【2023年9月14日更新】記事が読みやすくなるように、全体を調整しました。
こんにちは、T部長です!
「検索ボリュームの調べ方は?」「調べたほうがいい理由って何?」と、疑問を抱いている人は多いのではないでしょうか。
今回は、簡単に真似できる検索ボリュームの調べ方からキーワードの選定方法まで解説します!
T部長
この記事は以下のような人におすすめ!
- 検索ボリュームを調べたい人
- 検索ボリュームの重要性を知りたい人
- 検索ボリュームを使ってキーワードを選びたい人
「検索ボリュームを調べよう!」と紹介しているブログやメディアを目にする機会も多いでしょう。
しかし、詳しい手順まで触れられておらず、どのように進めればいいか分からないことも……。
そこで、この記事では初心者の方でも記事を読みながら、検索ボリュームの調査からキーワード選定までを進められるようにしています。ぜひ参考にしてください。
それでは、どうぞ!
目次
検索ボリュームとは?
検索ボリュームとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「特定のキーワードが1か月間にどれだけ検索されたか」を示す数値です。
たとえば、1か月で1000回検索されたキーワードのボリュームは、「1000」となります。
検索ボリュームは、ブログやWebサイトのアクセスを増やすうえで最も重要な数字です。
なぜなら、多くの場合、月間の検索ボリュームをもとに「キーワード選定」や「SEO対策」を行うから。
もし、月間の検索ボリュームが多いキーワードで上位表示できれば、たくさんのアクセスを獲得できます。
T部長
一方で、検索ボリュームが少ない記事を書き続けても、ブログにアクセスを集めることは難しいです。
検索ボリュームによって「コンテンツの需要」をチェックできるため、キーワード選定は検索ボリュームに基づいて行うようにしましょう!
なお、検索ボリュームは、Googleが提供するツール「Googleキーワードプランナー」を使って調べられます。
流れは以下のとおりです。
- Googleキーワードプランナーにログインする
- 「検索ボリュームと予測のデータを確認する」をクリックする
- 調べたいキーワードを入力する
- 検索ボリュームを確認する
なお、無料版だと「1000~1万」のようにおおよその数値表示となりますが、キーワードを選定するうえでは問題ありません。
具体的な手順については、あとの「洗い出したキーワードの検索ボリュームを調査する」で解説します。
SEO対策として調べる検索ボリュームについて
検索ボリュームはリスティング広告の出稿時にも活用されますが、今回は「SEO対策として調べる検索ボリュームについて」の説明です。
検索ボリュームを踏まえ、ブログ・Webサイトの成長段階に合わせてキーワードを選べば、戦略的にアクセス数を増やせますよ!
それでは、検索ボリュームの調べ方から紹介します。
検索ボリュームの調べ方3ステップ
検索ボリュームの効率的な調べ方は、下記の3ステップです。
順に解説します。
1:主要なSEOキーワードを洗い出す
はじめに、SEO対策を実施する上で重要なキーワード(SEOキーワード)を洗い出します。
洗い出すのは、ブログやWebサイトで扱うジャンルの軸となる「1語のメインキーワード」です。
当ブログの場合だと「初心者がブログを始める際に参考にしてほしい」ので、これに関係するキーワードを選んでいます。
- ブログ
- アフィリエイト
- WordPress など
これらのメインキーワードを軸にして、複合キーワード(2語や3語のキーワード)を洗い出していきます!
2:複合キーワードを洗い出す
続いて、メインキーワードを組み合わせた「2語・3語の複合キーワード」を洗い出しましょう。
ユーザーは何かを検索するとき、基本的には2語~3語ほどの複合キーワードを使用します。
- 「ブログ 収益化」
- 「アフィリエイト 始め方」
- 「WordPress 開設方法」
複合キーワードを洗い出すときには「ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール)」が便利です。
今回は、メインキーワードが「WordPress」だと想定して、複合キーワードを調べます。
検索窓に調べたいキーワードをいれましょう。
例として「WordPress」と入力し、虫眼鏡のマークをクリックしてください。
画像のとおり「WordPress」の複合キーワードが一覧で表示されます。
右上の全キーワードコピー(重複除去)、もしくはCSVダウンロードをクリックして、複合キーワードを取得しましょう。
以上で複合キーワードの取得は完了です。
3:洗い出したキーワードの検索ボリュームを調査する
最後に「Googleキーワードプランナー」を使って、取得した複合キーワードの検索ボリュームを調べましょう。
Googleキーワードプランナーへの登録方法は下記を参考にしてください。
【無料で使える!】Googleキーワードプランナーの使い方を画像で解説実際にGoogleキーワードプランナーを使って検索ボリュームを調べる方法を紹介します。
「Googleキーワードプランナー」にアクセスしたら、Googleアカウントでログインしましょう。
ログインできたら、検索のボリュームと予測のデータを確認するをクリックしてください。
ラッコキーワードで取得した複合キーワードの一覧をコピペ、もしくはCSVデータをアップロードして、開始するをクリックしましょう。
画像のとおり、左から2番目の列で各キーワードの検索ボリュームを確認できます。
「月間平均検索ボリューム」をクリックすると、キーワードをボリュームの多い順に並べ替えが可能です。
無料版の場合は「1万~10万」のように、おおよそのボリュームが表示されます。
有料でGoogle広告を利用すると正確な値を取得できますが、初心者の方は無料のままでも十分です!
以上、Googleキーワードプランナーを使用した検索ボリュームの調べ方でした。
この時点で「あとは検索ボリュームが大きいキーワードを狙って記事を書けばいい」と思う人もいるかもしれませんが、注意が必要です。
Webサイトの成長レベルに合った検索ボリュームのキーワードを選ばないと、まったくアクセスが増えないおそれがあります。
具体的には以下で解説するので、ぜひ参考にしてください。
検索ボリュームとWebサイト構造の関係性
まずは、ブログやWebサイトがどのようにしてGoogleに評価されるのかを説明します。
ここへの理解を深めれば「ブログやWebサイトの成長段階に合わせ、どのような検索ボリュームのキーワードを選べばいいのか」がわかるようになるので、じっくり読み込んでください!
Webサイトの構造と検索ボリュームの関係
一般的にWebサイトは「ピラミッド構造」で作られます。
大まかにいえば、上から「トップページ」→「カテゴリーページ」「個別記事ページ」の3段構造です。
トップページ
Googleからの評価を最終的に受け取るページ。
カテゴリーページ
個別記事ページの評価が内部リンクを通して集約されるページ。
個別記事ページ
サイトの検索順位を上げるために評価されるページ。
まず、Googleから評価を受けるのは「個別記事ページ」です。
そして、個別記事ページの評価は内部リンクを通して「カテゴリーページ」に集約されます。
さらに、カテゴリーページに集約された評価は最終的にトップページへと伝わるので、ピラミッドの上に行くほどページのパワーが強まるイメージです!
上記のようなサイト構造を「トピッククラスターモデル」といいます。
外部サイトからの被リンクで得た「リンクジュース」や、Googleの評価を効果的にサイト内へ循環する人気のSEO手法です。
より詳しく知りたい人は「トピッククラスターモデル」と調べてみてください。
検索ボリュームはどのように関係する?
次に、Webサイトの構造に対して検索ボリュームがどのように関わっているのかを説明します。
結論は以下のとおりです。
- 検索ボリュームの大きいキーワード:カテゴリーページなどの上層ページで対策
- 検索ボリュームの小さいキーワード:個別記事ページで対策
先述のとおり、個別記事ページの評価はカテゴリーページに集約され、ピラミッドの上層ほどパワーが強まっていくのが特徴です。
そのため、個別記事でボリュームの小さいキーワードを対策して、カテゴリーページへの評価を集めていくのが基本的な戦略となります。
たとえば、検索ボリュームが「1,000」を超えるキーワードはカテゴリーページなどで対策し、「100」程度の場合は個別記事ページで対策するイメージです。
検索ボリュームの大きいキーワードで記事を書いても、企業サイトや有名サイトなどの強力な競合に勝つのは至難の業です。
しかし、検索ボリュームの少ないキーワードで記事を書けば、検索結果での上位表示が狙いやすく、かつGoogleからの評価も受けやすくなります!
たとえば筋トレブログを運営する場合、メインキーワードの「筋トレ」で上位表示をするのは難易度が高いです。
そこで、「筋トレ 脚」のようなカテゴリーを作り、その下に「筋トレ 脚 やり方」「筋トレ 脚 頻度」のような個別記事を作っていきます。
そうすることで、上位表示しやすいキーワードで集めた評価を上層ページに集約し、サイト全体のパワーを高めていくことが可能です。
T部長
Webサイトの成長段階に合わせてキーワードを選定する
ここからは、Webサイトの成長段階に合わせてキーワードを選定する重要性について、見ていきましょう。
以下のとおり、Webサイトの成長段階は大きく3段階に分類しました。
立ち上げ期
・合計記事数が100記事未満くらいの時期。
・ブログやWebサイトを始めたばかりでPV数はほぼない。
成長期
・合計記事数が100〜150記事未満くらいの時期。
・書き方、収益化に関しても理解が少し深まり、月5,000〜20,000pv程の時期。
発展期
・合計記事数が151記事以上ある時期。
・書き方、収益化、アクセス解析などに関する理解が深まり、月2万pv以上の時期。
最初から大きな検索ボリュームのワードで記事を書いても、なかなか上位には表示されません。
Googleからの評価が高まれば、検索ボリュームの大きな記事でも勝負できるので、ある程度成長してくればキーワードの幅を広げるのが有効になってきます。
各段階に合わせた検索ボリュームの記事を書いていかないと、アクセス数は増やせません。
そのため、成長段階に合わせたキーワード選定が重要になるのです。
以下では「それぞれの段階でどれくらいの検索ボリュームを狙い、記事を書くのか」を解説していきます。
立ち上げ期
「立ち上げ期」は、検索ボリュームが「100~300」程度の「ロングテールキーワード」で記事を書くようにしましょう。
ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが少なく、かつ「3語以上の複合ワード」からなるキーワードです。
ロングテールキーワードのボリュームについて、明確な定義はありません。この記事では、ボリュームが100~300のキーワードをロングテールキーワードとしています。
ロングテールキーワードは競合が少ないので、小さいアクセスをたくさん集められ、結果的にGoogleからの評価を少しづつ上げていけます。
下記でロングテールキーワードについて詳しく説明していますので、参考にしてください。
【個人ブロガー必須】ロングテールキーワードとは?選び方や基礎知識を解説成長期
ロングテールキーワードで自分の記事が上位表示されてきたら、検索ボリュームが「300~1,000」程度のミドルキーワードで記事を作成しましょう。
さらにカテゴリーページなど、上層ページにもミドルキーワードを散りばめてください。
Googleからのサイトの評価が高まり、「ドメインパワー」が強まってきているので、ミドルキーワードでも上位表示が狙えるはずです!
ドメインパワーについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ドメインでSEO評価は変わる?ドメインパワーについて解説!発展期
ミドルキーワードでも上位表示できたら、あなたのサイトの評価は高まっていると考えて問題ありません。
発展期は、検索ボリュームが「1,000」を超える「1語・2語」のキーワードで上位表示できるよう、サイトの改善に努めましょう。
おすすめなのは、これまで作成した個別記事ページへのリンクを束ねて紹介する「まとめ記事」の作成です。
当ブログの場合は、下記がまとめ記事にあたります。
例:【初心者向け】ブログの始め方完全ガイド!立ち上げから収入を得る方法まで
個別記事ページの評価が集約されたまとめ記事はパワーが強く、ビックキーワードでも上位表示が狙えます。
それだけでなく、まとめ記事に掲載した個別の記事ページの評価も、さらに高められるでしょう!
検索キーワードの選定方法5ステップ
ここまで、「どの成長段階でどのくらいの記事を書き、どのように検索ボリュームを調べるのか」を解説しました。
ここからは、洗い出した検索キーワードを絞り込んで選定する方法を紹介します。
1.メディアの方向性を決めよう!
検索キーワードを選ぶには「ミッション」を明確にする必要があります。
言い換えれば「ブログやWebサイトで何を達成したいか」です。
ミッションが明確でないと「どのような情報を発信するのか」「ターゲットは誰にするのか」「どのように記事を書いていくのか」など、ブログやサイトの方向性が定まらなくなります。
まずはミッションを明確にしてブログやWebサイトの方向性で迷う時間を減らし、記事作成に集中しましょう!
ミッションの決め方
ミッションを決めるときのポイントは「質問」です。
質問に対して回答すると、不明瞭だったミッションが言語化されて明確になります!
下記は、ミッションを決めるときにおすすめの質問です。
- 自分はどんな人に情報を届けたいのか?
- その人はどんなことで悩んでいるか?
- 悩みを解決するのに一般的に手に入らない情報は何か?
- 仮に情報が足りているなら他に解決すべき課題はあるか?
- 自分はそのターゲットにどのような価値を与えられるか?
それぞれ「①ターゲット」「②ターゲットの悩み」「③提供すべき情報」「④悩み以外の課題」「⑤自分の強み」を明確にできるため、ミッションを決めやすくなるでしょう。
T部長
2.ミッションに関わるキーワードを選択する
ミッションが決まったら、キーワードを絞っていきます。
ブログやWebサイトのミッションに関わるキーワードのみを選び、他は削除していきましょう。
以下、具体例です。
上記のとおり、ミッションに関連するキーワードは「赤色」、それ以外は「白色」にして、選定対象と除外するものがわかるようにします。
※ミッションがない場合は「ミッションの決め方」を参考に必ず考えましょう。
3.検索ボリューム数が100以上のキーワードを選択する
次に、検索ボリュームが100未満のキーワードを除外し、100以上のキーワードだけを残しましょう。
あまりに検索ボリュームが少ないと、上位表示が叶ってもほとんどアクセスを得られず、コスパが悪いためです。
ここまでで残ったキーワードの数は、多い人で300個ほど。
以降では、残ったキーワードのなかで、記事を書く優先度の決め方について解説します。
4.ロングテールキーワードから取り組もう
キーワードの選定が完了したら、次は優先順位の決定です。
前述のとおり、Webサイトの立ち上げ期は、検索ボリュームが「100~300」程度の「ロングテールキーワード」から取り組みます。
ロングテールキーワードについては、下記の記事を参考にしてください。
【個人ブロガー必須】ロングテールキーワードとは?選び方や基礎知識を解説50記事で月1万PVを目標に!
まずは、ロングテールキーワードで「50記事」書くことを目標にしてみましょう。
経験上、50記事ほど書けば、多くのブログが月1万PVに近づくと考えられます。
記事作成に慣れる目的なら30記事ほどでも構いません。
しかし、アクセス数を意識するなら、ロングテールキーワードで50記事は書くことをおすすめします。
5. キーワードを1つ選んで記事を書こう
Webサイトの成長段階に合わせてキーワードを絞ったら、あとは良質な記事を書いて検索上位を狙い、PV数を増やしていきましょう。
忘れてはいけないのが「成長段階に適した検索ボリュームのキーワードを選ぶ」=「検索上位を狙うための準備」だということ。
本格的に検索上位を狙うには「良質な記事の作成」が必要不可欠です。
以下の記事を参考にして、良質な記事の作成に努めましょう!
PV数を増やすブログ記事の書き方完全ガイド!コツ〜テンプレートまでまとめ:ロングテールキーワードで記事を書こう!
今回は検索ボリュームの調べ方と、キーワードの選定方法について解説しました。
検索ボリュームは、ブログのアクセスを増やすための重要な数値です。
Webサイトの成長段階に合った検索ボリュームのキーワードで記事を書いていけば、徐々にアクセスの増加が見込めるでしょう。
- 立ち上げ期
検索ボリュームの少ないキーワードで記事を書く - 成長期
検索ボリュームがそこそこあるキーワードで記事を書く - 発展期
ビッグキーワードを使ったまとめ記事・特集記事を書く
記事を書くときに使用する検索キーワードは、下記5ステップで選びましょう。
検索ボリュームを意識しながらキーワードを選べば、ブログやWebサイトの記事を書く準備は整います。
もちろん「良質な記事であること」が絶対条件なので、適切な検索キーワードを選ぶだけでは上位表示できません。
検索意図に答えられる記事を、しっかり書くことを心がけてください。
まずは、ロングテールキーワードで50記事の作成を目標にしましょう!
キーワードを適切に選定し、50記事書けば、一定のアクセスが期待できるはずです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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