T部長
20文字以内を目安に、シンプルにまとめる
見出しの内容は簡潔にし、文字数は20文字以内に収めましょう。
見出しは、コンテンツ内容をシンプルにわかりやすく表すためのもの。
長くて回りくどい見出しは、読みやすさを損ねてしまいます。
また、目次の中に長文の見出しがあると、一目で内容を把握できません。
すっきりした目次で読者に素早く内容を把握してもらう意味でも、見出しのシンプルさは意識しましょう。
たとえば、ヤフートピックスの見出しは15.5文字まで。
独自の調査で内容を「直感的に」「正しく」理解するのに適している文字数だとわかり、採用しているそうです。
参考:Yahoo!ニュース トピックスの見出し文字数を最大15.5文字に変更します
T部長
読まれる見出しをつける4ステップ
見出しをどのように作っていくかには、いろいろな手法があります。
その中でもおすすめの手法が、「対策キーワードから見出しを作っていく方法」です!
見出しが読まれるには、「読者が何を知りたいか」を理解しなくてはいけません。
知りたい内容を盛り込み、見出しとして伝えれば、「読まれる見出し」になります!
- キーワード設定
- 検索ニーズをイメージ
- 記事に必要な要素の整理
- 要点に沿って簡潔な見出しをつける
また、ブログのアクセスの要となるのは「検索からの記事への流入」。
アクセス増加のために検索結果の上位表示を狙う意味でも、対策キーワードから逆算して見出しを作っていく手法は有効です。
では、流れに沿って解説していきます。
①キーワードを設定
読者が何を知りたいかを見出しで表現するためには、まず記事自体を通して読者が知りたい疑問に応えなければいけません。
読者の悩みを適切に解決し、「読まれる記事」を書くことが、読まれる見出しを作る第一歩です。
記事を作る上でまず最初に行いたいのが「キーワード設定」です。
読者は問題や悩みを解決するため、何かしらのキーワードで検索を行っています。
検索エンジンは、キーワードに対して「問題や悩みを解決できそうな記事」を上位に表示します。
まずは「読者が検索を行う想定キーワード」を設定。
そこから、読者がどんな悩みを解決するためにこのキーワードで検索したのかを考えましょう。
- 検索ボリュームは適切か
- 自分が有益な情報を発信できるキーワードか
検索ボリュームは適切か
どれだけ自分が有益な記事を書けるとしても、ライバルが多いキーワードではなかなか検索上位に記事を表示させられません。
かといって、全く検索されていないキーワードを選んでも、検索する人がいないのでそもそも記事を読んでもらう機会がありません。
初心者の方におすすめなのは検索ボリュームが100前後の「ロングテールキーワード」。
アクセスが集まってくれば、少しずつ大きなキーワードを狙っていくのがよいでしょう。
「検索ボリュームの調べ方」や「ロングテールキーワード」については、以下の記事で詳しく解説しています。
Google検索ボリュームの調べ方!キーワードの選定方法も解説 【個人ブロガー必須】ロングテールキーワードとは?選び方や基礎知識を解説自分が有益な情報を発信できるキーワードか
キーワード選びにおいて重要なのは、「自分の知識や経験を活かして読者の悩みを解決できそうか」という点です。
どこかで調べた情報を並べても、他のブログとの差別化はできません。
読まれる記事を作るために、「自分にしか書けない内容」を発信できるキーワードを選びましょう。
T部長
②検索ニーズをイメージ
キーワードが決まったら、検索ニーズを調査します。
検索ニーズとは、言い換えると「検索を通して何を知りたいのか」ということ。
たとえば、「ブログ 書き方」で検索したユーザーが知りたいものを想像してみてください。
「ブログを書くテクニック」や「ブログ記事のお手本」など、いろんなものが浮かんだかと思います。
しかし、自分で想像しているだけでは大雑把な検索ニーズしかわかりません。
以下の方法で検索ニーズをより具体的に調査していきましょう。
- 関連キーワードからやQ&Aサイトから検索ニーズをイメージする
- 検索上位ページの見出しを抽出し、検索ニーズを調査する
それぞれについて詳しくご紹介します。
関連キーワードやQ&Aサイトから検索ニーズをイメージする
キーワードからさらにどんな関連ワードで調べられているか調査してみましょう。
関連キーワードツールに「ブログ 書き方」と入力すると、以下のような下位キーワードがヒットします!
- ブログ 書き方 本
- ブログ 書き方 例文
- ブログ 書き方 構成
- ブログ 書き方 コツ
おすすめは無料関連キーワードツールである「ラッコキーワード」「Keyword Tool」。
キーワードを入力すると関連キーワードが表示されます。
「Yahoo! 知恵袋」やSNSなどで、どんな質問がされているのかをチェックするのも有効。
読者がどんな悩みを持っているかを具体的に確認できます!
検索上位ページの見出しを抽出し、検索ニーズを調査する
本記事でも繰り返しお伝えしていますが、見出しは記事の要点を伝えるもの。
見出しを押さえておけば、記事の大まかな内容は把握できます。
検索上位でライバルとなっている記事の見出しを調べ、どんなコンテンツが好まれているのかを調査してみましょう。
検索上位ページの見出し抽出には、見出し抽出ツールを使うのがおすすめ。
見出し抽出ツールは「ラッコツールズ」のリリースしているサービスが使いやすいです。
この見出しから検索ニーズをイメージして、具体化しましょう。
③記事に必要な要素の整理
検索ニーズを具体化したら、これまで集めてきた読者の疑問や見出しの情報から、記事に必要な要素と不要な要素を整理しましょう。
記事に不要な要素は思い切って削除してください。
記事に必要かどうかを判断するには、読者の気持ちを考えることが第一。
悩みを抱えている人の視点に立ち、どのような要素があれば記事がわかりやすく、論理的で読みやすいかを検討してください。
さらに、自分にしか書けない有益な情報を加えてください。
独自のコンテンツがないと、場合によっては他のブログの情報の切り貼りになってしまいます。
読者に「この記事を読んでよかったな」と満足してもらえるよう、最善を尽くしましょう。
④要点に沿って簡潔な見出しをつける
整理した検索ニーズの要点に沿って、簡潔な見出しを付けていきましょう。
読まれる見出しは、「ここを読めば自分の悩みが解決する!」と直感できる見出し。
読者が知りたい疑問への答えを、見出しを通して提示してあげてください。
ここまで来れば、以下の内容がしっかり見えてきているはず。
- 読者が何を知りたくて記事を訪問したか
- 悩みの解決のために記事にどんなコンテンツを用意したか
あとは読者が知りたい疑問に対して、適切な内容の見出しを用意するだけです。
見出しは「シンプルに」「わかりやすく」「長すぎない」ことが大事。
要点を押さえながら、簡潔なフレーズにまとめましょう。
T部長
見出しが適切につけられているか判断するコツとして、「目次」をチェックするのがおすすめです。
目次は見出しの一覧。ここをざっと読んだだけで、記事に書かれている内容や読むべきポイントが把握できれば、要点を的確に押さえた「いい見出し」がついている証拠です。
目次の使いやすさで記事の情報が適切に整理されているかもわかるので、最後に確認してみるようにしましょう。
まとめ
今回は「見出しの重要性」をテーマに、見出しのメリットや注意点についてご紹介しました。
以下、今回のおさらいです。
- 見出しは「トピックや章ごとのタイトル」
- h1~h6の6種類あり、それぞれに役割がある
- 見出しは読み手にも書き手にも重要な要素
- ルールを守って見出しタグを使うのが大切
要点を押さえた見出しがあるだけで、記事の読みやすさは大きく向上します。
書き手にとっても制作に悩まないというメリットがあるので、ぜひ記事を書くうえでも活用してほしいところです。
見出しを使いこなして、記事のクオリティを向上させましょう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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