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php.ini設定で設定可能な項目について

「php.ini設定」において、設定の変更が可能な項目は下記の通りです。
(直接編集する場合はこの限りではありません。)

display_startup_errors

PHP の起動シーケンスで発生するエラーを表示するかどうかを設定します。

display_errors

PHPプログラム実行時のエラー内容を画面に出力するかどうかを設定します。

On設定
ブラウザ上にエラーを表示することができます。
PHPプログラムの設置やエラーの確認時にご利用ください。
Off設定
ブラウザ上にエラーが表示されなくなります。
PHPプログラムの設置後、運用中はOffに変更することをお勧めします。
error_reporting

PHPプログラム実行時のエラー出力レベルを設定します。

[設定可能な値]

  • E_ERROR … 重大な実行時エラーを表示する。
  • E_WARNING … 実行時の警告メッセージを表示する。
  • E_PARSE … コンパイルの際のパースエラーを表示する。
  • E_NOTICE … 実行時の(致命的ではない)警告メッセージを表示する。
  • E_CORE_ERROR … PHPの起動シーケンスでの致命的なエラーを表示する。
  • E_CORE_WARNING … (致命的ではない)警告を表示する。
  • E_COMPILE_ERROR … コンパイル時の致命的なエラーを表示する。
  • E_COMPILE_WARNING … コンパイル時の警告(致命的ではない)を表示する。
  • E_USER_ERROR … ユーザーによって発行されるエラーメッセージを表示する。
  • E_USER_WARNING … ユーザーによって発行される警告メッセージを表示する。
  • E_USER_NOTICE … ユーザーによって発行される注意メッセージを表示する。
  • E_ALL … 上記全てのメッセージを表示する。
  • E_STRICT … 実行時の注意を表示する。
session.use_cookies クライアント側へのセッションIDの保存に、クッキーを使用するかどうかを指定します。
session.use_only_cookies クライアント側へのセッションIDの保存に、クッキーのみを使用可能とする指定を行います。
session.name クッキーに設定されるセッション名を指定します。
session.auto_start リクエスト開始時にセッションを自動的に開始するかどうかを指定します。
session.cookie_lifetime クッキーの有効期間を(秒単位で)指定します。
0を設定するとブラウザをクローズするまでセッションが有効となります。
session.cookie_path クッキーを有効とするパスを指定します。
ここで指定したパス以下へのアクセスのみクッキーが有効となります。
session.use_trans_sid URLへのセッションIDの設定を自動で行うかを設定します。
mbstring.language デフォルトの言語を設定します。
mbstring.internal_encoding 内部文字エンコーディングを設定します。
mbstring.http_input HTTP入力文字エンコーディング変換を設定します。
mbstring.http_output HTTP出力文字エンコーディング変換を設定します。
mbstring.encoding_translation 内部文字エンコーディングへの変換を有効にするかどうかを設定します。
mbstring.detect_order 文字コード検出を設定します。
mbstring.substitute_character 無効な文字を代替する文字を設定します。
safe_mode プログラムファイルの所有者が、プログラム内の関数によって処理されているファイル及びディレクトリの所有者と同一かの確認を行う設定をします。
max_execution_time 無限ループなどにより永続的に実行されているスクリプトが、強制終了されるまでの時間を秒単位で指定します。
max_input_time スクリプトが POST、GET、そしてファイルアップロードなどの入力をパースする最大の時間を秒単位で指定します。
memory_limit プログラムが使用できる最大メモリ数を指定します。
post_max_size POSTデータの許容最大サイズを設定します。
upload_max_filesize アップロードファイルの許容サイズを設定します。
register_globals 環境変数やGET値、POST値などの、PHPの外部からくる値を全て $変数名 という書式で使用可能とする設定を行います。
この機能は PHP 5.3.0 で 非推奨となりました。
この機能はOffにすることが推奨されています。
magic_quotes_gpc PHPのフォームより文字列データを取得する際、エスケープ処理(「'」や「"」や「\」の前に「\」を追加)を自動で行うかどうかを設定します。
allow_url_fopen URLオブジェクトに対してファイル同様の操作を可能とする設定をします。
file_uploads HTTP ファイルアップロードを可能とするかどうかを設定します。
allow_url_include include関数、include_once関数、 require関数、require_once関数で、URL対応のfopenラッパーが使用できるようになります。

※PHP5.2以降でご利用いただけます。

php.iniにおける初期値について

2017年3月より、(※)の項目における初期値を変更いたしました。
以下の操作時点で本項目で案内する初期値に設定されます。

▼php.ini設定
「php.ini設定初期化」

▼ドメイン設定
「ドメイン設定の追加」「ドメイン設定の初期化」「ウェブ領域・設定の初期化」

項目 初期値
display_startup_errors OFF
display_errors ON
error_reporting※ E_ALL & ~E_NOTICE & ~E_STRICT & ~E_DEPRECATED
項目 初期値
default_charset※ UTF-8
mbstring.language Japanese
mbstring.internal_encoding※ UTF-8
mbstring.http_input※ pass
mbstring.http_output※ pass
mbstring.encoding_translation OFF
mbstring.detect_order auto
mbstring.substitute_character none
項目 初期値
default_mimetype "text/html"
date.timezone "Asia/Tokyo"
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