【2022年8月1日更新】「2.インデックス」「2.インデックス最適化」に補足情報を追記。また、読みやすさを改善するために記事全体のテキストを編集し、各所に装飾を追加しました。
こんにちは、T部長です!
「ブログで成果を出すために検索エンジンの仕組みを知りたい……」と悩んでいませんか?
そんな人に向けて「ブログ記事が検索エンジンに登録される仕組みと上位表示を狙う施策」を紹介する記事を書きました。
T部長
この記事は以下のような人におすすめ!
- 検索エンジンの仕組みを知りたい人
- ブログの集客に活用する方法を知りたい人
- 検索エンジンで上位表示を取るための考え方やコツを知りたい人
検索エンジンで上位表示を狙うにあたり、まずはGoogleのビジネスモデルや理念への理解が非常に重要です。
Googleが大切にしている理念への理解を深めると「どんな記事が上位表示されやすいのか」がわかります。
もし「効果があるかわからない施策に時間を割きたくない……」「少しでもアクセスを増やしたい」と思っているなら、ぜひこの記事を読み込んでください。
それでは、どうぞ!
目次
上位表示には「ユーザーの役に立つコンテンツ作り」が必須!
ブログ記事を検索上位に表示させるには「ユーザーの役に立つコンテンツ」を作らなければいけません!
これは、Googleが掲げている理念を見るとわかります。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
引用:Googleが掲げる10の事実
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
上記は、Googleが掲げている10の理念のうち、1番目に記載されている項目です。
かみ砕くと、ユーザーの役に立つ記事を「優遇する」=「上位に表示する」と解釈できます。
では、なぜGoogleがユーザーを一番に考えているかというと、彼らのビジネスモデルに理由があります。
Googleのビジネスモデルを理解しよう
主にGoogleは、企業からの広告費で収益をあげています。
当然、広告を掲載する企業が増えれば収益も上がるため、「ユーザーに役立つサービス」を追及しているというわけです。
たとえば「ユーザーに役立つ記事が上位表示されやすい」とわかれば、多くのサイト運営者はアクセスを集めるために質の高いコンテンツを作りますよね。
そうすれば「Googleの利用者は増える」→「広告を掲載する企業も増える」ため、Googleはユーザーファーストを徹底しています。
Googleは「ユーザの役に立つ記事」を上位表示するため、どんな仕組みでWebサイトやブログの順位を決めているのでしょうか。
以下で解説します。
ブログが検索エンジンに登録される仕組み3ステップ
ブログ記事が検索エンジンに登録されるまでの流れを紹介します。
仕組みを理解しないと上位表示の獲得は難しいので、必ずチェックしましょう!
1.クローリング
「クローリング」とは、Googleのプログラム「クローラー」が定期的にWebサイトを巡回し、情報を集めたり保存したりする仕組みです(Google検索エンジンと仮定しています)。
ネット上にはクローラーがたくさん配置されていて、できる限り多くの記事を検索エンジンに登録するべく、さまざまなサイトを動き回っています。
まずブログや記事を作成したら「クローラーに訪れてもらう」=「クローリングされる」必要があります。
2.インデックス
「クローラー」がWebサイトの情報を取得し、Googleのデータベースに登録することを「インデックス」といいます。
イメージは図書館に近く、いつでもすぐに必要な情報を見つけ出せるよう、集めたデータを整理整頓しています。
記事を本に例えると、下記のとおりです。
- クローラーが「本(記事情報)」を持ち帰る
- 「図書館(データベース)」に「並べる(インデックス)」
上記の流れで図書館(データベース)を拡大しているイメージです。
サイトによってクローラーが訪れる頻度は異なります。
「記事公開後にすぐ訪れる」「1週間以上もインデックスされない」などさまざまです。
基本的には、記事数が増えるにつれてクローラーが訪れるペースも上がります。
3.ランキング
Webサイトの情報をインデックスしたら、検索キーワードごとに最適な記事を適切な順番で表示するために「ランキング(順位付け)」をします。
GoogleではAIが「アルゴリズム = 各記事の検索順位を決めるルール」を導き出し、200以上ある指標をもとに検索順位を決定しているとされています。
- URLが作られてからの年月はどれくらいか?
- オリジナルのコンテンツか?
- ページの表示速度はどれくらいか?
- 頻繁に更新されているか?
- タイトルや見出しにキーワードは入っているか?
- サイト全体で同一ジャンルの情報はどれくらいか?
etc…
ランキングではアルゴリズムをもとに点数が付けられ、高得点な記事から検索順位に反映されます。
ちなみに、アルゴリズムはAIによって常に最適化が繰り返されていて、現在では検索エンジンを作ったエンジニアでも解析できないそうです。
「アルゴリズムを完璧に解析して上位表示を目指す」のは現実的ではないため、「ユーザーの役に立つ記事作り」を徹底してください!
検索エンジンで上位表示を狙うための施策3つ
以下では、検索エンジンで上位表示を狙うための施策を3つ紹介します。
基本の部分を初心者向けにまとめたので、ぜひチェックしてください!
1.クローラー最適化
まずは、ブログにクローラーを呼び込むための施策を紹介します。
クローラーはリンクを頼りにWebサイトを巡回するので、自サイト・外部サイト内での回遊性を高める施策を打つ必要があります。
- Googleサーチコンソールの「インデックス登録をリクエスト(旧:Fetch as Google)」機能を使う
- 良質なコンテンツを作成して自然に被リンクを集める
- 内部リンクを張り巡らせる
- サイトマップを設置する
順に解説します。
被リンクとは
他のサイトから自分のサイトに向けられて設置されたリンクのこと。
内部リンクとは
自分のサイトに向けられて設置された関連性のある記事をつなぐリンクのこと。
サイトマップとは
クローラーにサイト全体の構造を伝える地図のこと。
1:「インデックス登録をリクエスト」する方法
「インデックス登録をリクエスト」は、自分でクローラーを呼び込む唯一の手段です。
この機能を使うにはGoogleサーチコンソールへの登録が必要なので、まだの人は以下の記事を参考にしてください。
WordPressブログとサーチコンソールを連携!設定・活用方法をわかりやすく解説「インデックス登録をリクエスト」の手順は下記のとおりです。
- Googleサーチコンソールにアクセスする
- 上部の検索窓にクローラーを呼び込みたい記事のURLを入力する
- 「インデックス登録をリクエスト」をクリックする
- 「インデックス登録をリクエスト済み」という画面が表示されたらOK!
詳しい手順は下記の記事で解説しています。
【なぜ?】ブログが検索しても出てこない理由と対処法を解説!上位表示させる方法も紹介2:他サイトから被リンクを集める方法
他サイトからあなたのサイトへ向けられたリンクが設置されると、クローラーに訪れてもらいやすくなります。
とはいえ、他サイトから被リンクを得るには良質なコンテンツを作り続けるしかありません。
ブログ記事の書き方については、下記を参考にしてください!
【ブログ記事の書き方】初心者でもプロ並の文章が書ける15のコツ3:内部リンクを張り巡らせる方法
繰り返しになりますが、クローラーはインターネット上のリンクを移動して情報を集めています。
「ほかの記事で説明したい」「関連性のある記事も紹介したい」ときなどは、積極的に内部リンクを設置してクローラーの回遊率を高めましょう!
4:サイトマップを設置する
サイトマップ(厳密にはxmlサイトマップ)とは、サイト全体の構造をクローラーにわかりやすく伝える地図のようなものです。
クローラーがサイトを巡回しやすくする役割もあります。
サイトマップの作り方はいくつかありますが、プラグインを活用する方法が主流です。
具体的な作り方は下記で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください!
WordPressにサイトマップは必要?作成と登録する方法を解説2.インデックス最適化
インデックス時に最も重要なのは、検索エンジンにとってわかりやすい構造になっているかどうかです。
検索エンジンは機械なので、記事の内容を正確に伝えるにはページのHTML構造を最適化する必要があります。
- 「見出し」や「本文」を適切な構造にする
- 「記事タイトル」や「見出しタイトル」に検索キーワードを入れる
- メタディクリプションに検索キーワードを入れる
たとえば、記事の本文が見出し(H2やH3)だらけだと、検索エンジンは「どれが見出しで、どれが本文かわからない」と混乱します。
以下の記事では、インデックス最適化として取り組むべきポイントをまとめています。
ぜひあわせてご覧ください。
【内部SEO対策】ブログ記事で必ず押さえるべきチェックリスト15選記事タイトルや見出しタイトルに検索キーワードを含めすぎるのは要注意です。
検索キーワードを入れ込みすぎると、「キーワードスタッフィング」とみなされる可能性があります。
不正なSEO手法として検索順位に悪影響を及ぼすかもしれないので、キーワードの含めすぎには注意してください。
3.コンテンツ最適化
結局、一番重要なのは「ユーザにとって良質なコンテンツかどうか」です!
「クローラー最適化」「インデックス最適化」は、減点を避けるだけで評価を高めるための施策ではありません。
もし検索エンジンに適切な評価をされたとしても、コンテンツの質が低ければ上位表示の獲得は難しいです。
良質なコンテンツを作るため、まずはユーザーの悩みに合わせた記事の作成方法を覚えましょう。
- 記事のターゲット(想定読者)を決める
- 何に悩んでいるのかを書き出す
- 記事を読んだ後のゴールを決める
- 悩みの解決に適した構成を作る
- わかりやすい論理展開で文章を作成する
上記の作成方法については、以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひチェックしてください!
PV数を増やすブログ記事の書き方完全ガイド!コツ〜テンプレートまで上位表示を狙うコツ:良質な記事を量産しよう
記事の品質が高いからといって、必ずしも上位表示が叶うわけではありません。
記事数など、ブログやサイト全体の充実度も検索順位に影響する可能性が高いです。
そのため、上位表示を狙うには良質なコンテンツを作り続けるのが一番の近道といえます。
ちなみに、立ち上げて間もないサイト(取得したてのドメイン)はドメインパワーが弱いため、数ヵ月たたないと正当な評価を受けられない恐れがあります。
ドメインパワーについては下記で解説しているので、詳しくはそちらをご覧ください。
ドメインでSEO評価は変わる?ドメインパワーについて解説!T部長
裏技的なSEO対策には価値がない
SEO(検索エンジン最適化)といえば、裏技的な施策をイメージする人も少なくないと思います。
- 対策キーワードをたくさん盛り込む
- 不当な手段で被リンクを大量に得る
- 隠しテキストや隠しリンクを設置する
いわゆる「ブラックハットSEO」と呼ばれる手法ですが、現在の検索エンジンはとても賢く、通用しなくなっています。
それどころか、不当な方法で検索順位の改善を試みているとして、「サイト全体の評価を著しく下げる」といったペナルティが科せられる可能性があります。
「ユーザーのためのコンテンツ」を作るのが最短の成功法なので、本質からズレないように注意してください。
検索エンジンを理解してブログのアクセスを増やそう!
今回は、ブログが検索エンジンに登録される仕組みや上位表示を狙う施策を紹介しました。
それでは、今回の記事をおさらいしましょう。
- クローリング
- インデックス
- ランキング
- クローラー最適化
- インデックス最適化
- コンテンツ最適化
「検索エンジンの仕組みや上位表示を叶えるために何をすべきか」への理解は深まったと思います。
しかし、結果を出すには継続的な実践が必要ですし、運に左右されるのも事実です。
だからこそ「PV」「収益」だけを目的にするのではなく、ブログ運営で得られる「経験・スキル」に目を向けて頑張りましょう!
ちなみに、検索エンジンの仕組みを理解したあとは、効率的なアクセスアップを図るために「検索キーワードの選定方法」を学ぶのがおすすめです。
下記で詳しく解説してるので、ブログのPV数を増やしたい人はぜひ読んでみてください!
Google検索ボリュームの調べ方!キーワードの選定方法も解説ブログの始め方を知りたい!実際に始めたい方へ
国内シェアNo.1※レンタルサーバー「エックスサーバー」では2024年12月4日(水)17時まで、サーバー利用料金が半額キャッシュバックされる期間限定キャンペーンを開催中です!
今なら実質月額495円~とお得にWordPressブログが始められます!
.comや.netなど大人気ドメインも永久無料と過去最大級にお得です。
ぜひこのお得な機会にWordPressブログをご検討ください!
※ 2024年10月時点、W3Techs調べ。
当メディア「初心者のためのブログ始め方講座」では、
初心者の方に分かりやすく簡単にブログを始められる方法を紹介しています!
WordPressに使用される国内シェアNo.1サービス「エックスサーバー」の中の人が確実で信頼性の高い情報をお届けしています!
ブログをこれから始める方はこちらの完全ガイドをぜひご覧ください!
【初心者向け】ブログの始め方完全ガイド!立ち上げから収入を得る方法までまた、初心者の方向けにWordPressでのブログ立ち上げがたった10分できる方法も紹介しています!
【たった10分】WordPressブログの始め方|初心者でも簡単に開設できる!ブログの始め方・立ち上げに関する、ご質問・ご相談はボクのツイッターDM( @tbcho_xsv )までお気軽にどうぞ!