【2023年8月29日更新】記事が読みやすくなるように、全体を調整しました。
こんにちは、T部長です!
以前「noteとは?」という記事を読んでいただいた方から、「noteの収益化は難しいの?」という質問をいただきました。
そこで、今回の記事では「noteで収益化する方法」について解説します。
T部長
この記事は以下のような人におすすめ!
- noteで収益化する方法を知りたい人
- noteとブログの収益面の違いを知りたい人
- noteとブログのどちらが自分に合っているのか知りたい人
結論、大きな金額を継続的に稼ぎたい人にはブログ、ブランディングをしたいクリエイターにはnoteがおすすめです。
ボクなりにnoteとブログの違いをはじめ、収益面でのメリット・デメリットなどを徹底的に調べてまとめたのでご紹介させていただきます!
この記事を読めば、収益面でnoteかブログのどちらが自分に合っているのか判断できるでしょう。
それでは、どうぞ!
目次
noteとは?
出典:note
noteは、文章や画像などをWeb上で発信できるサービスで、とくにクリエイターが使いやすいように作られたツールです。
公式の発表によると、2023年の5月末時点でのアクティブユーザーは4,573万人、年間流通総額(税込)は111億円となっています。(参考:2023年11月期第2四半期 決算説明資料)
この年間流通総額は、おもにnoteの「コンテンツ販売」によるもので、上位ユーザー1,000人の平均売上額は897万円にも及んでいるのです。
上記のデータから、noteで収益化して稼ぐことに興味がある方も多いでしょう。
今回の記事はnoteの収益化に焦点をあてていますので、基本的な内容については、こちらの記事を参考にしてください。
noteとは?メリット・デメリットからブログとの違いまで解説noteで収益を得る仕組み6つ
noteは、自分のコンテンツを販売することで収益をあげられるサービスです。
売上の数%は手数料で引かれますが、販売しやすい仕組みが整っていて、毎月数万円~数十万円の収益がある人も少なくありません!
以下では、具体的にどのような仕組みが整っているのか説明します。
1:有料note(有料コンテンツ)を販売
収益化と聞くと、有料note(コンテンツ販売)をイメージする人が多いでしょう。
前述したように、noteで収益を上げている人は、有料noteの販売がほとんどです。
有料noteは「手軽でハードルの低い電子書籍」というイメージを持っていただけるとわかりやすいと思います。
自分の書いた記事を簡単に販売したり、書く内容も価格も自分で決められたり、ニッチな領域に関する発信でもOKなところが魅力です。
具体例
たとえば、「ゲームの〇〇部分の攻略法」のようなコンテンツでも、売ることができます!
ただし「書籍」なので、販売するなら「専門性」が必要です。
ネットで検索すれば読めるレベルの記事では、ユーザーはお金を払ってはくれません。
また、無料で読める導入部分の文章で、どれだけ興味を引くことができるかも重要です。
「お金を出してでもこのnoteを読みたい」と思わせる、内容にすることがポイントになるでしょう。
有料noteの販売方法
有料noteの販売方法は、以下の3ステップです。
- 記事を書き「公開設定」のところから「有料」を選択する
- 販売価格を設定する
- 有料記事にする範囲を設定する
なお、有料に設定すれば勝手に売れるわけではありません。ユーザーが欲しがる有益な情報を記事にする必要があります。
具体的な収益化のコツについては、記事の後半で詳しく解説していきます!
2:有料マガジン・定期購読マガジンとして販売
「有料マガジン」は、指定した複数のnote記事をまとめて販売できる仕組みです。
たとえば「自作の小説や漫画の複数話を一章としてまとめたいとき」「HTMLとCSSの教材をセットにしたいとき」などに活用できます。
一方「定期購読マガジン」は、月額制でnote記事を定期的に配信できる仕組みです。
「毎週更新の小説を販売したいとき」「海外での日常を日記感覚で配信したいとき」などに適しています。
3:Amazonアフィリエイト(Amazonアソシエイト)
基本的にnoteではアフィリエイト広告を扱えませんが、「Amazonアフィリエイト(Amazonアソシエイト)」のみ掲載できます。
noteの記事内でAmazonの商品を紹介し、読者が実際に購入すると金額の数%が還元される広告サービスです。
たとえば、英語の勉強法を解説する記事で、おすすめの教材を紹介するときなどに活用できます。
ただ、Amazonアフィリエイトを利用するには、審査に通らなければいけません。
以下の記事では、Amazonアフィリエイトの審査に通るコツを解説しているので、ぜひあわせてチェックしてください!
Amazonアフィリエイト完全ガイド!審査のコツと稼ぎ方2つ紹介4:サークル
サークルは、自分のファンを集めて月額会員制のコミュニティを作れる仕組みです。
「オンラインサロン」と言えば、イメージしやすい人が多いかもしれません。
すでにファンがいる人やコンテンツを配信し続ける人なら大きく収益化を見込めますが、note初心者にはハードルが高めです。
5:クリエイターサポート(投げ銭)
クリエイターサポートは通称「投げ銭」と言われ、クリエイターへ援助金を送る仕組みです。
たとえば、noteの記事や作品を見て「この人を金銭的に応援したいな」と思ったら、100円〜10,000円の援助ができます。
読者に有益な情報を届けるのが大前提ですが、クリエイターサポートのおかげで無料の記事でも収益化が図れます!
6:note for shoppingと「ストア機能」
「note for shopping」は、ほかのECサイトで販売している自分の商品を記事内に表示できる機能です。
noteと提携している「EC CUBE」「BASE」「shopify」「Yahoo!ショッピング」などの商品URLを記事に張り付けると、商品情報がカード型で表示されます。
商品情報が見やすくなるので、読者の購買意欲を高める効果が期待できるでしょう。
また、ストア機能は「他のECサイトで販売している自分の商品」をnoteに一覧表示させる仕組みです。
ストア機能を使えば、noteをECサイト化できます。
「note for shopping」と「ストア機能」を活用すれば、物販の販路拡大につなげられるでしょう。
収益化しやすいのは有料note
noteが流行っている理由の1つは「“ユーザー決済機能がある販売ツール”を簡単に使える」点です。
紹介したように、noteには販売ツールがたくさんあるので、自分のコンテンツを収益化するのが簡単に思えます。
しかし、クリエイター活動をしていない人やインフルエンサーでない人が活用できそうなのは「有料note」と「マガジン」の2つ。
上記3~6の仕組みで収益をあげている成功事例は見つけられませんでした。
ここまでで「有料noteが主な収益化の方法」とわかったので、下記では「noteの収益化 = 有料noteの販売」を前提にお話しします。
noteの収益化に必要な考え方5つ
有料noteで稼がれている方をボクなりの視点で分析して、「〇〇な考え方が、結果的に稼ぐことにつながったのかな?」と思ったものが5つあるのでご紹介します!
「こうやったらnoteで絶対に稼げる!」というテクニック論ではないので、ご注意ください。
1:「経験」を「お金」に変えよう
ブログやnoteにかかわらず、収益化を図るには有益な情報の発信が必須です。
有益な情報を要素分解すると、下記の4つに分かれると考えています。
新規性が高い
まだ誰も発信していない新しい情報。
信頼性が高い
情報自体が信頼できる。もしくは情報の発信者・引用元が信頼できる。
再現性が高い
同じ手法を実践した場合に似た結果を得られる可能性が高い。
独自性が高い
自分の体験談をもとにした情報。
このなかでも、最後の「独自性の高い情報」が非常に重要。
なぜなら、ライバルの記事と差別化できるからです。ググれば出てくるようなありふれた内容のコンテンツに、お金を払ってくれるユーザーはいないでしょう。
目新しくて信頼性・再現性が高い情報でも、第三者があなたの情報を真似してきたら、差別化は図れません。
しかし「実体験に基づいた情報=オリジナリティのある情報」は、その人だけが発信できる内容です。
具体例:ウーバーイーツの体験談
たとえば「ウーバーイーツの未経験者が3か月間試行錯誤して戦略的に時給を高めた方法」という記事であれば、周りと簡単に差別化を図れます。
このコンテンツを真似するためには、少なくとも3か月間はウーバーイーツに挑戦しなければいけません。この手間の大きさが差別化につながります。
そして上記のような情報は、実体験に基づいているので信頼できますし、目新しさもあります。
つまり「オリジナリティのある情報」を発信するため、「さまざまな経験を積んでいくこと」の方が重要です。
2:「稼ぐ」を目的にするのはやめよう
noteは「個人が創作活動をする場所」なので、「稼ぐ」を目的に始めるのはおすすめしません。
これはnoteの理念をみるとわかります。
わたしたちは “だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。“をミッションに、表現と創作の仕組みづくりをしています。メディアプラットフォーム・noteは、クリエイターのあらゆる創作活動を支援しています。クリエイターが思い思いのコンテンツを発表したり、サークルでファンや仲間と交流したり、ストアでお店やブランドオーナーが商品を紹介したり、note proを活用して企業や団体が情報発信をしたりしています。
引用:会社概要 | note株式会社
つまり、「自身の創作物を発信して、自身をブランディングする目的」などで活用するのがおすすめということです。
有料noteを嫌うユーザーも一定数いるので、収益化を押し出しすぎると読者が離れていってしまうかもしれません。
そのため、最初から収益化を目指さず、まずは無料コンテンツでファンを増やすことを第一に考えた方がよいでしょう。
3:SNSで集客しよう
noteで収益をあげるには「集客 = アクセスを集める」必要があります。ただし、note単体で集客をし続けるのは、やや難易度が高いのでおすすめしません。
集客の手段は、SEOや広告運用などさまざまですが、とくにSNSの活用がおすすめ!
SNSは不特定多数の人に拡散されやすく、かつ「ファンと積極的に交流できるツール」としてnoteと相性がいいためです。
いくつかあるSNSのなかでも、ボクは「Twitter」での集客をおすすめしています!
Twitterがおすすめな理由
すでに実績があったりコンテンツを持っていたりする人なら、Twitterには数千から数万人単位でフォロワーがいてもおかしくありません。
Twitterを活用すると、はじめから数多くの人(フォロワー)にnoteの記事を認知してもらえます。
加えて、フォロワーにリツイートをしてもらえれば、さらなる認知の獲得に期待できますよ。
現時点でフォロワーが少ない人でも、TwitterをはじめとしたSNSからの集客経路を作ることで、noteへの流入数を効率的に増やせるでしょう。
ぜひ以下の記事を参考に、Twitter運用に挑戦してみてください!
認知度が高まる!ブログ×Twitterのブランディング術3ステップ記事内に「口コミ」を表示
noteの記事内容について第三者の評価(口コミ)を掲載すると、記事の信頼性を高められます。
たとえば、noteで有益な情報を発信すれば、Twitter上でレビューを投稿してもらえるかもしれません。
レビューを発見したら、以下の画像のようにレビュー内容を有料記事の無料記事部分に掲載しましょう!
このように第三者の評価を示すことで、記事の信頼性を強めて収益性を高められます!
4:ニーズのあるジャンルでコンテンツを作ろう
「何のジャンルで発信していこうか決まらない」と、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
結論、ニーズのあるジャンルでコンテンツを作ることが、ファンの獲得や収益化につながります。書きたいことを書くのではなく、「誰かが読みたがっていること」を書くようにしましょう。
多くの人のニーズに刺さるコンテンツを作ることができれば、フォロワーが少なくても読者を獲得できます。
ニーズの有無を調べるには、以下のような方法がおすすめです。
- noteで気になるジャンルのキーワードを検索して、ヒットする記事の量や内容を確認する
- SNSやYahoo!知恵袋でユーザーの生の声を確認する
- 最新のニュースやトレンド情報を調べる
5:無料記事でファンを作ろう
「稼ぐを目的にしない」とも重なる話ですが、有料記事を売るためには有益な無料記事が欠かせません。
収益化を狙って有料記事ばかりをアップしていても、売上はなかなか伸びないでしょう。
著者がどういう人で、普段はどんな情報を発信しているかがわからないと、ユーザーからの信頼を得られません。有料記事だらけだと、ユーザーがあなたを知るきっかけが生まれないのです。
集客とブランディングのために、普段は無料コンテンツの発信を中心に行うようにしましょう。
結論:noteはクリエイターにおすすめ
ここまでを踏まえ、創作活動をするクリエイターにとって、noteは素晴らしいサービスです。
自身の商品をすでに持っている人であれば、noteは費用対効果が優れています。
しかし、商品やサービスを持たず、稼ぐために情報発信する場合、noteを活用した長期的な収益化は難しいと思います。
「稼ぐこと」ではなく、noteは「ファンづくり」や「ブランディング」を主目的に活用しましょう!
ブログとnoteに関する収益面の比較4つ
副業として稼ぐために情報発信をしたいなら、noteよりブログの方が適しています。
まずは、「note」と「ブログ」がそれぞれどのような人におすすめなのか見てみましょう。
note・ブログそれぞれがおすすめの人
- 「稼ぐこと」が主目的な人
- 自身の創作物を世の中に発信したい人
- ファンとの交流を楽しみたい人
ブログはnoteとは違い、収益化に特化して運営できます。
そのため、稼ぐことが目的の人にはブログがおすすめです。
一方でnoteは、自分の創作物を世の中に発信したい人、またファンとの交流も楽しみつつ、おまけ程度で収益を得たい人に合っています。
もともとそのような目的で提供されているサービスだからです。
「収益性が高いツール」としてブログを始めた場合も、記事を書くときは「ユーザーへの価値提供」を一番の目的にしてください。
詳しくはこちらの記事に書いていますので、参考にしてください。
【挫折防止!】ブログで稼ぐために必要な心構え7選以降では「稼ぐことを目的にする人にはブログがおすすめ」の理由として、ブログとnoteの収益面の違いを4つ解説します。
1:少額を稼ぐ難易度
ブログとnoteで少額を稼ぐ難易度の違いは、ほとんどありません。
数百円から数千円の収益であれば、コンテンツを用意する労力にあまり差がないからです。
しかし、すでに有料にできる記事がある場合は、ブログよりnoteで稼ぐ方が簡単になります!
2:大きな金額を稼ぐ難易度
大きな金額を稼ぐなら、ブログの方が難易度は低くなります。
理由は以下の3つです。
- 商材の販売価格に上限がない
- 扱える広告の種類や商材に制限がない
- 稼ぐためのさまざまな工夫を施せる
一方でnoteの場合、稼ぐ方法には多くの制限があり、大きく収益を得るのが難しいです。
3:継続的に稼ぐ難易度
継続的に稼ぐ難易度も、ブログの方が低いです。
noteと比較して、ブログはGoogle検索で訪れる人の割合が大半を占めています。
SEO対策を施して記事を上位表示できれば、何もしなくても24時間アクセスを期待できます。
ネットで検索されたとき、自分の記事がほかよりも検索されやすいような状態にすること。
対してnoteは、TwitterなどのSNSを活用してアクセスを集めるのが基本です。
SNSでの発信をやめてしまうと、アクセスが集まらず継続的な収益化が叶いません。
常にSNSに注力しなければいけないため、かなりの労力を必要とします。
4:運営費用の違い
WordPressブログを運用するには初期費用・運営費用がかかりますが、noteは無料で利用可能です。
ただ、ブログにかかる費用は月々1,000円程度が相場なので、お小遣い程度の費用をかければブログ運営をビジネスとして利用できます。
さらに、ブログを継続すれば、月々の運営費用が気にならないほどの利益を出すこともできますよ。
まとめ:noteの収益化はブログより難しい
この記事では、noteの収益化について解説しました。
最後にnoteを収益化する上で重要な点を、以下にまとめます。
- 収益化の仕組みがたくさんそろっている
- 一番収益化しやすいのは有料note
- ユーザーにとって有益な記事(情報)が売れる
- 創作活動の結果として収益があがる
noteはクリエイターの方におすすめのツールです。
しかし、これから稼ぐことを目的に情報発信するなら、ブログのほうがおすすめです!
というのも、noteは多様な収益化の仕組みを提供しているものの、稼ぐことに特化したツールではないから。
そのため、情報発信で稼ぎたいならWordPressブログがおすすめです!
以下の記事では、WordPressブログを始め方や収益化の方法まで解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【初心者向け】ブログの始め方完全ガイド!立ち上げから収入を得る方法まで以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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