初心者でも簡単!WordPressコメント機能の設定とスパム対策

【2025年8月28日更新】スパム対策を「Simple Cloudflare Turnstile」を使った方法に変更しました。

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こんにちは、T部長です!

WordPress(ワードプレス)のコメント機能、うまく使いこなせていますか?

今回は、コメント機能の利用スパムコメント対策について紹介します。

T部長

この記事は以下のような人におすすめ!

  • コメント機能で読者と交流をしたい
  • スパムコメントに悩まされている

コメント欄で読者と交流ができたり、記事に対して誰かが反応してくれたりするのは嬉しいことですよね!

この記事では、コメント機能を有効化したい人向けに、設定方法や、スパムコメント(迷惑メールのようなもの)などの迷惑行為への対策を解説します。

しっかり対策をしておかないと、コメント欄がスパムだらけになってしまうため、この記事を参考に設定しておきましょう!

それではどうぞ!

WordPressのコメント機能とは?

WordPressのコメント機能とは?

WordPressのコメントは、簡単に言うと、読者が記事に対するコメントを残せる機能です。
記事の感想や質問を受け取ったり、それに対して返信したりして、読者とコミュニケーションを取れます。

コメント機能を有効にするメリット・デメリットは、次のとおりです。

メリット
  1. 読んだ感想やアドバイスをもらえて、モチベーションが上がる
  2. 記事の間違いを指摘してもらえる
  3. 読者のニーズがわかる
デメリット
  1. スパムコメントが投稿される
  2. 誹謗中傷や辛辣なコメントでやる気が下がる

コメント欄の設置により、プラスになることは多いです。
記事の間違いの指摘やアドバイスをもらえると、執筆スキルの向上にもつながるでしょう。

しかし、スパムや誹謗中傷といった、マイナスの側面が発生してしまうおそれもあります。

メリット・デメリットを理解したうえで、コメント欄を設置するかどうか判断してください。

T部長

コメント欄でのやりとりをきっかけに、ブログのファンになってくれることもありますよ!

コメント機能を使ってみよう

ではさっそく、コメント機能の使い方について解説します。

ポイント

コメント機能はデフォルトでは有効化されており、コメント表示は承認制になっています。設定で変更可能ですが、コメント欄の荒らし対策として、承認制のまま利用することをおすすめします。

コメント機能を有効化(読みとばしOK)

既にコメント機能を有効化している方は、読み飛ばしていただいて大丈夫です。
有効化しているけれど設定が不安・・・」という方は、一緒に設定内容を確認していきましょう!

以下の記事に沿ってWordPressを設定された方は、コメント機能が無効になっているので、まずはコメントの有効化から始めてください。

注意

コメント機能を有効化する前に公開した記事は、以下の設定を行っても、コメントが無効化されたままになります。
1.全投稿に対して設定」を行ったあと、公開済みの記事には「2.投稿単位で設定」も行うようにしてください!

1.全投稿に対してコメントを設定する

今後作成される全記事でコメントを有効化する手順は、以下のとおりです。

STEP1
「ディスカッション」の設定画面を表示する

WordPress管理画面の左側メニューバーより、「設定」→「ディスカッション」を選択しましょう。

「ディスカッション」の設定画面を表示する
STEP2
「新しい投稿へのコメントを許可」にチェックして保存する

デフォルトの投稿設定」の項目にある「新しい投稿へのコメントを許可」にチェックします。
変更を保存をクリックすれば、完了です。

「新しい投稿へのコメントを許可」にチェックして保存する

これで、以後作成される投稿では、コメント機能が有効化されます!

2.投稿単位で設定する

WordPressでは、投稿単位でコメント機能の有効化・無効化を決めることができます。

設定方法は、以下2つのパターンあります。お好みの方法を選択してください。
(※どちらか一方の設定を行えばOKです!)

投稿単位でコメント機能を設定する方法
2-1.管理画面上から変更
STEP1
投稿一覧画面で「クイック編集」をクリックする

左メニューバーから「投稿」→「投稿一覧」を表示します。
コメントを設定したい投稿にマウスカーソルを当てて、「クイック編集」をクリックしましょう。

 左側メニューバー「投稿」にマウスカーソルを当てて、「投稿一覧」をクリック
STEP2
「コメントを許可」にチェックを入れる

コメントを許可」にチェックを入れて、更新をクリックすれば完了です。

 「コメントを許可」にチェックを入れて「更新」をクリック
2-2.ブロックエディタから変更

コメントを設定する投稿の編集画面(ブロックエディタ)を開きます。
投稿」タブの「ディスカッション」を開き、「コメントを許可」にチェックを入れてください。

記事を更新すれば設定完了です。

 ブロックエディタを開いたら、「文書」タブの「ディスカッション」をクリック

コメントの承認や返信をする

コメントを承認制にしている場合は、投稿されたコメントを承認しない限り公開されません!

内容を確認して問題なければ、コメントの承認や返信をしましょう。

1.コメント承認

左側メニューバー「コメント」をクリックして、コメント一覧画面を表示しましょう。

承認したいコメントにマウスカーソルを当てて、「承認」をクリックすると、公開されます。

 左側メニューバー「コメント」をクリックして、コメント一覧画面を表示

2.コメント返信

STEP1
コメント一覧画面で「返信」をクリック

左側メニューバーから「コメント」をクリックして、コメント一覧画面を表示します。
返信したいコメントにマウスカーソルを当てて、「返信」をクリックしてください。

なお、コメントに返信した場合は、自動的にコメントが承認されます。

 左側メニューバー「コメント」をクリックして、コメント一覧画面を表示
STEP2
返信を入力する

コメント用のエディタが表示されるので、返信を入力して承認と返信をクリックすれば完了です。

 コメント用のエディタが表示されますので、返信を入力して「承認と返信」をクリック

スパムコメントへの3つの対策

スパムと聞くと、「怖い」「対策が難しそう」と思われるかもしれませんが、じつは難しい作業はありません!

以下3つの方法から、スパムコメントが届く量や種類に合わせて対策してみてください。

ボクは「3.プラグインで対策する」をおすすめします!

(はじめに)スパムコメントとは?

スパムコメントとは、ブログ記事とまったく関係がない内容の書き込みや、広告のために行われるコメントのことです。

スパムで送られるコメントには、次のような例があります。

スパムコメントで送られてくる内容例
  • 偽ブランド品の販売サイトのURL
  • 格安のSEO対策販売
  • よくわからない海外サイト

スパムコメントが表示されていると、「このブログは私を騙そうとしている!けしからん!」と読者に捉えられてしまい、ブログの信頼性を下げてしまいます。

コメントを有効化したら、できるだけ早く対策しましょう!

1.コメント一覧から手動でスパム判定する(面倒)

スパムコメントの量が多くなると大変ですが、人(自分)が判定するので一番精度が高い方法だと言えます。

手順は簡単です。

左側メニューバーの「コメント」をクリックして、コメント一覧を表示します。
スパムコメントの投稿にマウスカーソルを合わせて、「スパム」をクリックするだけです!

 手順は左側メニューバー「コメント」をクリックして、コメント一覧を表示

2.ブラックリストに登録する(効果が薄い)

ブラックリスト化は、同一人物からのスパムに悩まされている場合に効果的です。

ただ、スパムコメントはさまざまな名前、メールアドレス、IPアドレスで書かれることが多いので、あまり効果がないかもしれない点にご注意ください。

手順は以下のとおりです。

左側メニューバーの「設定」→「ディスカッション」をクリックします。
コメントブロックリスト」の項目に、ブロックするIPアドレスやメールアドレスを入力して、「変更を保存」をクリックすれば完了です。

「コメントブロックリスト」の項目に、IPアドレスやメールアドレスを入力して、「変更を保存」をクリック

こちらで完了です!

3.プラグインで対策する(効果的)

今まで紹介した「1」と「2」でも、ある程度はブロックできますが、数が多くなると対応しきれません。

そこでおすすめなのが、プラグインです!
スパム対策プラグインでは「Akismet」が有名ですが、ブログ内に広告を貼るなど「商用利用」においては、有料版を使わなければなりません。

そのため、今回は無料で利用できる 「Simple Cloudflare Turnstile」を紹介します。

「Simple Cloudflare Turnstile」について

画像:プラグイン「Simple Cloudflare Turnstile」

出典:Simple Cloudflare Turnstile | CAPTCHA の代替手段 | WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語

Simple Cloudflare Turnstile」は、WordPressサイトに「Cloudflare Turnstile」という強力なスパム対策ツールを簡単に導入できるプラグインです。

「Cloudflare Turnstile」は、ユーザーの行動を裏側で分析することで、人間かボットかを正確に判断します。
そのため、従来の認証ツールとは異なり、「私はロボットではありません」とチェックさせたり、画像を選ばせたりする手間をほとんどかけさせません。

サイトを強力に保護しながらも、訪問者の使いやすさを損なわないのが大きな特長です。

Cloudflareアカウントを作成する

「Simple Cloudflare Turnstile」でスパム対策するために、まずはCloudflareのアカウントを作成する必要があります。

STEP1

Cloudflare Turnstileのサイトにアクセスします。

画像:Cloudflare Turnstile公式サイト
STEP2

無料で始めるをクリックします。

画像:Cloudflare Turnstileの「無料で始める」をクリック
STEP3

メールアドレスとパスワードを入力して登録を進めます。
Googleなどのアカウントを利用しての登録も可能です。

画像:Cloudflareアカウントを作成

Turnstileのウィジェットを追加する

続いて、Turnstileのウィジェットを作成します。

STEP1

ダッシュボードにアクセスしたらウィジェットを追加をクリックします。

画像:Turnstileウィジェットを追加する
STEP2

ウィジェット名を入力します。
用途などを区別できれば問題ありません。

画像:Turnstileウィジェット名を入力
STEP3

ホスト名の追加をクリックします。

画像:Turnstileウィジェットにホスト名を追加
STEP4

WordPressブログのホスト名を入力して、横にある追加をクリックします。

たとえば「https://blog.example.com/wp/」というサイトアドレスの場合は、「https://」や「/」で区切られた「/wp/」の部分を外して「blog.example.com」の部分を入力します。

画像:Turnstileウィジェットにホスト名を追加
STEP5

下部に表示されたホスト名にチェックをつけ、追加をクリックします。

画像:ホスト名を選んで追加
STEP6

少し下部に移動してウィジェットモードを選択します。
とくにこだわりなければ「管理対象」で問題ありません。

ウィジェットモードについて
  • 管理対象:ほとんど自動で、不審な時だけ簡単な認証を求めるモード
  • 非インタラクティブ:常に自動で、訪問ユーザーは何も操作を必要としないモード
  • 非表示:完全に自動で、ウィジェット自体も表示されず裏側で処理するモード
画像:Turnstileウィジェットのモードを選択
STEP7

最後に事前クリアランスを設定します。
基本的に「いいえ」のままで問題ありません。

「はい」にすると、一度認証したあとは一定時間、認証を不要とする設定になりますが、任意で選んでください。

画像:Turnstileウィジェットの事前クリアランス設定
STEP8

画面右下の作成をクリックします。

画像:Turnstileウィジェットを作成
STEP9

ウィジェットが追加されたら、「サイトキー」と「シークレットキー」が表示されるので控えておいてください。
WordPressへの設定に利用します。

画像:Turnstileウィジェットのサイトキーとシークレットキーを確認

WordPressにTurnstileを設定する

Turnstileウィジェットを作成した時に発行された「サイトキー」と「シークレットキー」を使って、「Simple Cloudflare Turnstile」への設定を進めます。

キーをメモしわすれたら

Cloudflareのサイトから、ダッシュボードにログインすれば確認できます。
ログイン後、「Turnstile」メニューへ進み、対象ウィジェットの編集画面へ進めば確認可能です。

STEP1

「Simple Cloudflare Turnstile」をインストールします。
「プラグイン」メニュー内のプラグインを追加をクリックします。

画像:プラグインを追加メニューへ進む
STEP2

「Simple Cloudflare Turnstile」と検索して、今すぐインストールをクリックします。

画像:Simple Cloudflare Turnstileを検索してインストール
STEP3

インストールされたら有効化をクリックします。

画像:Simple Cloudflare Turnstileを有効化
STEP4

「設定」メニュー内のCloudflare Turnstileに進みます。

画像:設定メニュー内のCloudflare Turnstileメニューに進む
STEP5

「サイトキー」「シークレットキー」を入力します。

画像:Turnstileウィジェット作成時に発行されたキーを入力する
STEP6

画面を少し下げ、Turnstileを有効化するフォームにチェックを入れます。
今回はコメントフォームの対策なので「WordPress コメント」にチェックを入れます。

画像:Cloudflare Turnstileを有効にするフォームにチェックを入れる
Cloudflare Turnstileでサイト内のフォーム類を一括保護

「Simple Cloudflare Turnstile」ではコメントフォームのほか、ログインフォーム、パスワード再設定フォームなど、サイト内のフォームを一括して設定して保護できます。
基本的にはすべてのフォームにチェックしておくのがおすすめです。
「Contact Form 7」など、対応している個別のプラグインで作ったフォームも保護可能です。

画像:Cloudflare TurnstileをContact Form 7に設定する
STEP7

変更を保存をクリックします。

画像:設定変更を保存する
STEP8

応答テストをクリックします。

画像:Cloudflare Turnstileの応答テストをする
STEP9

「成功」と表示されたら設定完了です。

画像:Simple Cloudflare Turnstileの設定完了

コメントフォームを設置したページにアクセスし、Cloudflare Turnstileのウィジェットが表示されていれば、正しく設定できています。

画像:コメントフォーム上にCloudflare Turnstile導入完了

コメントフォームのテスト送信を試しておきましょう。

他ブラウザでログインを試そう!

「サイトキー」と「シークレットキー」が間違っていると、WordPressにログインできなくなることがあります。

とくに「ログインフォーム」にチェックを入れて設定した場合は、設定完了後、他ブラウザやスマホなどでログインできるか確認してください。

もし他の端末でログインできなくなったときは、慌てず各種キーが間違っていないか再確認しましょう。

まとめ

WordPressのコメント機能の利用や設定の手順、スパムコメントの対策について紹介しました。

今回の内容をまとめると、以下のとおりです。

まとめ
  • コメント欄を設置すれば、読者とコミュニケーションをとることができる
  • コメント機能を有効化する場合は、スパムコメント対策をする
  • スパム対策には「Simple Cloudflare Turnstile」の導入がおすすめ!

読者からのコメントがあると、「ブログ見てもらえている!」という実感から、モチベーションがアップします!

しかし、対策をしないとスパムコメントだらけになってしまい、ブログの信頼を落とすおそれも……。

そのため、コメント機能を有効化する場合は、スパム対策もあわせて行うのがおすすめです。

今回ご紹介したポイントを押さえつつ、コメント機能をうまく使って、どんどんブログを盛り上げていきましょう!

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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